多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

「あかん」てどんな意味? 留学生に関西弁講座

2009-04-16 08:56:53 | 多文化共生
(以下、47NEWSから転載)
================================
「あかん」てどんな意味? 留学生に関西弁講座

 「あかん」「分からへん」ってどういう意味? 来日後に初めて触れた関西弁に戸惑う外国人留学生を対象に、流通科学大(神戸市西区)は15日、「留学生のための関西弁講座」を開いた。

 流通科学大では留学生が年々増加中。母国で標準的な日本語を学んできた留学生は、独特の抑揚や文法を持つ関西弁が理解できないケースがあり、これまで多くの相談が大学側に寄せられてきたという。

 講座は同大学で初の取り組みで、中国やサウジアラビアからの留学生50人以上が受講した。

 大阪YWCA日本語専任講師氏原庸子さんが関西の地域性や関西弁の文法、使い方を説明。「あかん」と「ちゃう」の違いや、語尾に「はる」を付けると簡単な敬語になることなどを教えると、留学生はうなずいたり、熱心にメモしたりした。
2009/04/15 18:55 【共同通信】

ブラジル人の子ども支援で提言 学習の場設置を

2009-04-16 08:56:37 | 多文化共生
(以下、47NEWSから転載)
================================

ブラジル人の子ども支援で提言 学習の場設置を

 経済的な理由からブラジル人学校に通えなくなった子どもを支援するため、文部科学省の国際教育交流政策懇談会は15日、子どもを一時的に受け入れ、日本語などを学べる場を提供する「虹の架け橋教室」(仮称)を設けるよう、塩谷立文科相に緊急提言した。

 塩谷文科相は「日本語教育と生活支援の充実は重要。補正予算に取り入れ、できる限りの対応をしたい」と述べた。

 提言は、群馬や静岡、愛知、岐阜各県などの外国人が多く住む地域に今後3年間、教室を設けるように求めている。

 義務教育段階の子どもを対象に原則半年間、日本語指導のほか、ポルトガル語での教科指導なども実施。公立学校への転入を円滑にするほか、景気回復後にブラジル人学校へ復帰できるようになるまでの間、子どもが教育を受ける機会を失わないようにする。
2009/04/15 17:15 【共同通信】

失職の外国人住民を支援 豊橋の団地自治会が日本語教室

2009-04-16 08:56:11 | 多文化共生
(以下、中日新聞【愛知】から転載)
================================
失職の外国人住民を支援 豊橋の団地自治会が日本語教室

2009年4月15日

講師(左)に続いて会話例文を反復練習する日系ブラジル人ら=豊橋市中岩田の県営岩田団地で
写真

 日本語を学んで、再就職に役立てて-。景気悪化で失職した外国人住民を支援しようと、豊橋市中岩田の県営岩田団地の自治会が日本語教室を開いている。60人ほどいる生徒は週1回団地集会場に集まり、「あいうえお」から学習を始めている。

 同団地は670世帯中、4割が日系ブラジル人ら外国人住民が占める。教室開催は昨年末、元自治会長の小池真宏さん(70)が彼らから「派遣契約が切れた。仕事を探したいので団地で日本語を学べないか」と相談されたのがきっかけ。

 自治会に話し、市でポルトガル語通訳相談員をしている団地住民ら6人に講師を依頼した。教材や復習用プリントは手作りし、片仮名・平仮名の書き取りと会話を1時間ずつ教えることを決めた。

 「あなたは、とよはしでんこうの、はんちょうですか」。集会場では、集まった生徒が講師に続いて会話例文を反復したり、黒板に書かれた平仮名を書き取ったり。練習を繰り返して、日本語を習得しようと必死だ。

 自動車関係で派遣社員をしていたクボ・アドリアナさん(37)も「難しいけど、日本語を覚えて再就職に役立てたい」と真剣な表情。教室開催から2カ月近くたち、小池さんは「最近、参加者の語彙(ごい)が増え、進歩してきた」と成果を感じている。

 教室の目標は、5月までに平仮名・片仮名をマスターすること。その後は、漢字学習へと進む。小池さんは「教室で日本語を学び、就職できたらうれしい。就職後も日本人とうまくコミュニケーションを取って仕事を長く続けられるよう、支援していきたい」と話している。

 (世古紘子)