多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

保険料免除 在日外国人も平等に

2012-10-18 09:57:05 | 多文化共生
(以下、信濃毎日新聞から転載)
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保険料免除 在日外国人も平等に
10月17日(水)

 全国的に生活保護費の増加が続く中、このところ受給者に厳しい目が向けられがちだ。そんな傾向の表れだろうか。生活保護を受ける在日外国人について国民年金保険料の一律全額免除の対象ではない―との見解を日本年金機構が示した。

 各地での対応に見直しを迫るものだ。国籍によって不利益を生じるやり方は説得力を欠く。

 国民年金の保険料は、生活保護を受けていると「法定免除」が適用され、全額免除になる。年金機構の地方組織である年金事務所は従来、外国人についても自治体が同様に扱うことを認めてきた。

 年金機構はこれを改め、外国人の場合、所得に応じて免除の割合が決まる「申請免除」で対応する考えだ。年金事務所からの照会に対する回答で明らかにした。

 ▽困窮する永住外国人らには日本国民に準じて生活保護を給付しているが、外国人は生活保護法の対象ではない▽国民年金法上、法定免除となるのは生活保護法の対象者なので、外国人は該当しない―としている。

 1959年制定の国民年金法は被保険者を「20歳以上60歳未満の日本国民」と定め、在日外国人を対象外としていた。82年の難民条約発効に伴い、国籍条項が撤廃された経緯がある。

 生活保護法の準用を含め、日本人と外国人の平等を図ってきたのが、これまでの流れだ。国民年金保険料の免除について扱いを別にすることは、これに反する。

 厚生労働省は、申請免除でも実際には全額免除される人が多いとの見方を示す。だからといって、よしとするわけにはいかない。一部しか免除されなかった人が保険料を払えなかった場合、無年金になるといった心配が出てくる。

 年金機構は、外国人の保険料免除について「誤っていたところは正していく」としている。既に法定免除とした件は実態を調べた上で対応を検討する考えだ。さかのぼって支払いを求めたりするようだと、影響は大きい。

 地域で同じように暮らし、税金も納めながら、困窮時に違う対応を受けるのはおかしい。現行では日本人と同様に扱えないのなら、むしろ外国人も生活保護受給時には法定免除の対象になるよう仕組みを見直すべきだ。

 在日外国人を支援する団体からは、生活保護法の国籍条項の撤廃を求める声もある。政府は生活困窮者への支援策や生活保護制度の在り方を検討している。論点に加えることも考えたい。

カンボジア 若手日本人起業家に商機到来 サービス業進出増加

2012-10-18 09:56:39 | 多文化共生
(以下、SankeiBizから転載)
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カンボジア 若手日本人起業家に商機到来 サービス業進出増加

2012.10.17 05:00

キリヤ・カフェの横井朋幸さん(中央)と社員たち=プノンペン(木村文撮影)【拡大】

 日系企業の進出が相次ぐカンボジアで、進出する「業種」が広がりを見せている。不安定な中国情勢や円高に後押しされた形の輸出加工型製造業だけでなく、金融、小売り、美容、飲食、不動産など、カンボジア人や在住外国人10+ 件をターゲットにしたサービス業にも日系企業が増えてきた。

 その中で目立つのが、主に20代後半から30代の日本人による起業だ。右肩上がりの経済成長を遂げる国で、ビジネスチャンスをつかもうと奮闘している。

 ◆国自体がベンチャー

 首都プノンペンの高級住宅街「ボンケンコン地区」、カフェ通りとも呼ばれる激戦区の51番通りに、100席を擁するカフェ「キリヤ・カフェ」を開いた「トライアジアグループ」最高経営責任者(CEO)の横井朋幸さん(33)も、起業家の一人。愛知県出身の横井さんは、大学在学中に広告出版会社を起業し、2009年には東京でコンサルタント会社を起業したが、11年に株式を譲渡し、それを元手にカンボジア進出を決めた。

 10年までは、日本では企業の進出先とあまり認識されていなかったカンボジアだが、横井さんは旅行で訪れて驚いた。急激に変化する社会の勢いを感じたという。「当初は13年から海外進出を、と考えていましたが、それでは機を逃すと思った」

 次にカンボジアを訪れた11年にはもう進出の準備を始めていた。横井さんは「規制がほとんどなく、次々に外国資本を受け入れる。国自体がベンチャー企業のような雰囲気で、自分のやりたいことと親和性が高い、と感じた」と話す。

