鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2801回】 自社でトコトン追求する分野と外部の力を借りる分野

2018年08月31日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はクライアント様のコンサルティング終了後、

いつもとってもお世話になっているビジネスパートナー様からのご紹介で、

とあるエリアの住宅会社さんの社長と3人で食事をしていました。

 

日頃、自分のクライアント様、それから勉強会のメンバーとだけお会いしていますので、

一般的な世の住宅会社さんの社長とお話させていただくことは、貴重な機会。

 

実は一度、ミラノサローネの会場でお会いさせていただいたのですが、

その時はただ名刺交換をさせていただいただけで、

本格的にお話させていただくことは、初。

 

先方の現状や経営者として困っていることや不安なことを聞かせていただいたり、

私がクライアント様とどんなビジネスモデルを構築していっているのかをお伝えしたりと、

短時間ではありますが、中身の濃い時間を過ごすことができました。

 

一般的な住宅会社さんにとって、私の提案はかなりぶっ飛んでいるようで、

先方の社長はかなり食いつかれておられました。

 

私としては、エンドユーザーの価値観がどの方向に向かっているのか?

ということを掴むことがとにかく大事で、

そこに合わせて住宅会社としての商品、マーケティング、ブランディング、セールスなどの

さまざまな要素を改善していく、ということが自分の仕事だと思っています。

 

ただ、中小の住宅会社さんの場合、

経営者がやらなくてはならないことが多々あって、

そういった市場の予測であるとか、他社さんで効果が出たことの具体的な事例とか、

そこまでする時間が確保できないことが多いそう。

 

本当にここ最近、他の住宅会社さんとお話をしていなかったので、

本当に勉強になりました。

 

 

現代は市場の変化、エンドユーザーの変化のスピードが早く、

そこに適応していくのも大変ですし、その半歩先を予測することはもっと難しい。

 

商品はもちろん、接客か各種デザイン、発信する内容や手段について、

ユーザーが満足されるレベルを維持するのを1社でやることは、ほぼ不可能だと思っています。

 

だからこそ、自分たちが極める分野を絞り、その部分はトコトンこだわる。

それ以外の部分は外部のプロの力を借りて、

お客様に満足していただけるレベルを維持する、という考え方が

時代に合った、合理的な考え方だと思っています。

 

弊社自身もそういう価値観で日々、仕事をしていますが、

全ての企業にあてはまるよな、と感じています。

 

皆さんの会社は、自社でトコトン追求する分野と

外部の力を借りて対応する分野の線引きができていますか?

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