鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2434回】 時代の流れを読む目

2017年08月29日 | 住宅コンサルタントとして
8月25日の日経MJの一面に、ライザップの瀬戸健社長が取り上げられていました。

ライザップのことは皆さんご存知だと思いますのでここでは詳細は書きませんが、
瀬戸社長の発言から、物事の本質を見抜く視点を学ばせていただきました。

どんなことをおっしゃっていたか?
それをまとめますと次のようになります。

・今、ノウハウは本屋ネットに溢れている。すなわち、ノウハウはコモディティー化している。
・しかしながら、やり切らせることはコモディティー化していない。
・ジムに来ない時の過ごし方が重要。勝負は「来てない日」。

私のようなコンサルティングの世界も、
10年~15年前はいろんな住宅会社がノウハウを求めていました。

数多くのお客様が来場するチラシのつくり方。
新人でもアポがバンバン取れる営業ツール。
仕入れ価格が下がる共同購入。
素人でも簡単に売れる、規格商品。

でも、こうしたノウハウ、情報というのは、今やコモディティー化しています。
価値が無くなっているのです。

お客様が価値を感じることは日々、変わっていきます。
そこに適応できなければ、企業もお店も終わりなのです。

その真理は、エンドユーザーさん対象の住宅会社さんも、
住宅会社さん対象のコンサルタントも同じ。

自分たちが扱っている商品やサービスがコモディティー化してしまえば、
商売は難しくなります。

自分たちが扱っている商品、サービスがコモディティー化しないよう、
常に変わり続けなくてはなりませんね。
コメント
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