たろの日記ページ,gooブログ版

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日米医療費比較

2006-12-28 10:00:36 | 医療・福祉
粘る稀なガン患者さんによる日米の医療事情の話。
ちなみにこの方は,ご自身がガン患者で,いろいろ医療やガン治療のことを調べ考えかかれている方で,最近,このサイトを知り良く読んでます。

で,かかれていることはアメリカの医療レベルや医療費の話。良く日米比較をするけど,アメリカの医療はいいことばかりじゃない,特にお金がない人にとってはとても大変である…ということです。
非常に腑に落ちたというか,以前からそうなんだろうなぁ…と思っていたことをあらためて確信しました。

良く話題になる,アメリカで手術を受けるための寄付…を受ける人達の記事とかを読んでも必要な医療費が数千万とかなり高額なのが,どうしてそんなにかかるんだろう,保険が効かないのはわかるとしても…と思ってましたが,やっぱり日本とはけた違いに高いようです。わたしは今年は三週間ちょっと入院し,手術を受けましたがそれでも払った医療費は数十万で,三割負担だから…って考えても全額は二百万とかそういう額じゃないかと思います。まぁ海外に行って長期滞在とかするからその何倍もかかる…っていうのはわかるのですが,海外で手術を受ける人が必要とする額は数倍というよりは十数倍以上に思います。でも,リンク先に書かれている額をみるとやっぱりそれくらいかかりそうだなぁ…と思いました。
それ以外にも思うところは,書かれていることと同じです。日本の医療は保険制度で,どの病院に行っても同じ(点数の)治療を受ければ払う医療費は同じです。もちろん受ける検査で額は変わるとは思いますし,保険適用外の設備とかを使うと高くはなりますが。先生や病院の選択も,全くの自由かどうかは疑問ですが,お金だけで道が閉ざされてるわけでもないでしょう。先生や病院のレベルが同一とは思いませんが,書かれているように,最高レベルはともかく最低レベルは非常に高いのではないかと思います。
日本の医療制度は勝ち組的な考え方じゃなくて,皆で同じ治療をうけよう…っていう中で全体のレベルアップを探ってきたのだと思います。

というわけで,医療制度に関しては,アメリカの真似をする方向には絶対に行かないで欲しいと思います。アメリカに健康保険制度がない…っていうのは知ってましたが,結局は持てる人が最高のものを受けるという考え方になってるし,それは福祉の考え方には合わないと,わたしは思います。

…とはいえ,現在の日本の制度がいいかというと,これまで何度か取りあげた通り,医療費の問題で,だんだん崩れているのも事実と思われ,称賛ばかりしていてもダメだとも思います。アラートを挙げて,今の制度を維持し続けて欲しいと訴えないといけないとは思いますが,でも,そこでアメリカの例を挙げるのはやっぱり間違いなんだなぁ…とあらためて思いました。
コメント
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