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上田で外国籍の失業者に食料支援

2009-03-01 22:05:07 | 多文化共生
(以下、信濃毎日新聞から転載)
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上田で外国籍の失業者に食料支援 3月1日(日)

コメを受け取る外国人の男性

 上田市の市民団体「上田市国際交流協議会」と市社会福祉協議会は28日、市ふれあい福祉センターで、急激な景気悪化で失業した外国籍市民を対象に、コメ、リンゴなどの食料を無料で配布した。午後1時からの予定だったが、同センター入り口には1時間前から外国人が並び始め、急きょ30分早く配布を開始。約200人が訪れ、2時間ほどですべて配り終えた。

 上田市はブラジル人を中心に約5200人(1月末時点)の外国人がおり、県内市町村で最多。国際交流協議会と市社協は先月16-27日の間に食料の支援を募り、上田、佐久、松本の各市からコメ約520キロ、リンゴ約300個、缶詰、即席めん、ビスケットなどが寄せられた。

 1人につきコメ1袋(約3キロ)を配布。コメがなくなると、代わりにリンゴや缶詰を配った。2カ月前、埴科郡坂城町の自動車部品製造会社を解雇されたというブラジルの男性(28)は「生活が苦しいので助かる」としながらも、「次の仕事を探しているが見つからない。ブラジルに帰るかもしれない」と話した。インドネシアの男性(32)は「3週間前に上田市の会社を解雇された。小学生の息子と3歳の娘がいるが、失業保険と妻のパートの賃金しか収入がない」という。「4月から娘を幼稚園に通わせる予定だったが、このままでは無理だ」と肩を落とした。

 今月28日に2回目の配布を計画しており、2日から再度食料を募る。国際交流協議会の西沢毅会長(74)は「外国籍市民を取り巻く状況は厳しい。次回はもっとたくさん配れるよう協力をお願いしたい」と話している。

 募集するのはコメや缶詰のように保管が可能な食料。問い合わせはふれあい福祉センター(電話0268・25・2630)へ。

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