Frontier

よく歩き、よく眠り、そしてよく撮る毎日。生きてる限りは『フロンティアスピリット』で!いつまでも明るく元気に・・・

SOCHIの風

2014年02月12日 | Weblog

ソチ五輪でマスコミが大いにメダルを期待したジャンプ女子の高梨沙羅選手がメダルを逸した。

今朝、ラジオ体操に出かける前の数分間、ニュースで高梨選手4位の情報をキャッチし、TV画面に集中していた。

インタビューで涙を拭いた高梨選手は、『今、この舞台に立てたことはいい経験をさせてもらえた。支えてくださった皆さんに感謝の気持ちを伝えるためにここに来たので、いい結果を出せなかったのは、すごく残念。自分ではやることは一緒なので、どの試合も変わらずに挑んでいたつもりだったが、やはりどこか違うなというのがあった。1本目も2本目も自分の納得のいくジャンプができなかったので、すごく残念。また、このオリンピックに戻ってこれるようにもっともっとレベルアップしていきたいと思う』と、しっかり答えた。

このコメントを聞いて私は、彼女が目標を達成できなかった悔しさがよくわかり、次に飛躍しようとする気持ちに感動を覚えたのだ。

確かに、これまでの成績を見て“金メダル確実”などとマスコミが大きく騒ぐのは分るが、ジャンプ競技では『風』が大きく“わざわい”する。高梨選手が飛ぶ際、それがあったようだ。これは仕方ない。

運・不運のことだ。ソチのジャンプ台に嫌われたとしか言いようがない。1回目、着地もほんの少し乱れ、2回目も納得いくジャンプではなかったと思う。だが、次の五輪につなげられるコメントが嬉しかった。

まだ17歳。ワールドカップとは違うプレッシャーを感じ成長を続けるだろう。この悔しさを十分活かして・・・。

夕方のニュースで送迎バスに乗った高梨沙羅選手に“沙羅スマイル”が戻っていた。

その顔には、次大会に向けての雪辱が心の中に溢れているように見えた。今度こそは、本来の力を存分に発揮してくれることだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする