多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

結婚登録の数が史上最多、外国人同士、異人種間結婚が増加

2012-10-02 09:08:51 | 多文化共生
(以下、Searchinaから転載)
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【シンガポール】結婚登録の数が史上最多、外国人同士、異人種間結婚が増加

  2011年は2万7,258組が結婚し、公式に登録された数としては1965年のシンガポール独立以来、最多となった。そのうち、1,914組は新郎新婦ともにシンガポール人でも永住者でもない外国人同士の結婚だった。この数字は10年前の790組2倍以上に増えている。一方、シンガポール人や永住者の結婚の数は減少し、独身のままでいる傾向が強くなっている。

  シンガポール人と永住者の独身男性(年齢15歳から44歳まで)の1,000人中、昨年結婚したのは43.7人で2001年の47人から減った。また、同様に独身女性の場合も2001年は46.3人から41.4人に減っている。

  なお、結婚したシンガポール人に関していえば、異人種間の結婚が増加の傾向にある。2011年は5組に1組が異人種間の結婚で、2001年の8組に1組から顕著に増えている。シンガポール人同士の異人種間結婚よりも、シンガポール人と外国人のカップルが多い。

  2011年異人種間結婚の内訳(カッコ内は2001年のデータ。その他は華人、マレー系、インド系。ユーラシアン、白人以外の人種)

性同一性障害に配慮した保険証交付 松江市の上田さんに

2012-10-02 09:08:25 | ダイバーシティ
(以下、朝日新聞から転載)
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性同一性障害に配慮した保険証交付 松江市の上田さんに

 心と体の性が一致しない「性同一性障害」と診断され、戸籍上は男性だが女性として生活をしている松江市の上田地優(ちひろ)さん(54)に対し市は1日、表面の性別記載欄に「裏面参照」、裏面に戸籍上の性別を印刷した国民健康保険証を交付した。

 上田さんは5年前から「女性」と表記するよう厚生労働省や市に求め、市は今年7月、厚労省の了承を得て性別欄に「裏面記載」、裏面の備考欄に「戸籍上の性別男(性同一性障がいのため)」と手書きした保険証を交付した。

 厚労省は各都道府県や健康保険組合に出した9月21日付通知で、戸籍以外の性別表記は認めない一方、保険者がやむをえない理由があると判断した場合、「裏面参照」といった表記で配慮をしてもよいとした。記者会見した上田さんは「新たな記載方法が制度化されたことは大きな進歩」と一定の評価をした。(藤田絢子)

発達障害児の学校生活 家族はどう支援?

2012-10-02 09:07:56 | ダイバーシティ
(以下、中国新聞から転載)
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発達障害児の学校生活 家族はどう支援?
2012年10月2日


 「息子のとっぴな行動に『変な子』『親のしつけがなってない』と学校で周囲の反応は冷たい」-。発達障害の長男(9つ)を育てる母親(43)からの手紙が生活部に寄せられた。母親は「障害への理解がもっと広まってほしい」と訴える。発達障害の子や家族が、もっと生きやすくするにはどうすればいいか-。専門家に聞いた。 (宮本直子)

 長男は都内の公立小四年生。一年の時に広汎性発達障害の一つであるアスペルガー症候群と診断された。

 母親は「見た目は普通の男の子だけど、こだわりが強く、切り替えが苦手」と言う。特に時間へのこだわりが強く、学校で時間割通りに授業が進まないとパニックになり、うろうろしたり、声を上げてしまいがち。ほかの子から「変な子」と見られ、からかわれたり、いじめの対象になったこともある。

 こだわりは長所でもある。「時間に正確な鉄道が大好き。乗り換えなどの知識は驚くほど」と言う。

 学校の授業についていくのは大変。教師のクラス全員への指示が理解しづらい。区に要望し、週に何回か支援員がマンツーマンで付く。「○○ページだよ」など、支援員の声掛けでやっとついていける。週一回は障害に応じた指導が受けられる学級のある別の小学校へ通う。

 母親は「校長や担任ごとに障害への理解度が違う。相談するが、先生が代わったらまたやり直し」と苦労を打ち明ける。

 長年発達障害の児童を診てきた東京小児療育病院(東京都武蔵村山市)の赤星恵子副院長は「発達障害は生まれ持った脳の機能障害。本人のせいでも、親のしつけのせいでもない。周囲はその子の特性を受け止めてほしい」と訴える。

 発達障害の子は「困った子」のレッテルを貼られ、家庭でも学校でも叱られることが多いとされる。赤星さんは「そういった環境で育つと、思春期ごろになって『自分は何をやってもだめ』『生きている価値がない』と屈折し、故意に人を怒らせる態度を取ったり、うつ状態など二次障害に発展してしまう可能性がある」と指摘する。

 それを防ぐには、障害に早期に気付き、その子の特性を理解して周囲が支援していくことが大事。家族も病院などで専門家と話すと気分的に楽になる。赤星さんは「その子の特性を一緒に考え、育て方のコツを親とじっくり話し合っていく。同じ悩みを持つ親同士の交流も大きな助けになる」と話す。

 発達障害の人たちを支援する日本発達障害ネットワーク理事長の市川宏伸さんは、学校では積極的に教師と話し合うことを勧める。「まずは担任に相談する。診断名を出す必要はなく、苦手なこと、逆に得意なことなど、子どもの特性をありのままに伝えて」とアドバイス。ほかの保護者には担任から伝えてもらう。

 学校では、教師の役割が重要だ。「『Aくんって電車のことなら一番詳しいね』など、いい所を見つけてあげてほしい、と教師に伝える。そういう態度がほかの子たちにも伝わる。一方で、通常学級の教師も障害について勉強し、理解することが不可欠」と市川さんは話している。