鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第2828回】 権利と義務

2018年09月27日 | 住宅コンサルタントとして

人として生きている上で、いろんな権利を国は認めてくれています。

 

ただ、権利を享受するには、その大前提として義務を果たしていなければならない、

という認識が社会全体でちょっと薄くなっているような気がします。

 

例えば、有給を使う場合、もちろん有給は労働者に権利として認められていますが、

その大前提としては会社の業績向上や周囲の方へ貢献している、

という義務を果たした上での権利ではないかと思うのです。

 

労働時間の上限を決めて、休暇をしっかりとれるようにする。

 

その権利を労働者が持つことも素晴らしいことです。

 

ただ、その大前提として仕事で成果を出す義務がある。

もしくは成果を出そうと努力を積み重ねる義務がある。

 

こういう部分もしっかりと果たした上での権利でしょう。

 

人間的レベルが低い人は、

義務を果たすことはどこかに置いているようで、

権利ばかり主張します。

 

でもそれじゃ、世の中も自分が所属している会社も良くならない。

 

全体が良くなっていくからこそ、自分も良くなっていく訳で、

その順序が分かっていない方も増えているような気がします。

 

ヨーロッパでは特に権利がとても守られている国が多いですが、

その裏側にはちゃんと果たすべき義務を果たしている、ということまで

メディアには報道して欲しい、と個人的に思います。

 

人の役に立つことや良いことをしたら、それは自分にいつか返ってきますし、

人を押しのけて自分だけが良くなることしか考えていない人には、

いつか必ず報いを受ける。

 

日本昔話や童話なんかを通じて、そういう価値観を私たちの世代は持ったものです。

 

いずれにしても、権利を享受するために、しっかりと義務を果たしたいものです。

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