鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第347回】 近い人にまずは満足していただく

2011年12月13日 | 住宅コンサルタントとして
「新規のお客様がなかなか来場してくれない」
「優秀なスタッフが入社してくれない」
と、住宅会社を経営していると、いろんな悩みがつきものです。

ただ、新規のお客様も、まだ見ぬ優秀な能力を持った方も、自社からすれば、遠い存在です。

この、まだ見ぬ遠い人に期待したり頼ったりするのは、かなりまずいと個人的に思います。

商売の基本は、まずは身近な方に徹底的に満足していただくことなのです。

新規のお客様の来場を期待するよりも、今家を建てさせていただいているお客様、
それからすでにお引渡しをさせていただいたお客様に満足していただくような行動をする。
新しいスタッフを採用するより前に、まずは今、働いてくれているスタッフの方に
満足していただくような改革をする。

遠い人よりも、身近な方が満足し、応援してくれるような環境をつくっていかないと、
結局長期スパンで見た時に、商売が広がっていかないのです。

こうしたことを理解せず、常に新規のお客様の来場ばかり期待する経営者は、
これからの時代、住宅業界では通用しないでしょう。

身近な人に喜んでいただけるような生き方をする。
そのバロメーターとして最適なのは、家族が満足してくれているか、
パートナーが満足してくれているか、ということでしょう。

身近な人を満足させられるからこそ、遠くの方を満足させられるのです。

皆さんは、身近な人に満足してもらっている仕事、生き方が出来ていますか?
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