鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第14回】 企業として、人としての魅力を最大化する努力

2011年01月14日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとある県の住宅会社でのコンサルティング。

今年、私がクライアントと共に目指したい、新しい住宅会社のあるべき姿について
さまざまなご提案をさせていただきました。

これからの日本社会を見た場合、お客様はどういった企業やどういったスタッフに
自らの家づくりを託したいと思うのでしょう?

同業者の中で、資本力を活かしてコストダウンに徹底的にこだわる会社は
価格競争力にますます磨きをかけてくるでしょう。

価格の安さ、値引きの幅がなければ、お客様から注文をいただけない。
そもそも、価格を合わせなければ話にならない、と思っている人は、
ますます売れなくなる時代になっていくのです。

そして価格競争力に頼った戦略をとる会社の末路は、倒産しかないのです。

今、価格競争力で勢力を伸ばしている会社には、やらせておけばいいのです。

必ず、ある時点でボロが出るのです。

それよりも、そういった価格競争力で勝負してくる会社が市場内に進出した場合、
そういう会社といかに違うステージで戦うのか、といういい訓練になるのです。

自社のサービス力を高め、お客様に

「あの会社、あのスタッフの方、本当にいい人ね。出来れば、あの人に頼みたい」

と思っていただける良好な関係をお客様とまず築くことが重要です。

そしてその次に、競合他社との競争ではなく、□□□の□□□との競争なら大歓迎、
というこちらの気持ちをぶつけ、お客様が本当にやりたい家づくり、こだわりたいことについて
トコトン本心を理解することに努めるのです。

他社がいくらで出そうが関係ない。
お客様と自分たちの家づくりで、どこまでお客様の予算に合わせられるか、という部分を
突き詰めていく商談を重ねることが大切なのです。

そうした商談をする上で、お客様に心から「この人に・・・」と思ってもらえる関係を
事前につくっておかなくてはならないのです。

そのために、高いサービス力が大切なのです。

クライアントにこのサービス力を高めていただくこと。
その1点に注力していきたい、と心から思っています。

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