鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3440回】 一流レストランから多くのことを学ぶ時代

2020年05月31日 | 住宅コンサルタントとして

今のお客様は、

家を買うために住宅会社に来ているのではありません。

 

もちろん、最終的には家の契約をされますが、

家を買いに来ている感覚の方は、非常に少ないのです。

 

これは、サービス力の高い一流レストランに通う

お客様の気持ちに似ていると思います。

 

そうしたお店に通うお客様の目的は、

美味しいお料理を食べることも含みますが、

そこで過ごす楽しくて心が満たされる時間そのものや、

スタッフさんとの会話、食材やワインの勉強など、

空腹を満たす以外のことを求めて通われる訳です。

 

「今日のメインに合わせてくれたワイン、抜群だったよね」

「あのスタッフさん、本当にいつも素敵だよね」

 

など、お腹と舌を満たす以外に、センスや接客など、

お客様がお店に通う理由が存在するのです。

 

こうした一流のレストランのサービスの表現の仕方を

住宅会社の経営者や営業マンは、

メチャメチャ勉強して参考にしなければならない時代です。

 

この感覚が分かる会社は、大丈夫です。

 

ただ、飲食業界の接客もここ数年はかなり変わってきていて、

非常に機械的で、顧客とお店側との間に壁があるような接客は、

今の若い方にはウケません。

 

今の一流のレストランは、とにかくお客様と壁が無くて、

すごく親しみやすくて、でも馴れ馴れしくないという、

絶妙な距離感と対応をして下さいます。

 

鮨は美味しいけれど、ガンコなオッサンの鮨屋さんや、

格式高い造りなんだけど、そこにいるとリラックスできないお店は、

今の時代、お客様にはウケなくなりました。

 

一流のレストランには、

住宅会社が取り入れなくてはならない、

本当に参考にすべきポイントが多々、あります。

 

皆さんは、異業種から学ぶことを継続していますか?


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