(以下、中日新聞【石川】から転載)
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外国人生徒の学習支援 小松市国際交流協
2009年4月27日
外国人の生徒のための学習環境について意見を提案する参加者=小松市小寺町のこまつまちづくり交流センターで
写真
県内で初 金大生ら講師役
小松市国際交流協会(KIA)は、日本語が不自由な中学生や高校生のために「外国人生徒学習支援」に乗り出す。支援に賛同した金沢大や金沢学院大の学生が講師役となり、ボランティアとして週に一回程度、数学や国語、日本史などを教える。協会などの団体が中心となり、学習支援をするのは県内で初めてという。
二十六日には小松市小寺町のこまつまちづくり交流センターでミーティングがあり、日本語教師やブラジル人の生活相談補助員、学生ら二十人が参加。文化背景が違う中で教育する難しさや家庭環境の複雑さ、平易な日本語で教える重要さなどについて話し合った。
受講料は無料で学生はすべてボランティア。KIAは「生活者としての外国人のための日本語教育事業」として文化庁に補助金支援を申請中で、それまではKIAが学生の交通費や保険料を負担する。
KIAは四月中旬に、市内の各中学校と高校を通じ、生徒にアンケートを実施。同市内のブラジル人やフィリピン人、中国人など八人が応募した。
金沢大経済学部四年の西晴香さん(21)は「一年間台湾に留学した経験を生かし、日本での生活に自信を持ち、笑顔になってもらえるようできることをしたい」と意欲をみせる。
応募したブラジル人の松陽中三年のベラ・マルセラさん(14)は「日本人と同じように、私もどうしても高校に行きたい。こんなに多くの人が応援してくれて本当に心強い」と話した。 (増田育子)
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外国人生徒の学習支援 小松市国際交流協
2009年4月27日
外国人の生徒のための学習環境について意見を提案する参加者=小松市小寺町のこまつまちづくり交流センターで
写真
県内で初 金大生ら講師役
小松市国際交流協会(KIA)は、日本語が不自由な中学生や高校生のために「外国人生徒学習支援」に乗り出す。支援に賛同した金沢大や金沢学院大の学生が講師役となり、ボランティアとして週に一回程度、数学や国語、日本史などを教える。協会などの団体が中心となり、学習支援をするのは県内で初めてという。
二十六日には小松市小寺町のこまつまちづくり交流センターでミーティングがあり、日本語教師やブラジル人の生活相談補助員、学生ら二十人が参加。文化背景が違う中で教育する難しさや家庭環境の複雑さ、平易な日本語で教える重要さなどについて話し合った。
受講料は無料で学生はすべてボランティア。KIAは「生活者としての外国人のための日本語教育事業」として文化庁に補助金支援を申請中で、それまではKIAが学生の交通費や保険料を負担する。
KIAは四月中旬に、市内の各中学校と高校を通じ、生徒にアンケートを実施。同市内のブラジル人やフィリピン人、中国人など八人が応募した。
金沢大経済学部四年の西晴香さん(21)は「一年間台湾に留学した経験を生かし、日本での生活に自信を持ち、笑顔になってもらえるようできることをしたい」と意欲をみせる。
応募したブラジル人の松陽中三年のベラ・マルセラさん(14)は「日本人と同じように、私もどうしても高校に行きたい。こんなに多くの人が応援してくれて本当に心強い」と話した。 (増田育子)