 トライアジアグループは、横井さんを含む日本人3人が共同経営にあたる。社員は経営陣を含む日本人6人、カンボジア人6人。加えてカフェのスタッフが40人余りの大所帯だ。キリヤ・カフェ1号店を11月にオープンさせた後、来年は偶数月にプノンペンで1店舗ずつ計6店舗を増やす計画。さらに業態の違う飲食店3店も来年中にオープンさせる。将来的には、コーヒーの自社農園を持ち、良質なカンボジア産コーヒー豆を輸出する企業にまで育てたい考えだ。

 ◆閉塞感から飛び出す

 「カンボジアはタイやベトナムと比べて人口が少ない。でも、中小企業にとっては国の規模はあまり関係なく、自分の商圏にどれだけターゲットとなる客がいるかが問題。人口が集中するプノンペンには、ベンチャービジネスを展開するのに十分な市場があるとみている」(横井さん)

 それにしても、プノンペンでは飽和状態に見えるカフェ業界、しかも地元資本や世界チェーンの人気カフェが町角に立ち並ぶ通りという厳しい立地を、なぜ、あえて選んだのか。

 「プノンペンのカフェ需要はまだ拡大している。外国人やカンボジア人の富裕層だけでなく、その後ろに控える分厚いミドルクラスの人々がコーヒーを飲み始めるのはこれから」と横井さんは言う。だから、キリヤ・カフェではドリップコーヒーを1ドル(約80円)で提供する。同じ通りの店ならその倍以上する。キリヤのすべてのメニューが安いわけではないが、間口を広くして、より多くのカンボジアの人々にカフェを利用してもらうためのサービスだ。

 一方で、カフェが並び立つからといって差別化を意識はしない。「差別化戦略は、競争過多で市場が伸びない場合にとるもの。ここは市場がまだ拡大しているのだから、差別化よりも、商品、店内の設備、サービス、すべての面で平均点以上のものを提供することで抜きんでることを目指す」

 こう語る横井さんは、カンボジアでの起業について、「閉塞(へいそく)感のある日本から飛び出し、東南アジアを生活の場、生活の手段とする。ここに活路があることを証明するロールモデル(模範)になりたい」と目を輝かす。カンボジアに引かれるのは「今日よりも明日が良くなるという希望があるから」。その言葉からは、途上国を援助の対象としてみてきた日本人の「東南アジア観」が、大きく変わりつつあるのを感じる。(在カンボジア・ジャーナリスト 木村文)

ココロとカラダの対話~小さな声に気づくために~

2012-10-18 09:53:20 | ダイバーシティ
(以下、JPCA日本ピア・カウンセラー協会ブログから転載)
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ココロとカラダの対話~小さな声に気づくために~

JPCAでは「自力整体教室」を月3回(定期2回、不定期1回)開催しています。今回、みなさまに自力整体の魅力を広く知っていただくため、由宇さんと私、柴垣が教室にお邪魔し、ナビゲーターの水戸さんのお話をお伺いしてきました。
教室は90分コースですが、実際に体験してみると、のんびりと濃厚な時間を満喫しながらも、あっという間に終了時刻になってしまいました。
「自力整体」というと、言葉の語感から、「自分の力で行う整体術」という感じがして、身体をゴリゴリバキバキと強制的に矯正していく印象を受けますが、さにあらず。実に心地よいものです。身体の関節や筋肉をほぐしつつ、自分で自分を診て、凝りやゆがみのない柔らかい身体になっていくものです。

教室が始まると、水戸さんが静かにナビゲートしてくださり、「左手をまっすぐに前に伸ばし…」、「右足のかかとをお尻につけます…」と、その都度、水戸さんの姿を確認しなくても、正しい動き方ができます。そして、ときおり「呼吸は止めないで、ゆっくりと息を吐きます」、「このとき背中は曲げないようにおへそを突き出す感じで伸ばしましょう」と、よいタイミングでのアドバイスがあります。
スポーツ競技におけるストレッチでは、大きな筋肉を伸ばし、怪我の予防をしていきますが、自力整体では、手の指や手の甲、指をほぐすといった動きをしていく中で、最終的には胸郭や骨盤の隙間が開き、体幹が伸びていくということが実感できます。体験してみると、実に不思議な感覚でした。
使う道具はタオル1本。マットは水戸さんがご準備してくださいます。動きやすい服装で、教室に参加するだけで、身体と心の心地よさを得ることができ、次の仕事や活動の活力の源となりますよ。

