鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第1536回】 素晴らしい先生

2015年03月16日 | 住宅コンサルタントとして
先週の金曜は、私の長男の中学校卒業式だったそうです。

私は仕事で出張していたので、家内のみが参加していました。

卒業式の後、生徒たちはクラスに全員集まって、
各自がクラスのみんなに対して自分の今の気持ちを言うシーンがあったのですが、
家内がそれを動画で撮影し、わざわざLINEで私に送ってきました。

私自身、学生時代の卒業式に特に思い入れはありませんでした。
常に未来を向いており、「新しい環境で何をしよう!」ということしか頭に無かったので、
卒業式で泣くとか、そういった経験は全くありません(←スレた奴なんです)。

しかしながら、家内も、その他の保護者の方たちも、
更には先生まで皆、号泣していたそうです。

そんな話を聞いても、さっぱりピンとこない、スレた私。

ただ、みんなが号泣した要因が分かりました。

それは、ただただ素晴らしい担任の先生のおかげだったのです。

長男の担任の先生は、まだお若いのですが、とにかく熱心。
私が感動したのは、先生が定期的に生徒や保護者に対して
ニュースレターをずっと発刊してくれていたことです。

家内曰く、4月、5月くらいまでは、そういった学級通信とかニュースレターのようなものを
発刊してくれる先生は結構いるらしいのですが、
1年間、ずっと続けてくれる先生はほとんどいないそうです。

更にそのニュースレターには、生徒の笑顔の写真、何かに一所懸命取り組んでいる写真。
それらがたくさんちりばめられていて、その雰囲気がしっかりと伝わってくるのですね。

聞けば、先生は年間で生徒の写真を何千枚も撮影しているそうです。
もう、その熱心さ、継続性に頭が下がります。

更にニュースレターのメッセージ性が素晴らしいのです。

なぜ、吉田松陰の松下村塾から、なぜあれだけの偉人が輩出されたのか?
宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」で、監督が伝えたかったメッセージとは何か?
先生自身が学生時代、牛角でアルバイトをする中で何を学んだか?

全て最後は教育につながっていて、先生が生徒に何を伝えようとされているのかが分かり、
もう拝見していて胸がいっぱいになりました。

そして卒業式の前日に先生が書いた最後のニュースレターを拝見して、
私も想わず号泣してしまいました。

何せ、感動的なんです。
そして生徒への想いが素晴らしいんです。

こんな素晴らしい先生にいろんなこと教えてもらって、本当に幸せなことだと想いました。

長男が小学5年生の時、「私立中学に行きたい」というので、
塾の送り迎えを家内がしたり、塾の勉強についていくために家庭教師の先生にもお願いしたして
毎月の家計がかなり大変だったことを今でも覚えていますが、
もうこの先生のニュースレターを見て、全てがハッピーに変わりました。

この中学で学べて、あの先生に学べて、ウチの長男は本当に良かった。

感謝です。
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