■Effective leadership comes from doing more than the technical work of routine management; it involves adaptive work on the part of the leader, and a willingness to confront and disturb people, promote their resourcefulness, ...のような、"on the part of..."を使った文章をよく目にすると思う。しかし、語法辞典や辞書ではまともな説明を見たことがない。たぶんいちばん詳しい『ジーニアス英和大辞典』でも現象的な説明にとどまっている。いったいこれは何なのだと長いこと思っていたのだが、毛利可信(1972)『意味論から見た英文法』(大修館書店)でようやく発見した。「on the part of~はその前に出る動作をあらわす名詞の意味上の主語を~の所に示すひとつの技術である。これはone'sという意味上の主語が文脈上awkwardとなる場合に便利である」という説明だ。確かに冒頭の例文では、セミコロンの後は結束性を考えるとitで受けるしかないし、the leader's adaptive workとするとleaderの出現がやや唐突に感じる。ただ、それなら主格関係を表す[of]でもいいだろうし、文の形によっては[for}...[to]...というS+V関係を示すやり方でもいいのではないかと思う。まあ主格関係を示すレパートリーのひとつということなのだろう。
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