たろの日記ページ,gooブログ版

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他人に押し付けて綺麗事を言うのはどうか?という話

2006-12-24 21:03:01 | 社会
ネットでちょっと話題になっていた,作りすぎた野菜が捨てられるのをどうしたらよいか?という話。読んでいてなるほど…と思った。

要は消費者が余ってる野菜を買って,使って,余ったら消費者が捨てましょう…という話。生産者が処分してるのを「もったいない」と言いながら,何もしないマスコミや世論の勝手さを説いているとも言えます。消費者が捨てるって言うのももったいないかも知れないけど,そういう罪悪感を生産者に押し付けるのもどうか,ということなのか。

ちょっと視点としておもしろいな…と思ったのは,今はスーパーでいろんなものが小売りされていて,使うだけ買うことができる。それは,効率的で,無駄が出ないことなのか…と思っていたら,結局は消費者が便利になって,食べたくないけどたくさん作った作物の消費を考えたり,捨てたりと言う負の部分を,他の人に押し付けている…とも言えるのか…と。余った野菜を海外に持っていっても赤字だから結局すてるしかない…としても,それは生産者や政府だけの責任でもなく,買いたい食材しか買って消費しない消費者のぜいたくの責任ともいえるわけです。
人には背負わなくてはいけない負の部分があるのは当たり前なのだから,それを他の人に押し付けて,綺麗事だけを言ってもな…とも言える…というのはどうも自分も自戒しないといけないかなぁ(^^;)…。
まぁわたしは子供の頃実家で契約農家の野菜を取っていて,作りすぎた野菜を無理やり消費していた経験もあるので,スーパーで野菜を買うことが如何に楽なことかもわかるけど…。
あと,あえて言うと,作りすぎた野菜を畑の上で壊してしまうのは,コストをかけて作った農家には気の毒だけど,野菜も所詮植物。食べなければ枯れて,次の世代の肥料になるのも在り方だとは思った。工業製品を作りすぎて捨てるのとはちょっと事情が違うよな…と。
コメント (2)
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