京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤ後の生活を綴っていきます。
日本ぶらり旅や、京都のおいしいお店、海外旅行にも行けたらいいけど。。

蟹旅行1 出石永楽館と出石蕎麦よしむら

2016-03-13 00:35:35 |  国内旅行

12月25日メリークリスマス  の続きです。

蟹旅行

毎年、母と3人で行っている1泊の蟹旅行。
2015年は、初め12月28、29日で計画していました。

弟家族がこの日に、1泊で日和山辺りに蟹を食べに行くというので
向うで集合して皆でお昼でも一緒に食べよう。。と日にちを合わせ、
私達は、夕日が浦温泉佳松苑はなれ風香を3人で予約したのです。

ところが。。母が突然行くのをやめると言い出して。。

蟹を食べるだけやし行こうよと言っても
向うで弟達とも一緒にお昼ご飯を食べれるよと言っても、
やっぱり待っていて、買ってきてもらった蟹を家で食べたい。。と、
なぜか決意は固い様子。

いつも私達が出かける時は、弟が母の様子を見に来てくれたり
一緒にご飯を食べたりしてくれるのですが、

弟家族も私達も同じ日に出かけてしまったら
全く母が一人になってしまいます。
そこで、私達は弟たちとは少し日をずらして
26、27日の土日で蟹旅行に出かけることにしました。

蟹旅行1 出石永楽館と出石蕎麦よしむら
旅行2 出石辰鼓楼・出石焼
蟹旅行3 夕日が浦佳松苑はなれ風香
蟹旅行4 豊岡鞄ストリート・アビアントット
蟹旅行5 るり溪温泉京都イルミエール

12月26日(土)

でも、おかげさまで26日は本当にいいお天気。

雪の心配も全くなく、青空の下、軽快に走りながら、

なんで母は、今回は蟹旅行に行かないって言ったんやろうね、
弟たちとも合流できたのに。。と、ちょっと気になります。

でも、ま、仕方ないか。。
そういう気分になってしまったんやろうね。。

京都縦貫自動車

2015年7月18日、京丹波わちインターチェンジICから
丹波ICまでの18.9kmが開通して、
京都縦貫自動車道約100kmの全線が開通しました。

これで、途中で一般道に降りなくても、一気に
宮津天橋立方面まで行くことができます。

全線開通してからは初めての京都縦貫自動車道。

だから、最後まで京都縦貫道を走りたかったけど、
二人なので、途中の丹波ICで降りてちょっと寄り道をすることに。

いつも母と3人で寄る丹波の里やまがた屋さんにも
ちょっと寄ってみました。

でも、縦貫道が繋がったせいか、駐車場はがらがら。。
やっぱり、影響はあるのでしょうね。。

京都丹波地方の美味しいものをいっぱい売っているお店です。
これからも、頑張ってほしいです。

出石

さて、私達が寄り道したのは出石(いずし)です。

ず~っと前に、母や息子たち二人もいっしょに
やっぱり蟹を食べに行った時だったかな。。
皆で来たことがあります。

出石は、兵庫県豊岡市にある人口2000人の小さな城下町。

出石城の城下町で、但馬の小京都とも呼ばれているそうですよ。

永楽館

今回、出石に行ってみようかなと思ったのは、

テレビの旅番組で出石の永楽館を見たからなんです。
出石にこんなところがあるんだ。。とびっくり。

永楽館は、明治期の芝居小屋として、
近畿地方に現存する唯一のものなのだそうです。  

明治34年に開館し、但馬の大衆文化の中心として栄えた永楽館は、
昭和39年テレビの普及などの影響で閉館。
その後40年以上の時を超え、
平成20年に大改修をしてよみがえったそうです。

独特の赤茶色の土壁と切妻壁の外装、

現在は、公演がない時は中を一般公開(有料)されているので
中を見てみたいな~と思ったのでした。

かつて芝居小屋として、歌舞伎興行を中心に、剣劇、寄席などで
賑わっていた永楽館、

今は、月に数回、歌舞伎や寄席、それにフォークジャンボリーなども
行われているようですよ。

永楽館舞台

さて中に入ると、平成の世から一気に明治の世にタイムスリップ。

テレビの中で見たような芝居小屋が目の前に広がっていました。

 

