(以下、下野新聞から転載)
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外国人児童生徒適応指導教室棟が完成 小山の城東小
(4月14日 05:00)
【小山】市が城東小に建設していた外国人児童生徒適応指導教室棟「かけはし」が完成し十三日、記念式典が行われた。同教室は昨年から市が進める、来日して間もない外国人の子どもの「不就学」対策の一環。通学する十三人の児童生徒は大喜びで、早速真新しい教室で日本語の授業に臨んだ。
現在、市内小中学校に在籍する外国人の子どもは二百六十二人。このうち日本語がほとんど話せない子どもに、基礎的会話と学校生活に適応した生活習慣を身に着けてもらう。東日本では初の試みで昨年四月、同校の空き教室で開設し二十二人が修了した。対象者増と中学生にも対応するため、約四千万円をかけ教室棟を建設した。
同校校庭西側に建てられたかけはしは、木造平屋で延べ床面積約三百二十平方メートル。二つの教室と職員室、トイレ、面談室などを備え、内部は普通の学校とほぼ同じ作りだ。現在ここで学ぶのはペルー、ブラジルなど四カ国の児童十二人、生徒一人。二-六カ月程度学び、在籍校に戻ってもらう。
この日の式典では大久保寿夫市長が「一生懸命勉強し、やがて小山市民として立派な大人に成長してください」とあいさつ。フィリピン国籍で旭小六年のテノリオ・ゼドリック君(11)が「たくさん日本語を覚えて、多くの友達をつくり楽しく勉強したい」と、しっかりした日本語で感謝の言葉を述べた。この後、関係者がテープカットし完成を祝った。(大平正典)
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外国人児童生徒適応指導教室棟が完成 小山の城東小
(4月14日 05:00)
【小山】市が城東小に建設していた外国人児童生徒適応指導教室棟「かけはし」が完成し十三日、記念式典が行われた。同教室は昨年から市が進める、来日して間もない外国人の子どもの「不就学」対策の一環。通学する十三人の児童生徒は大喜びで、早速真新しい教室で日本語の授業に臨んだ。
現在、市内小中学校に在籍する外国人の子どもは二百六十二人。このうち日本語がほとんど話せない子どもに、基礎的会話と学校生活に適応した生活習慣を身に着けてもらう。東日本では初の試みで昨年四月、同校の空き教室で開設し二十二人が修了した。対象者増と中学生にも対応するため、約四千万円をかけ教室棟を建設した。
同校校庭西側に建てられたかけはしは、木造平屋で延べ床面積約三百二十平方メートル。二つの教室と職員室、トイレ、面談室などを備え、内部は普通の学校とほぼ同じ作りだ。現在ここで学ぶのはペルー、ブラジルなど四カ国の児童十二人、生徒一人。二-六カ月程度学び、在籍校に戻ってもらう。
この日の式典では大久保寿夫市長が「一生懸命勉強し、やがて小山市民として立派な大人に成長してください」とあいさつ。フィリピン国籍で旭小六年のテノリオ・ゼドリック君(11)が「たくさん日本語を覚えて、多くの友達をつくり楽しく勉強したい」と、しっかりした日本語で感謝の言葉を述べた。この後、関係者がテープカットし完成を祝った。(大平正典)