
道端や庭先で存在感ある華麗な咲き方で、ウォーキングの足を停める勢いのオニユリ。 じっと花を見ていると、褐色の斑点がいっぱいあり、花弁は後ろ向きに反り返っていて、サラリーマン時代の“嫌な上司”の顔とオーバーラップする時がある(笑) 

そういえば、その嫌な上司は血圧が高く、いつも赤ら顔、汗っかきで夏場は首にタオルを巻き付けて仕事に励んでいた!
ところで、このオニユリは、種ではなく葉の付け根にムカゴ(零余子)と呼ばれる黒い実を付けている。ムカゴは芽が大きくなったものということで、球根のようなものだそうだ。(写真参照) 葉の根元にある黒っぽいものが❝零余子❞

だから、ムカゴから育てることもできると、花屋さんに教えてもらったが、私はムカゴから育てたことはない。
“零余子”と言えばヤマノイモのムカゴが代表的なもの。ムカゴご飯は子供の頃、祖母がよく作ってくれていた。かなり昔の思い出だ。
花の姿が赤鬼を思わせることから「オニユリ」と名付けられたというこの花、今が盛りだ。

