鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第637回】 何にでも関心を持てる感性

2012年09月28日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアで、地元工務店さんに集まっていただいての勉強会でした。

その中でいろんな情報をお伝えさせていただいたのですが、
もちろん先週まで行っていたイタリアの視察ツアーのご報告もさせていただきました。

その勉強会の休憩時間に、ある工務店さんの若手コーディネーターさんに、

「先生は、今回なぜ、イタリアに行かれたのですか?」

と質問をいただきました。

そしてイタリアに行った理由をお伝えし、それをきっかけに会話が盛り上がりました。

私個人的には、こうした質問を頂戴して、とても嬉しく思いました。
というのは、今の若い方に多いのですが、他人に全く興味・関心が無い方が多いからです。

他人に興味を持てない方が、
家づくりというお客様にとって人生最大のご決断を
お客様から託されることはまず無いと思います。

住宅営業における初回接客時に、どこまでお客様と人間関係をつくることが出来るかどうかが大切です。
そして人間関係が出来た中でお客様の問題点を把握し、その問題解決提案をして
最終的に家を建てるかどうかについて、後悔しないご決断をしていただくことが
営業マンの使命なのです。

自分に興味を持ってくれない営業マンに、お客様が心を開く訳ありません。

昨日、「なぜイタリアにいったのですか?」と問いかけてくれたコーディネーターさんは、
少なくともいろんなことに関心を持てる感性をお持ちだと感じたのです。

こういう感性を自然と持っている人は、接客や営業に向いています。
一方、問題なのは、周囲の方に全く関心が無く、
自分が好きなことにしか興味を持たないオタク体質の方が営業・接客の仕事に就いた場合です。
(オタク体質が悪い、と言っているわけではありません、念のため)

例えば、お客様に興味・関心を持てる営業マンが初回接客すると、
お客様ご夫婦のことをいろいろとヒアリングして、結果としてご夫婦の馴れ初めやご趣味、
休日どんな過ごし方をされているか、仕事時間は長いのか、地元でお気に入りのお店はどこか、
などなど、ご夫婦やご家族のいろんなことを把握できるんです。

これは、マニュアル化、トーク化でクリアできる問題ではなく、
営業マンがお客様にどこまで興味を持って仲良くなれるかどうかがポイントなのです。

皆さんの会社の営業マンは、お客様に興味・関心を持つことが出来ていますか?
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