蟹旅行1 出石永楽館と出石蕎麦よしむら
蟹旅行2 出石辰鼓楼・出石焼
蟹旅行3 夕日が浦佳松苑はなれ風香
蟹旅行4 豊岡鞄ストリート・アビアントット
蟹旅行5 るり溪温泉京都イルミエール
蟹旅行2 出石辰鼓楼・出石焼の続きです。
12月26日
夕日が浦温泉佳松苑
出石を散策した後、夕日が浦温泉へやってきました。
今夜のお宿は、佳松苑のはなれ風香です。
佳松苑は、3年前に母と3人で蟹を食べに来た旅館です。
はなれ風香は、佳松苑から続く隣にあって
全室スイートルーム仕様、大人専用の旅館なんだそう。
佳松苑はなれ風香
今回はちょっと優雅に大人の時間をと思い、
また、部屋に展望温泉風呂があれば母も喜ぶかなと思って
はなれ風香に予約を入れていました。
ただ、母はキャンセルしてしまったんですけどね。。
佳松苑と、はなれ風香はロビーやフロントは同じ。
ロビーに続く階段を下りたところから、はなれ風香が始まります。
貸切風呂や、風香専用の大浴場が並んでいます。
女性の浴衣は、自由に好きな柄を選べるようですね。
落ち着いた感じのシックな館内をお部屋へ向かいます。
お部屋
1フロア3室だけというお部屋は、和室とその奥にベッドルーム、
リラックスチェアのある板の間も広いです。
信楽焼の展望温泉風呂からは、日本海を眺めることができるそうですよ。
机の上の可愛い手毬のような入れ物を開けると。。
そこには、美味しそうな和菓子が。。
お茶とお菓子でほっこりした後は、大浴場へ行って
みることにしました。
大浴場流風
大浴場は男女入れ替え制で、
今の時間の女性大浴場は、庭を歩いていった先にありました。
木立の中にある湯は、流風というお風呂。
入ってみると、誰もおられなくて私一人の貸し切り状態。
緑の中の気持ちのいいお風呂でした。
木々の緑を見ながら、風にそよぐ木立の音を聞きながら
一人で入るお風呂。。贅沢な時間ですよね。
びっくりのお食事処
さて、お風呂の後のお楽しみの蟹料理。
お食事処も、緑に囲まれ、ゆったりしていていい雰囲気です。
いい感じやね~、私達の席はどこかな。。と、
仲居さんの後をついていったのですが、
なぜかこの広い食事処を通り抜けてしまい、細い廊下を歩き。。。
着いたところは、なんと、畳一畳くらいのお部屋。
机の片方は壁にくっつき、片方は障子にくっついています。
お一人ずつしか入れないんですよ。。と言われ、
片方の席の障子を開けて主人が中に入ったら
反対側の障子を開けて今度は私中にが入る。。という感じ。
要するにせまくて、一気に障子が開けられないのです。。。
こじんまりとした個室。。。?
土色の壁には大きな絵が掛けられていますが、なんというか。。
横も後ろもほとんど空間がなく、
まるで押入れの中に追いやられたような感覚で。。
主人も私も、しばらくは唖然としてしまいました。
二人ともびっくりして、今までの楽しい気分が一気に
吹き飛んでしまいそう。。
あの~。。。
このお部屋しか空いていないんですか。。
と、思わず仲居さんに尋ねてしまいました。
私達の落胆がわかったのか、仲居さんも
ちょっとお待ちくださいねと言ってその場を離れ、
玄関口のお部屋ですが、一部屋だけ空いていましたので。。
と、お部屋を交換して下さいました。
交換して下さったテーブル席のお部屋は、
先ほどの3倍ほどの大きさがあります。
確かに玄関口でちょっとうるさかったけど、
それでも、変えてもらえてよかったです。
でも。。こんなことになってしまって、
やっぱりどこか盛り上がりにかけてしまった私達。。
二人とも、なんか借りてきた猫みたいに、
ちょこんと椅子に座っています。。
蟹料理の始まり
でも、楽しまないともったいないですもんね。
次々と出てくる蟹料理は美味しかったです。
こちらは蟹の宝石箱という1品。
本当に蟹やお刺身が、宝石を散りばめたように盛られています。
タグ付きの蟹は一人半匹、二人で1匹。
でも、これくらいで量的にはちょうどでした。
ゆでる前に、蟹を見せて下さいます。
焼きガニやカニみそのバーニャカウダーにお野菜をつけて食べていると。。
先ほどの蟹がゆであがってきました。
しっかりとした蟹の身を、蟹味噌に漬けて食べるのは美味しい~。
蟹の天ぷらに蟹鍋。。
もう、この頃にはお腹いっぱいで。。
それでも、蟹のおじやだけはなんとしても食べないと。。
と頑張ります。
フルーツにコーヒーがついて、夕ご飯は終わりました。
ロビーで休憩
食後は佳松苑の売店で買い物して、ロビーでちょっと休憩。
蟹、美味しかったね~。。お風呂もよかったし
。。
でも、あの初めのお食事処だけはちょっとねぇ。。
私達は、変えてもらえたからまだよかったけど、
大人の優雅な時間をお届けしますという名目で旅に行って
あのお食事処に通された人はがっかりしないんだろうか。。
と、ちょっと複雑な思いでした。
12月27日
朝ご飯
朝、この日はあいにくの雨模様。
お部屋のお風呂で温まった後は、朝ご飯です。
昨夜と同じお部屋に朝食が用意してありました。
朝からいっぱいの御馳走。
白ごはんかお粥かを選べるので、私はお粥を。
お出汁を少し入れて食べるお粥、美味しかったです。
仲居さんからお手紙
チェックアウトする時、担当の仲居さんからお手紙を頂きました。
中には、
せっかく楽しみにされていた旅行なのに
不愉快な思いをさせてしまって本当に申し訳ありませんでした。
これに懲りず、また、お越しくださいね。
というような事が、綺麗な字で書かれていました。
こういうお手紙を頂くと、心がほっとしますね。
でも、仲居さんのせいではありませんよね。
私達も、母がキャンセルして日にちを変えてもらったりして
旅館に迷惑をかけ申し訳なかったなと思っています。
そのせいかなとも思いますが、
でも、でも、あのお食事処だけはちょっとね。。
蟹旅行4 豊岡鞄ストリート・アビアントットへ続きます。
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