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「フィリピンの文化、正しく理解して」

2008-02-29 09:42:55 | 多文化共生
 日本ではフィリピンのことがよく知られていない以上に、フィリピンにおいて、いかに日本の評判がよくないかということも知られていない。フィリピンからの人材の受入の前途は多難だ。

(以下、京都新聞から転載)
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Kyoto Shimbun 2008年2月26日(火)
「フィリピンの文化、正しく理解して」
2日、伏見で支援NPOら交流
(写真)
フィリピンデイで使う写真を整理するNPO法人アクセスのスタッフたち(京都市伏見区)

 フィリピンについて知ってもらう「フィリピンデイ」が3月2日、京都市伏見区の市伏見青少年活動センターで初めて開かれる。文化や社会問題を正しく理解してもらおうと、同国の貧困地区で支援活動をするNPO法人(特定非営利活動法人)やフィリピン人留学生らがゲームやフリーマーケット、伝統舞踊を企画し、交流を待ち望んでいる。

 フィリピンは、京都市の外国人登録者数でも3、4番目に多い国になっている。だが、アジアのほかの国に比べて観光資源が乏しく、なじみのうすい印象があるため、同センターがイベントを催すことにした。

 NPO法人「アクセス」(事務局・伏見区)は長年、フィリピンの都市スラムや貧しい農漁村で学校建設や生計を立てるための職業支援などに取り組んでいる。今回、紙を「資源」、はさみやペンなどの文房具を「技術」と仮定し、工作しながら先進国と途上国の格差を学ぶ「フィリピン版貿易ゲーム」のほか、現地の住民がココナツの殻で作った入れ物やアクセサリーなどの販売を行う。現地の写真や活動を紹介するパネルも展示する。

 「京都フィリピン留学生会」のフィリピン人たちは、バンブーダンスを実演し、一緒に楽しむ計画を立てている。フィリピン料理や菓子の販売などもある。

 アクセス理事の野田沙良さん(27)は「フィリピンはテロなどであまりいいイメージを持たれていないかもしれないが、100種類近くの言語があり、多様な文化がある。いろんな方に来てもらい、フィリピンをもっと知ってほしい」と話す。
 午前11時-午後4時。入場無料。

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