最初に
今回の台風19号で被災された方々にお見舞い申し上げるとともに一日も早い復興をお祈りいたします。
私の現住地の方は直接の被害は少なかったのですが、昨日から間接的な影響が出始めそれも長期化しそうな気配です。
というのも私の現住地を含めた周囲一帯と主に首都圏への交通路が殆ど土砂崩れや橋の落下などで非常にアクセスが困難な状態になっているのです。現在のところ復旧のめどが殆ど立っていないとの事で、現場の映像を見ても一日二日でどうにかなる様なレベルではなさそうです。
そんな折、所用があって甲府駅に出掛けてきました。
昨日の台風一過の真夏日からまた一転して朝からどんよりとした空模様。
実は先日も触れました中止となったイベントと言うのが鉄道の日に因んだ甲府駅のものでして、本来ならばその時間はモジュールの設営などに忙殺されていた筈の時間帯です。
往路を車で走った範囲では甲府盆地付近では今回の災害の影響は少なそうに見えましたが、何と言っても交通網の寸断の影響は大きい様です。
会場となる筈だったコンコース付近では集まった客たちの様子も何か落ち着きがなく、東京方面への帰路に戸惑っている様子が見て取れます。
現在、甲府駅から東京方面に向かおうとすると無事だった身延線を経由し東海道本線で南からアクセスする方法、それと地元バス会社が御殿場経由で東名高速を使う臨時バスの二通りらしいです。
駅前広場に出ると、バス待ちの行列に驚きました。と同時に今日が連休最終日だった事に改めて気づきます。
静岡廻りルートとなる身延線のホームでもそれは同様な様子。これまでイベントなんかで駅構内を見る機会は結構あったのですがあそこのホームがこれほど人が並んでいるのを見た事がありませんでした。
人の移動がこの通りですから、物流となると更に影響を感じます。所用を済ませ駅ビルで食事でもと思って覗いてみたら「台風の影響で材料が届かず一部メニューが休止になります」との張り紙を見掛けました。
近所のスーパーではパンや菓子類などが払底しており、聞く所ではいつもの3割くらいしか入荷していないとの由。
道路にせよ鉄道にせよ、人やモノの移動というものがどれだけ社会にとって重要な意味を持っているかという事を改めて再認識させられました。
そんな事を肌で感じさせられたというのが「鉄道の日」だったというのも、何か因縁を感じます。