鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第512回】 年間12棟契約したければ・・・

2012年05月26日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの住宅会社さんでのコンサルティング。

業績の方は、まずまずといったところですが、
このクライアントの実力から私が適正と判断する業績になっているか、
といえば、まだ物足りない感が残っています。

営業マンさんの能力が非常に高いと個人的には感じていて、
エース4名で50棟は最低でも受注していただかないと、と思っています。
(本当にそれくらいのお力はあるかと思っています)

昨日は、なぜ契約が伸びないのか、ということについて、いろいろとお話をさせていただきました。

実際の力と比較して、結果が伴わない原因は何なのか?

私個人的には、「自分の心の奥底で自分で決めている目標棟数が低すぎるのでは?」
と思っています。

要するに、年間12棟(月1棟ペース)受注すれば、会社からは認められるし、
そんなに忙しくならないし、収入もそこそこある。
これを年間15棟とか18棟契約すると、自分の時間は確保できなくなる。
だから月に1棟のペースくらいで受注するのが一番いい、と思っているのではないか、と指摘しました。

年間12棟受注するのに、年間12棟を目標としているのです。

でも、月に1棟の受注を目指している営業マンは、すべてのことがうまく回って
やっと年間12棟の契約になるのです。
逆に少しでも歯車が狂うと、すぐに年間8棟とか6棟という結果につながります。

これはプロ野球選手とかでも同じで、
打率3割を目標にしているバッターは、絶対に3割を打つことができないですし、
年間10勝を目標としているピッチャーは、絶対に10勝できないのです。

目標をあまりにも現実的なラインに設定しすぎなのです。

年間12棟本気で契約しようと思えば、年間18棟の契約目標を掲げ、
その18棟を本気で達成するために動かなくてはなりません。

お客様のご都合で家づくりを断念さざるを得ないこともあるでしょうし、
契約寸前で他社がアホみたいな値引きをしてきて、受注できないこともあるでしょう。

そうした自分が原因でないさまざまな要因があっても、年間12棟を結果として契約できるのです。

打率3割を達成しようと思えば、3割3分を目指さなくては難しいでしょう。
年間10勝を達成しようと思えば、年間15勝を目指さなくてはならないでしょう。

あまりにも現実的な目標設定をしていては、自分の成長が止まってしまうのです。

みなさんは、ストレッチの効いた、ちょうど良い目標設定が出来ていますか?
コメント
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