例えば『空』・・・ウロコ雲。
例えば『山』・・・紅葉が始まった。
例えば『海』・・・水平線がくっきり。
まだ、日中は無風で日差しがきついと暑さを覚える。
しかし、夜は半袖ではブルッと来る。上着は必携だ。
夜、こうろぎ、鈴虫などの鳴き声が初秋に比べて静かになってきた。
テレビの音を消して部屋の中でじっとしていると、時計が『コツコツコツ』秒針を刻む。
そんな時、息子が置いていった高校時代の歴史の教科書を出してランダムに目を通す。江戸時代末期から明治に移る時代はきっちり資料に基づいて整理されていて当時にタイムスリップする。
古いことを調べていると、激動の今が、なにかオーバーラップする。『温故知新』だ。
古い時代も、新しい今もやはり人間が世の中を動かせているのだから、『歴史は繰り返す』
古い時代は『ゆっくり』だったが、今はスピードが速い。時代の動きの早さについていけないが、このような時は基本に帰って、着実に一歩一歩片付けていくしかない。
秋の夜長は物事をじっくり考えることができる。