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日本旅館協会、外国人宿泊客サポート費用保険で電話通訳サービス

2012-10-04 09:38:16 | 多文化共生
(以下、Travel visionから転載)
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日本旅館協会、外国人宿泊客サポート費用保険で電話通訳サービス-12月から
2012年10月3日(水)

 日本旅館協会は、12月1日から24時間365日対応の電話通訳サービスを開始する。これは、同協会と損保ジャパンが共同開発した「外国人宿泊客サポート費用保険」利用者に対し、付帯サービスとして、電話通訳サービスを展開するブリックスが提供するもの。英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5ヶ国語で対応する。

 保険では医療機関の医師、看護師と外国人宿泊客の電話通訳費用を補償。電話通訳費用が発生した場合に限り、医療機関まで往復した公共交通機関の交通費も補償対象となる。

 なお、日本旅館協会は、10月1日に国際観光旅館連盟と日本観光旅館連盟が合併し発足した一般社団法人。国内外への情報発信を実施し、国内宿泊業界の発展をはかっていく。

日本語教室:NPO団体、直方に設立へ

2012-10-04 09:37:51 | 多文化共生
(以下、毎日新聞から転載)
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日本語教室:NPO団体、直方に設立へ 定住外国人ら対象、ボランティアに説明会--来年1月開校予定 /福岡

毎日新聞 2012年10月03日 地方版

 結婚などを理由に日本に定住する外国人などを対象にした日本語教室が、直方市に設立される。運営を担うボランティア向けの説明会が1日あり、約40人が参加した。開校は来年1月の予定。【小畑英介】

 県内から日本語教室「空白区」をなくそうと、県国際交流センター(福岡市)がNPO法人・女性エンパワーメントセンター福岡(同)に委託し、08年度から取り組んでいる。

 エンパワーメントセンターはこれまで田川市など9カ所の開設に携わった。松崎百合子理事長は説明会で「県内全域に海外出身者がいるが、孤立状態になる人もいる。日本語が学べて、友達づくりもできる場が必要だ」と話した。

 参加者は10月中旬から3月まで、元青年海外協力隊員らから10回のセミナーを受け、実践的な教え方を学ぶ。直方市や飯塚市などから集まった参加者は「海外生活で困ったことがあるので、同じ境遇の人がいれば支援したい」などと意欲を語った。

〔筑豊版〕

離職中の中国人ワーカーに無料で食事を支給

2012-10-04 09:37:30 | 多文化共生
(以下、Searchinaから転載)
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【シンガポール】離職中の中国人ワーカーに無料で食事を支給

  ゲイランのコーヒーショップ2軒で毎日、中国人ワーカー30人~40人に昼食と夕食が無料で支給されている。支給される食事は野菜、肉のおかずにご飯またはシャオビンと呼ばれる中国のパン、そしてスープ。これは慈善団体ヘルスサーブ(HealthServe)によるゲイラン・フードプロジェクトの一環で、中国人ワーカーの大部分は、ケガなどのため職に就けない状態にある。

  このプロジェクトは2011年初め、何日間もまともな食事にありつけない外国人ワーカーのために始められた。ゲイランが選ばれたのは、中国人ワーカーに人気の場所だからという理由だ。

  当初は、食事は通常価格2.80Sドルの食事を2.50Sドルで販売され、1人のボランティアの医師が食事代を払っていた。しかし、無料の食事を求めて集まるワーカーが増えたため、ヘルスサーブが寄付を募ることにし、そして7月、移民労働者センター(MWC)がゲイラン・フードプロジェクトの資金提供に同意した。

  食事に集まるワーカーの多くは特別なパスを持ち、ケガや上司との関係などのために働けず、現在は補償を待っているという状態にある。だが、その解決までに4ヵ月から1年を要する。法律では、係争中は雇用主が住居と食費を外国人ワーカーに支給しなくてはならないことになっているが、ワーカーよると、すべてのケースに適用されるとは限らないという。

  リトルインディアの2軒のレストランでも別の慈善団体によって、バングラデシュやインド出身のワーカーのために無料の食事支給プロジェクトが行われている。(情報提供:AsiaX)

大人の発達障害(中)「イイトコ」褒め合い自信に

2012-10-04 09:37:00 | ダイバーシティ
(以下、読売新聞から転載)
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大人の発達障害(中)「イイトコ」褒め合い自信に

当事者会で会話力アップ

「イイトコサガシ」での会話のルールを説明する冠地さん(左)。発達障害以外の人も参加でき、明るく楽しい雰囲気を大切にしている(東京都豊島区で)

 「青春時代って何歳から何歳までだと思います?」「私は中高生ぐらいをイメージしますね」「そうそう。文化祭で盛り上がったり――」

 向き合って座る2人がにこやかに話している。今月中旬、発達障害の当事者で作る会「イイトコサガシ」が東京都内で開いた集まり。コミュニケーション能力を高めようと、主に20~30歳代の発達障害者ら12人が参加した。直前に「青春」というテーマを与えられ、会話する。「興味がない」「知らない」は禁句だ。

 5分間の会話が終わると、見ていた他の参加者が、「うまい具合に次の会話を引きだしていた」「身ぶり手ぶりを交えた話し方が伝わりやすかった」などと良かった点を探して次々と褒めていく。批判やアドバイスはしない。

 「発達障害の人は自分のことばかり一方的にしゃべるなどして失敗しがちです」と、主宰者の冠地情(かんちじょう)さん。アスペルガー症候群と注意欠陥・多動性障害の当事者だ。集まりは、これまでの生活で叱られたり注意されたりして失った「自己肯定感」を取り戻す狙いもある。「楽しく会話のスキルを身につけ、自信をつけてほしい」と冠地さん。

 同会の活動にアドバイザーとしてかかわる臨床心理士の南和行さんは「同じ立場の人が安心して参加し、発言できるのが当事者会のメリット。リラックスした雰囲気だから効果も高まる」と話す。

 同会は2009年に発足、こうした集まりを約280回開いてきた。ユニークなのは発達障害以外の人でも参加できる点。コミュニケーション不足は社会全体の課題で、障害の有無を超えて、お互いの接し方を考える機会にしたいという思いからだ。

 発達障害の当事者会は各地で増えている。形態は様々で仲間同士の「居場所」としての機能を重視しているケースや、講演会などを企画して啓発に力を入れている団体もある。

 発達障害者の就労支援活動をする「Necco(ネッコ)」(東京都新宿区)が月2回開いている「当事者研究会」は、「自分をどう表現するか」をテーマに据える。

 会を主宰する綾屋(あやや)紗月さんを進行役に「部屋の片付け」「恋愛」「自分一人の時間と空間」などについて自分の状況を説明したり考えを表明したりする。あらかじめ発表者を決めている場合も参加者がランダムに話す場合もある。

 アスペルガー症候群の綾屋さんは「コミュニケーションの行き違いで、不利な立場に置かれるのは発達障害者の側。障害の特性も含め自分を『研究』し、説明できるようになれば、もっと生きやすくなるのではないか」と語る。

 当事者会のネットワーク作りを模索する動きもある。「熊本県発達障害当事者会Little bit」は福岡県や宮崎県の団体と月1回、交流会を開催。東京を拠点とする「イイトコサガシ」や北海道の団体とも交流している。

 同会顧問で精神保健福祉士の山田裕一さんは「多様な目的や意義を持つ当事者会がつながり、1人が複数の団体を行き来できるのが理想。しかし、現実は会場の確保にも苦労しており、行政などの支援がさらに必要だ」と話す。

(2012年10月4日 読売新聞)