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「移民」議論を /愛知

2009-07-31 09:45:26 | 多文化共生
(以下、毎日新聞から転載)
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「移民」議論を /愛知

 27日に発表された民主党のマニフェストに「移民」の2文字はなかった。選挙権のない外国人のことを語っても、票にはならないということか。

 日本国内の外国人登録者数は増加の一途で、08年末には約222万人に達した。製造業の現場で単純労働に従事する外国人は多く、定住者も増えている。だが日本政府は今も「単純労働者は受け入れない」との公式見解を崩さず、日系人や研修・技能実習生などの単純労働者は「例外」との位置づけだ。その結果、子弟の教育や社会保障の分野で対応が遅れている。

 外国人労働者が増えれば、社会保険料の負担減につながるが、多民族が当たり前に暮らす社会を受け入れる覚悟とコストが必要になる。一方、間口を閉ざせば、人口減が進み、高負担の社会になるだろうが、民族対立などのリスクは低い。

 いずれにせよ、政治が決断すべき時はとうに来ている。31日には自民党のマニフェストも発表される。「責任ある与党」としての決断を示すはず、とはとても思えないが。【秋山信一】

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