天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

ショートスリーパー・・・

2018年01月29日 19時53分56秒 | 日記
 タイトルは、野球の遊撃手(shortstop)の事ではありません。
 ネットのニュースを見ていたら、
 昨日付けの毎日新聞医療プレミアムの
 「偉人の“ショートスリーパー伝説”は本当か?」と題する記事に興味を感じました。
 健常成人の適切な睡眠時間は6~8時間ですが、
 5時間未満の睡眠でも日中に耐えがたい眠気や倦怠感を訴えない人を
 ショートスリーパー(短眠者)と呼ぶそうです。

 例えば、フランスのナポレオンは1日3時間、
 発明王のトーマス・エジソンは1日4時間しか睡眠を取らなかったといわれています。
 しかし、ナポレオンの秘書官ブーリエンヌの回顧録には、
 実際のナポレオンは夜から朝にかけて概ね7時間は睡眠を取り、
 昼寝もしていたと記述されているそうです。
 もちろん戦争と内政に明け暮れ、多忙だったナポレオンですから
 1日3時間睡眠という日もしばしばあったでしょうが、
 そのような睡眠不足の時には居眠りぐらいはしていたはずとの事です。
 また、エジソンも昼寝をしていたことが知られていますし、
 他には、午前3時に寝て午前8時に起きていたという
 イギリスの元首相チャーチルも国会議事堂の中に専用ベッドを設けて、
 昼寝をしていたと言われているとの事です。

 記事は、睡眠研究の第一人者である
 久留米大学の内村直尚教授のインタビューを元に書かれていますが、
 同教授の30年以上に及ぶ臨床経験でも、
 真正のショートスリーパーに会った事はないとの事で、稀な存在のようです。

 会社員でも常に1日2~3時間しか寝ていないと言う人はいますが、
 通勤電車の中で立ったまま寝ている人など、
 ほとんどがマイクロスリープと呼ばれる超短時間睡眠を取っていて、
 そうした細切れ睡眠を合計すれば、
 ほとんどの人は1日6時間程度寝ているとの事のです。

 不眠症で、1日2~3時間しか寝られないと訴える人もいますが、
 こうした人は、一気に熟睡する時間は2~3時間でも、
 昼寝などを合計すると6時間以上寝ていることが少なくないそうです。

 僕は小さい頃、眠いと言うと親父から、ナポレオンの例を言われて、
 頑張って起きていろと言われて来ましたが、
 どうやら、これは根拠のない精神論だったようです。

 最近、睡眠負債との言葉が流行っています。
 ご承知の通り、僅かな睡眠不足が積み重なり「債務超過」の状態に陥ると、
 生活や仕事の質が低下するだけでなく、
 うつ病、がん、認知症などの疾病に繋がるおそれがあると言われています。

 出来るだけ十分な睡眠時間を確保する事が大切なのでしょうね。
 僕は宵っ張りの朝寝坊ですが、
 朝早く起きた時は、昼寝をする事が出来るので、
 十分な睡眠時間を確保していると思っています。
 むしろ睡眠は過多かも知れません。
 誰かに譲れると良いのですが。

コメント
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