今のお客様は、
家を買うために住宅会社に来ているのではありません。
もちろん、最終的には家の契約をされますが、
家を買いに来ている感覚の方は、非常に少ないのです。
これは、サービス力の高い一流レストランに通う
お客様の気持ちに似ていると思います。
そうしたお店に通うお客様の目的は、
美味しいお料理を食べることも含みますが、
そこで過ごす楽しくて心が満たされる時間そのものや、
スタッフさんとの会話、食材やワインの勉強など、
空腹を満たす以外のことを求めて通われる訳です。
「今日のメインに合わせてくれたワイン、抜群だったよね」
「あのスタッフさん、本当にいつも素敵だよね」
など、お腹と舌を満たす以外に、センスや接客など、
お客様がお店に通う理由が存在するのです。
こうした一流のレストランのサービスの表現の仕方を
住宅会社の経営者や営業マンは、
メチャメチャ勉強して参考にしなければならない時代です。
この感覚が分かる会社は、大丈夫です。
ただ、飲食業界の接客もここ数年はかなり変わってきていて、
非常に機械的で、顧客とお店側との間に壁があるような接客は、
今の若い方にはウケません。
今の一流のレストランは、とにかくお客様と壁が無くて、
すごく親しみやすくて、でも馴れ馴れしくないという、
絶妙な距離感と対応をして下さいます。
鮨は美味しいけれど、ガンコなオッサンの鮨屋さんや、
格式高い造りなんだけど、そこにいるとリラックスできないお店は、
今の時代、お客様にはウケなくなりました。
一流のレストランには、
住宅会社が取り入れなくてはならない、
本当に参考にすべきポイントが多々、あります。
皆さんは、異業種から学ぶことを継続していますか?