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科学と疑似科学の話は同じところを回ってないか?

2006-12-30 22:04:35 | ココロ
ネット上でいくつか話題になっていて,どれをリンクしていいかわからないので,とりあえず適当に…。「科学はあなたを救ってくれない」とか「道徳やしつけの根拠は自然科学にある」とか。

きちんと読んで追ってるわけないので,いい加減なコメントになってしまうのですが,最近この手の話が多いように思います。科学と疑似科学と宗教が混然としてるというか,どこがお互いの領域なのか?…という話。特に「水」の話や「鏡」の話のような疑似科学が科学か宗教かわからないような形で,支持する人が増えていたり,昨今のスピリチュアルブームの話とかもあるし。あと道徳というか,「盗み」「殺し」「いじめ」がなぜいけないことか,をきちんと語れる大人が少なくなってきてる(これはこれで,ひどい話だと思うけど…)というのもあわせて,なんか妙に混沌としてるなぁ…と。
まぁわたしは疑似科学は宗教みたいなものだと思うし,でも自然科学も宗教みたいなものだと思ってるのですが(笑),要は自然科学と宗教の対立というか分離というのは何百年も前にあって,その時に既にこういう話は議論されていたのではないか?,答えが出てなくても何回も議論されてるのではないか?…ということです。今こういう話をしている人達は,そこでどういうことがあったのかをふまえて再び取りあげているのか?,それとも同じような問題定義を新しい人達がやってるだけなのだろうか?…ということ。

わたし自身は古い話題だと思うので,そんなにエキセントリックに取りあげるような話ではないと思う一方,いまだに答えが出てないような話でもあるのかな?…とも思います。ただ,やっぱり日本人は宗教音痴で科学音痴というか,科学万能主義で,宗教がなくても科学ですべてがわかる…と長年(戦後でしょうけど)思い込んできてるのだなぁ…と。先進国も発展途上国もこれだけの国で宗教がまだ元気であることの理由を全然考慮せずに,科学万能主義を突き進んできたのだなと思います。
疑似科学が科学のふりをしてるのは,日本人とか一部の近代人が宗教を宗教のように振る舞わせると毛嫌を起す人がいるので科学的オブラートをかぶせてそれっぽく見せてるのだろうと思うし。

…というわけで,まぁおもしろい話題だけど,一生懸命語っている人達はどうも出口を見失って…というかみることなくどうどうめぐりをしているようにも思います。宗教と科学にきちんと線が引けて対立するものだ…と思ってる限り答えが出ないような気がしますけど。
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