天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

内閣改造・・・

2012年06月04日 21時29分36秒 | 日記
 今日の午後、野田総理大臣は内閣改造を行いました。
 「国会の会期末も20日を切る重要な局面を迎え、
  社会保障と税の一体改革を含め懸案を前進させるための環境を整備すべく改造した」
 と述べたと報じられています。

 参議院で問責決議を受けた田中防衛大臣、前田国土交通大臣だけの交代では、
 余りにも野党の言いなりの印象があるので、
 外に何人かを巻き込んで、与党としてのメンツを守った改造のように思います。
 自見庄三郎金融・郵政民営化担当大臣、小川法務大臣、鹿野農林水産大臣などは、
 とばっちりを食ったように感じているのではないでしょうか?

 そこまでして野田総理大臣が固執する社会保障と税の一体改革ですが、
 一体と言う割に、僕が分かっているのは消費税のアップだけで、
 特に社会保障の改革案が全く分かりません。
 社会保障については、これからの与野党協議と言う事になるのでしょうが、
 これも本末転倒のような気がしています。
 本来、これこれこのような理由があるから社会保障制度を直し、
 そのためには、これだけの財源が必要だから
 消費税を上げるのだと言うのが普通でしょう。
 しかし、現在はともかく消費税を上げるのだと言う事になっていて、
 正に財務省主導の改革のように感じています。

 昨日、野田総理大臣と小沢元民主党代表の2回目の会談が行われました。
 結果は平行線のままでしたが、
 野田総理大臣は、小沢氏の協力を得る事に見切りを付けて、
 自民党にすり寄った結果が今回の改造なのでしょう。

 野党側は、更に攻勢を強め、
 最低保障年金撤回や後期高齢者医療制度見直し断念を求めて来る事が考えられます。
 この時にずるずると野党の言いなりになっていては、
 民主党政権の独自性がなくなってしまうような気がしますが、
 どの辺が着地点になるのでしょうか?

 僕は、消費税増税に反対です。
 今日も株価が下がっていますが、デフレ経済の下で増税は、
 重態である日本経済が危篤になる怖れがあると考えています。
 その事が日本国民の生活に打撃を与える事は間違いありません。
 この点では、小沢さんの主張の方が妥当だと思います。
 何となくこれまでダーティなイメージの小沢さんですが、
 1回目の会談以降、テレビの出演が増えているようにも思います。
 政治評論家などの話では、苦境に立たされていると言いますが、
 一挙に浮上する事があるでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする