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急増する失業者、岐阜市に常設の支援拠点

2009-03-01 22:04:41 | 多文化共生
(以下、岐阜新聞から転載)
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急増する失業者、岐阜市に常設の支援拠点
 2009年03月01日08:31 

 仕事や住まいを失った労働者を支援する「ぎふ派遣労働者サポートセンター・結(ゆい)」が28日、岐阜市美江寺町の県教育会館内にオープンした。大量の派遣労働者が契約期限切れを迎える3月末以降を見据え、支援活動の拠点を目指す。

 同センター事務局によると、常設の事務所を置いて「派遣切り」などの問題に取り組むのは全国でも珍しい試みという。

 同センターは、ぎふ反貧困ネットワークが主体で運営する。解雇された企業との交渉や就職支援、生活保護申請の同行、新居探しなど労働、生活全般の相談を受ける。

 事務所に宿泊場所はなく、開設時間は平日の午前9時から午後5時までだが、こうした拠点をつくることで支援の輪を広げる狙いもある。事務所には支援者から毛布や野菜などの物資が届いており、弁護士の小山哲センター長は「何か支援したいという人はいるはず。温かい気持ちをつなげていきたい」と期待を込める。

 同日行われた記念イベントで、派遣切りに遭った外国人労働者や生活保護受給者らが次々と苦しい胸の内を明かした。大垣市の日系ブラジル人女性は「大垣は安定していると聞いて来たのに3カ月で解雇され、貯金も残りわずか。この現状を多くの人に知ってほしい」と訴えた。

 岐阜労働局によると、昨年10月から今年2月まで、県内の非正規労働者の失職者は約4600人。派遣切りによる失業者への生活保護の支給決定は昨年12月の1件に対し、今年1月は16件に急増しており、県地域福祉国保課は「今後、さらに増えるだろう」とみている。

 「ぎふ派遣労働者サポートセンター・結」への相談や問い合わせは、電話058(264)7350、携帯電話090(9917)4369。

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