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またまたまた『食の安全』

2008年10月26日 | Weblog

伊藤ハムが千葉県柏市の工場で、ウインナーやピザを製造する際に使っている地下水から、基準値を超えるシアン化物イオンと塩化シアンが検出されたため、沖縄を除く全国に出荷した13種類の製品、計約194万パックを自主回収すると発表した。(共同通信ニュースから)

今年に入って、『食の安全』が大きくクローズアップされ続けている。

何故、このようになったのか?逆説的に考えて見ることにする。『消費は美徳』の時代はもうとっくに過ぎ去っているはずだ。なのに、基本には消費は美徳の時代が続いている。だから、食品をはじめ種々の消費物の製造量がどんどん増えている。~(製造量が多くなるのが良いように・・・)~

例えば、「もったいない」という精神が国民にあれば、製造量は「前年比何パーセント」などということはない。必要量だけ購入し、消費する。ところが、必要量以上に買い込み冷蔵庫に入れてしまう。それは『備蓄』のように勘違いし冷蔵庫の電気代だって馬鹿にならない。

国民が食べられないほどの食品をどんどん買い込む習慣になってしまっているから、このようになってしまったのだ。

朝、ハムに野菜サラダ。食パン。毎日の私の朝食だ。冷蔵庫には伊藤ハムが入っていた。

多分賢い妻だから、スーパーの安売りを求め買ってきたに違いない。

再び本論に戻ろう。

工場はフル生産を続ける。だから安売りをする。安売りをするから買いだめをしてしまう。

可笑しな悪循環型社会になってしまった。困ったものだ。

エコ社会を作ろう!とマスコミや企業が叫んでも、それは建前の世界になっている気がしてならない。

確かに、企業も責任を持って製品を消費者に届けることは大前提だが、消費者も、もう少しじっくり考えて購入するべきではないだろうか。

いま、企業と社会が一層コミュニケーションを深くし、お互いに急成長を望むのではなく、売り上げ至上主義から脱し、より消費者との信頼関係を構築、本当に必要な量、必要な製品を製造する必要がある。

これは需要と供給の正常なバランスが大切であることにほかならない。

 

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