たろの日記ページ,gooブログ版

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最近のオーディオ伝説

2006-12-19 20:40:53 | 音響
ちょっと古いネタなのですが,捨てておくのももったいないので…。

PS3が出たときに音が良いということが話題になっていて,そのあといくつかPS3のSACDプレーヤとしての音の良さについてかかれているのを読みました。

実は「はぁ?」と思ったりもしてます(^^;)…。良く読むとSACDの1bitオーディオを従来のCDと同じマルチビットで処理する時にすごい処理量が必要だったりするとかノウハウが必要だったりする…って話に読めるのですが。1bitオーディオって1ビットのまま蓄積・処理をするのがミソだったのではないのか?…とか,マルチビットで処理するのだったら最初からDVDオーディオの様に24bitとかで記録すればいいじゃん…とか思うと,SACDの規格は失敗だったのですか?…とか思うのですが。
もちろんわたしが以前書いたとおり1bitってどうやって増幅以外の処理をするのかわからないのでマルチビットにした方がいろいろ出来るんだろうけど,やっぱりそれってSACDの規格の否定だと思う…。
…とPS3のオーディオの騒ぎに対しての突っ込みはこれまで。まぁもう火は消えてるのかもしれませんが…。

でもう一つ,もともと存在しない高域をつくるヘッドホンの記事も同じような時に出ていたので,まぁ思ったのですが,「オーディオってすっかり怪しいものになってるなぁ」と(苦笑)。まぁ高域を作り出す技術自体は昔からありますけどね。音悪くなるのだけど,聞こえない帯域だったら気にならないし(笑)。
こういう製品がでるとおもしろいのは製品自体の怪しさもあるんですが,それを評する人達で,特にプロの物書きじゃなくてマニアというか。いろいろご存じなんですが,妙なところで科学的じゃなかったり論理的じゃなかったりと。想定外のいじめ試験をやって音がいいとか言ったりもするけど,そういう使い方は実際に起きないでしょ?とか突っ込んだりしたくなります。まぁでもそういう話も楽しいからいいんですけどね。科学的な評価だけをやってきたらいつのまにか音が悪くなってました…って話もあるので,科学的な態度がいつも正しいとは限らないし。
というわけで,怪しい領域に入ってるオーディオですが,別に批判してるわけじゃなくておもしろがってます。ただ,そういう領域だと,商品売りにくい…というか開発しづらいです(^^;)。客観評価よりもイメージが先行しちゃうからなぁ…。
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