久しぶりに市内電車に乗る。
夕方の時間帯とあって、電車内には通勤通学の客が多く、いつもとは情景が変わっている。
雨が降ったり、極端に寒かったりすると電車を利用しているが、きょうは少し違っていた。
女子高校生4人が座席の真ん中に陣取り、元気な声で他愛のない話を続けているのだが、独特のイントネーションで大きな声を上げ周囲の人は少し眉を顰めているようだった。
彼女達は当然制服を着ているから、どの高校か判別できるのだが、それにしても周囲のことを気にもしないでよくあのような声が出るのかと驚いた。
日本の国の女性は何か“らしさ”を忘れてきつつある。
年長の男性から見て、『近頃の女子高校生は・・・』と言われないように、家庭での躾を大切にしてもらいたいと痛切に感じた十数分間だった。