たろの日記ページ,gooブログ版

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AES東京コンベンション

2005-07-13 11:09:34 | 音響
今日は展示会メモ。昨日行ったやつ。AES東京コンベンションはAESの日本支部が二年に一回行ってる機器展示会プラス国際会議(日本語だけど一応そういうことになっている)です。今回は時節柄「人・環境にやさしいオーディオエンジニアリング」というサブテーマを挙げており,常日頃「わたしが研究している音響というのは人にはともかく地球にはなんの役にも立たない」という自虐的な思いをもっている私にとってはどういう話をするのか興味津々…ということで,出かけたのでした。
基調講演は早稲田の山崎先生。このかたはスピーカとかマイクとか妙なデバイスをつくったり1bitオーディオをやっていたりとかなかなか積極的に新しいことをやっている方です。信号処理とかシミュレーションとかに片寄りがちな音響研究界において積極的に新方式を模索されているところは非常にすばらしいです。
つーわけで,お話…結局のところ山崎先生のいうところの「文化の多様性,省エネルギーとオーディオ」という話は,多様性は音声の自動翻訳…ということで音声コミュニケーションの話を簡単に…。その後は先生の本領であるスピーカについて高能率のスピーカの話とか。基本的に超伝導スピーカの話で,超伝導のスピーカは以前から見たことありましたが従来の10倍以上エネルギ効率がいいことは初めて知りました。そういう理由だったのか?という感じ。あとフィルムコンデンサスピーカが構造がムチャクチャ簡単なのにかなりしっかりした音が出ていたのがショック…,しかも指向性が結構強く,スピーカが横を向いたら,横の壁に音が反射してるのがわかるくらい…。この辺(指向性スピーカの話)は以前から,ちょっと関係があることをやっていたのでわたしの関心は強いのです。あと,ディジタルアンプ(D級アンプ)のはなしもちょっとありましたが,コンデンサスピーカとかはD級であることに意味があるみたいですね。
というわけで,山崎先生の講演だけでも結構楽しめました。お話はあっちこっちに飛んでましたが(^^;)…。
コメント
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