たろの日記ページ,gooブログ版

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無駄遣い

2005-09-06 14:42:39 | 時事
政見放送とかみていて思ったこと…。
候補者の訴えとして「無駄遣いをなくします」という党が結構あります(主に野党)。これはつまり今の国の財政の建て直しや,福祉の充実をするときに財源が必要で,ですけど増税を詠うわけにいかないので(詠ってるところありますが),国の無駄遣いをなくすことで賄おうとするわけです。
これは一見いいことのように思うかも知れませんが,あまりいきなりやられると大変なことになると思います。というのは国の無駄遣いですが,たしかに無駄な部分があるかとは思いますが,それはそれでも使ってるわけで…,使ってるってことはそのお金で食べてる人達がいるってことです。つまり例えば国が10億円の無駄遣いを止めれば10億円のマーケットが失われるわけです。それをいきなりやるとたぶんつぶれる会社や失業する人が出ます。まぁ濡れ手に泡で大量の金を得ている人もいるんでしょうが,ほとんどの人は普通の生活をしている人達じゃないでしょうか?。
もちろん,その無駄遣いを止めたお金を福祉とかに使えば今度はその福祉に関わる人が収入を得るわけで,つまり産業構造を変える…という意味で無駄遣いを止めて福祉を充実する…っていうのは意味があるでしょう。しかし昨日まで土建業をやっていた人や接待とかで使われる飲食業をやっていた人が明日から急に介護師をやれと言われても無理でしょう。そういうことには非常に時間がかかるのです。
それからそういう産業構造を変えるっていうのはいいのですが,国債の返済にお金を当てるというのは純粋に市場に出回るお金が減るってことで,つまりそれで食べてる人っていうのは,国以外のお金を当てにしなければなりません。つまり国の支出を抑えて国の借金を減らすというのは経済の活性化…という意味ではどうなんだろう?…と。昨日たまたまかNTTの政府所有株の最終売却が済んだようですが,こういう風に国がもっている株の売却で国債の返済をした方がいい策のように感じないでもありません。…ってことはやっぱり郵政を民営化して優良株式会社にして…っていうのはいい策に思えてくるわけで,なんかこの時期のNTT株売却のニュースもタイミング良すぎて,裏でつながってないか?とか思ったりも:-p。
まぁ理想は国民への増税ではなく,産業を活性化し法人税がたくさん入ってくるような状況にすることなんでしょうけど,各党の公約がそれに対してどういう効果があるのか?…という点ではあまり見えてこない気がします。
というのが政見放送を見ていて思ったことです。つまり「無駄遣いを無くします」っていうだけじゃ,それがいいことなのか悪いことなのか全然見えてこない…っていうお話でした。
コメント
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