岡田ＪＡＰＡＮ始動

23人の選手を発表する岡田武史監督の表情は、悩みぬいた挙句の疲れが顔全体に表れていた。

各局の記者会見を何度見ても、発表を終え安堵の表情など伺えない。

世界で一番注目されるスポーツ、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会まであと1ヶ月。

監督にはいろいろなプレッシャーがかかり、夜も眠れない孤独な時間が延々と続く。

『昨夜（9日夜）ほとんど決定していて、10日朝起きてもう一度見直した』と慎重に決めた様子が、ひたひたと伝わってきた。

23人中サプライズの選手が何人かいた。1人はＧＫ川口。4回目のＷ杯出場だ。岡田監督は『第3のゴールキーパー』という形容で精神的支柱の役割も求めた。

年齢層がやや高い中で、もう1人は最年少選手森本。彼のプレイを見ている限り、やはり若さに期待がもてる。

23人中15人が初出場だが、岡田監督がどのようにリーダーシップを発揮し目標達成に向け邁進していくか、連携、チームワークが求められる団体競技だけに、特にピッチ上で助け合い目標のベスト4進出を目指して欲しいものだ。

がんばれ岡田ＪＡＰＡＮ、頑張れ！イレブン！！