舞台に立つと、368人も収容できるという客席を見渡すことができます。

平成26年には兵庫県重要有形文化財の指定も受けたという永楽館。

正面2階席から舞台を見ると、
舞台上になんとなく丸い線と、小さくて四角い影が見えます。
これは、丸い廻り舞台と四角いセリなんですよ。

下から人がポンと飛び出す四角いセリの上に立って
主人が直立不動。
直立じゃだめですよね。。なんかやらないとね~。。

舞台下の奈落にも行くことができて、廻り舞台をまわす仕組みや
セリを上にあげる仕組み、
花道にあるすっぽんの下の仕組みを見る事も出来ます。

すっぽんというのは、花道にある小さなセリのことですが、
すっぽんから飛び出すのは、亡霊やきつねなど
人でない物に限られているのだそうですよ。

永楽館、面白かったですよ~。
こんな雰囲気のある芝居小屋で、
いつか芝居を見たり寄席を聞いてみたいな~なんて
思ってしまいました。 

城下町

永楽館を出て、城下町の町並みを見ながら歩いていきます。

 

確かに京都の路地に似た雰囲気の町並みです。
なんだか、ほっとする感じですよね。

 こんな格式ある看板のお店も。。すごい。。 

出石蕎麦よしむら

お昼ご飯に、出石蕎麦を食べることにしました。

三百年の伝統を持つ出石そばは、
宝永三年(1706年)に信州上田から国替えになった
仙石氏により伝来したといわれています。

出石でも人気のお蕎麦屋さん、よしむらに行ってみました。

挽きたて・打ちたて・湯がきたての「三たて」製法で出される
出石蕎麦は、こしがあって素朴な味わい。

このお店のお蕎麦には食べ方があるようで、

初めは、お出汁とそばだけで。
次は、お出汁にワサビと薬味を入れて。
その次は、山芋を足して。。
最後に、生卵を加えて食べるそうです。

 出石そばは、「5皿で1人前」

お出汁だけのあっさりから、薬味が入り、山芋が入り、
そして、生卵が入ると、だんだんまろやかな感じになっていきます。

お蕎麦のお皿を少し追加して、あぁ~おいしかった。

 桂小五郎居住跡

このお蕎麦屋さんよしむらの横に
小さな立て看板と石碑がありました。

 

ここは、桂小五郎の居住跡。

この立て看板によると、

 元治元年1864年7月、禁門の変に敗れ朝敵となった長州藩。
 桂小五郎も追われる身となりましたが、
 出石の町人甚助、直蔵兄弟の義侠で京を脱出し、
 この地の各所にかくまわれていたそうです。
 

後に木戸孝允と名を変え、明治維新の三傑として仰がれる
桂小五郎の再生の地が、出石だったという事なんですね。

 

さて、出石散策の続き、次は辰鼓楼と出石焼のお店に
行ってみました。

   蟹旅行2 出石辰鼓楼・出石焼へ続きます。 

 

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2 コメント

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Unknown (小梅)
2016-03-14 07:23:05
出石、お蕎麦屋さんが たくさんあるので
どこのお店がいいかな~と迷いそうですが
また行く機会があれば出石蕎麦よしむら、
覚えておこうっと。。(^-^)

出石永楽館、明治期の芝居小屋ですか~、
こういうレトロ感が なんとも たまらなく大好きなんですよ(^-^)
歌舞伎もされているのですね。
私も ここでお芝居を見てみたいです。
寄席もいいですよね~(^-^)
その前に私も見学したいな。

鞆の浦の旅行記でも激動の時代を生きた人々の
痕跡を知りましたが出石は桂小五郎の居住跡があるのですね。
出石は桂小五郎の再生の地。。知らなかったです。旅をすると色々な事に出合えて楽しいなぁ。。。私の場合、たんぽぽさんに連れて行って
もらっているのですが(^-^ゞ
返信する
小梅さんへ (たんぽぽ)
2016-03-15 14:42:25
出石、お蕎麦屋さんが たくさんありますよね。
どこのお店がいいかな~と、私達も迷いましたよ。
このお店は、隣に史跡があるのでも知られているみたいです。

出石永楽館、明治期の芝居小屋。
ほんと、ドラマに出てくるような芝居小屋で
舞台の上にも立てるし面白かったですよ。

色々な所に、時代を生きた人の足跡が残っていますよね。
本やテレビでしか知らなかったが、実際にここに。。と
不思議な気がします。

旅の面白さは。景色や食べ物だけでなく、そんな
歴史の中の人々に出会うことにもありますよね。
また、一緒に旅しましょうね~。
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