台風12号は29日午前1時ごろ三重県伊勢市付近に上陸。
近畿と中国地方を横断して夕方、福岡県に再上陸した。
強い勢力ではなくなったようだが、九州北部を経て西方沖へ抜けた後、沖合で31日までほぼ停滞する見込み。(時事通信)
ただ、九州や四国で今後まだ大雨が予想され、気象庁は土砂災害や河川の増水・氾らん、低い土地の浸水に警戒を呼び掛けている。
朝、雨の音で起こされたが地元では特に被害もなく、昼ごろには大雨警報が注意報に変わり、ほっとした。
台風で東日本の日本海側では「フェーン現象」が発生し、新潟で24年ぶりに39度台を記録するなど、猛烈な暑さになった。しかし、当地では1週間余り続いていた35度前後の気温がぐっと下がり、ちょっぴり涼しく感じる1日だった。
台風が通過すると"台風一過"の青空が出てくるはずだが、北上ではなく南下するという異例の台風はまだ雨雲が残っているようで、夕方に空を見上げてみたがどんよりした雲が多かった。
西日本豪雨による大きな爪痕の残る中、広島、岡山、愛媛の被災地では、追い打ちをかけるような台風の襲来に、被災者には疲労の色が濃く出ているというTVニュースも見られた。
異例のルートで通常と逆走している台風12号。週明けにかけ、迷走を始める恐れが出てきているという。しばらく台風から目が離せない。