教室の終了後、水戸さんにお話をお伺いしました。



---ヨガや瞑想、ストレッチにも似ていますが、あまり難しさを感じませんでした。

(水戸)-そうですね。自力整体自体がいろいろと変化していることもありますが、ヨガの要素を取り入れたり、食事のことを取り入れたり、いろいろないいものを取り入れながら、変化してきています。5年前の自力整体と今のものは異なっています。自分自身の身体と心との対話を大切にしているので、気持ちよく、心地よいものになっているのだと思います。

---「整体」という言葉から、バキバキと無理やり体のゆがみを直していくものだと思われると思いますが。

(水戸)-最終的には、身体のゆがみを取っていくことにはなりますが、曲がっているからといって、身体が痛がる方向に無理に捻じ曲げることはしません。むしろ、心地よく感じる方向に体をほぐしていく中で、身体を小さく揺さぶり、徐々に可動域を広げていくというやり方なので、痛みを感じることなく、ゆがみが取れるのです。

---「うつ」の人に、気分転換のために運動を勧めてはいけないといわれますが、自力整体は、とても気持ち良いものに思われます。

(水戸)-「うつ」状態にあるときには、身体も縮こまっていて、よいエネルギー(気)が身体に入ってこない状態です。身体にエネルギーがない状態(=ガス欠状態)で、一念発起して、スポーツジムに行っても、長続きするはずがありません。自力整体では体をほぐし、身体にエネルギーが充填できるようになりますし、なにより気持ち良さを感じることで、また次もやってみようかな、という気持ちになれます。無理せず、自分と対話していくことが、うつの人にもよい効果があると思います。

---「うつ」状態までいかなくても、仕事が多くて、すごく眠かったり、元気を出そうと、たくさん食べて、たくさんの人と話をして疲れることもあるのですが。



(水戸)-各個人のエネルギーの総量は決まっているといわれています。そして、歳を取るとともに、エネルギーの総量は減っていくようです。ですから、若いときにたくさん食べて、活動的に行動できたとしても、歳を取ると、同じようには活動できないのです。
また、エネルギーの総量が決まっているので、仕事のために脳にばかりエネルギーを使ったり、たくさん食べて、消化のためばかりにエネルギーが使われると、バランスが失われ、他の活動ができなくなるのです。だるくなったり、眠くなったり。食べる量を落とすと、消化に回っていたエネルギーが排泄に回り、内臓がすっきりしますし、消化器系がすっきりすれば、脳に回るエネルギーも出てきます。そして、疲れたときは、とにかくぐっすりと休むことが大切です。

---エネルギーの総量が決まっているというのは、とても納得できます。年齢とともに、できなくことも増えてきますが、上手な使い方を学んでいけばいいということですね。でも、一時的にエネルギーが枯渇しているような状態に陥ることもあると思います。

(水戸)-エネルギーが枯渇しないように、常に身体をチェックして、心の声を聴いていくことが大切ですが、一時的にエネルギーを増やすこともできます。例えば、映画を見たり本を読んだりして感動するということで、エネルギーが増えます。バランスを整えながら、ときおり感動するなどの自分自身がリフレッシュできるような時間を持つことが大切ですね。

---自力整体が心身にとって、とてもいいことがわかりましたが、毎日、やった方がいいのでしょうか。

(水戸)-大きな病気をするまえには、必ず身体の凝りや痛みの前兆が現れます。こうした声を聴くことが大切なのですが、そのために、毎日、自力整体をするというよりも、毎日、自分の時間を持つということが必要です。日常生活の中では、知らず知らず、いろんなストレスや悪影響を及ぼすものにさらされています。こうしたことを取り除くことは非常に困難なので、毎日、きちんと自分と向き合う、自分だけの時間を持つことが大切だと思います。

この後、水戸さんとの話はまだまだ続き、とてもディープな世界を垣間見ることができました。
カウンセリングと自力整体は、とても親和性が高く、互いに補完し合うことができるものだなーと実感いたしました。
自分の身体と対話してみる、カウンセラーと対話してみる、そうした中から、ステキになっていける自分を見出し、一歩一歩、歩みを進めてみる。
こんなことを実感できた自力整体教室でした。

・自分自身のポジションがよくわからない。
・周囲の人間関係と折り合いがつかない。
・自分自身を向上させていきたい。

こういった人は、ぜひ、一度、体験されることをお勧めいたします。
自力整体へのお申し込みは、当ブログからできます。
1回の参加で気付くこともありますし、続けていく中で、積み重ねられて構築されていくものもあります。まずは、体験してみましょう!