鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第699回】 口で言うだけでは、伝わらない

2012年11月29日 | 住宅コンサルタントとして
「いつもウチのスタッフには言っているんですけどね・・・」
「何度言っても、分かってもらえないんですよ・・・」

という悩みをお考えの経営者、上司は多いと思います。

経営者の立場から言えば、そもそも自社に自分よりも出来る社員はいないのです。
自分より出来る社員であれば、自社を旅立っていくようになるのです。

だから、経営者がスタッフに「こうやって欲しい」と思うことがあっても、
伝えただけではスタッフがすぐに受け入れたり、行動を変えるようにはなかなかなりません。

先に理屈を理解して、考え方と行動を変えてくれるのが理想ですが、
まず行動を変えることで、考え方や何故それをやらないといけないか、ということを理解することもあるのです。

大切なことは、「変えざるを得ないしくみをつくること」と、
「行動を変えることで考え方が変わるスタッフもいる」ということです。

スタッフの行動を変えるための、しくみづくりがとても重要になってきます。

そのしくみとして、私が今、おススメしているのは、
やるべきことを社内ルールで定め、それを書面化し、毎日朝礼等で読み返すこと。
ルールを守らない時の罰則を規定すること。
もしくは定められたこと以上のことをやり切った場合の褒美を規定することです。

口で言うだけでは、スタッフに伝わらない・・・。
そう経営者が理解し、経営者自身が行動を変えることで、スタッフ、会社が変わっていくのです。
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