今回は16番フリーの機関車の話から
この間も触れました「工作ガイドブック」から始まる話です。
私の持っているのは77年版ですが当時はNと16番ではラインアップの差が大きく車両カタログとしては16番のページの方が楽しめた時代でした。
それらの中にはスケールモデルだけではなくいわゆる「フリー」と呼ばれる一連のショーティモデルもカラーで掲載されていて結構楽しませてもらいました。
その中にはEF58やEF66を短縮したものもあったのですが中でもひときわ目を引いたのがEH10を短縮した「EB10」のモデルです。
なかでもグレーとオレンジのツートンのそれの印象は鮮烈でした。
昔のDLなんかでちらほら見かけたカラーリングですがEH10自体そうしたDLのデザインの系譜を受け継いだ機種なので余計似合って見えたのかもしれません。
上掲書でこれが紹介されているページ、よく見ると「形の違うEB10がふたつ載っています」が上のほうのがスケール機のEB10です(笑)
まあ、それは置いておいて
そんな懐かしのモデルが先日中野の中古屋の店頭にあったのは偶然とはいえ何か因縁めいたものを感じたものです。
後述の理由もあってジャンク品同然のお値段だったので一もにもなく飛びついてしまいました。
コンディションはご覧の通り。
年代相応にくたびれた感じです。模型と言うよりはアンティークタッチの玩具と捉えた方が良いかもしれません。
ですがそれゆえに素朴な魅力も感じられるのも確かです。
さてこれがジャンク並みに安かった理由はごく単純です。
「走らないから」
とはいえこれまでの経験から言ってこの手のモデルは動力系の構造がごく単純な事が多く、上手く行けばちょっとの調整で再び走行可能になる事が多いからです。
最悪でもギアかモータの交換で済むだろうと思い購入を決断しました。
一歩間違えると銭失いになるかもしれませんが、これだけ朴訥なモデルだと単なる飾り物にしても悪くはないでしょう。
(言い訳)
2
カラーリングは実車にはなかったと思う「金太郎塗装」ですがかつて工作ガイドブックの写真で見た様な「懐かしさ」と纏まりの良さが感じられて好きなモデルでした。
コンディションははっきり言ってジャンク同然ですが、この手のモデルは耐久性は結構あるので走らせる様に調整するのは容易と見て購入しました。
で、その帰りに天●堂で交換用のパンタやらカプラーやら買って帰ってきたのですが「交換パーツと車両本体がほぼ同額だった」所に如何にこのモデルが安かったかが伺われます。
帰宅後さっそく調整に入りました。
ですが線路に載せて通電しても反応なし。
動力系にトラブルがあると少し厄介ですがこの手のモデルの場合モーターに致命的なトラブルが無ければ大概走りは復活できるのでばらして調整します。
このモデルのモーターはシャシにねじ止めされていますがねじを緩めてモータのマウントを微調整してやると予想通り走り出しました。
モータの焼ける匂いを漂わせながら意外と元気のいい走りを見せます。
見た目のプロポーションがほとんど同じなのにプラレールのそれとは明らかに走りの質感が違う辺り模型屋さんの矜持を見る思いがしました。
パンタグラフはエンドウ製の奴ですが電車用なので厳密にはこのロコに似合うかどうか。
それでも元の奴がシューが欠落していた上に不自然に上に跳ね上がっていたので結構落ち着いた印象にすることはできました。
ベーカー式だったカプラーは変形がひどかったのとうちの貨車の大半がKATOカプラーなので片方をケーディーに交換しました。
オリジナルにはあった前面の飾り帯は剥落していたので新たに貼り付けます。
素材は「ジオコレの照明ユニットの遮光材だったアルミテープ。ナンバーがなかったので一続きに貼りましたがなんだか路線バスにでもありそうな印象に一変(笑)
とりあえず形としてはそこそこ落ち着きましたがボディの古ぼけっぷりはそのまんまです。
この間も触れました「工作ガイドブック」から始まる話です。
私の持っているのは77年版ですが当時はNと16番ではラインアップの差が大きく車両カタログとしては16番のページの方が楽しめた時代でした。
それらの中にはスケールモデルだけではなくいわゆる「フリー」と呼ばれる一連のショーティモデルもカラーで掲載されていて結構楽しませてもらいました。
その中にはEF58やEF66を短縮したものもあったのですが中でもひときわ目を引いたのがEH10を短縮した「EB10」のモデルです。
なかでもグレーとオレンジのツートンのそれの印象は鮮烈でした。
昔のDLなんかでちらほら見かけたカラーリングですがEH10自体そうしたDLのデザインの系譜を受け継いだ機種なので余計似合って見えたのかもしれません。
上掲書でこれが紹介されているページ、よく見ると「形の違うEB10がふたつ載っています」が上のほうのがスケール機のEB10です(笑)
まあ、それは置いておいて
そんな懐かしのモデルが先日中野の中古屋の店頭にあったのは偶然とはいえ何か因縁めいたものを感じたものです。
後述の理由もあってジャンク品同然のお値段だったので一もにもなく飛びついてしまいました。
コンディションはご覧の通り。
年代相応にくたびれた感じです。模型と言うよりはアンティークタッチの玩具と捉えた方が良いかもしれません。
ですがそれゆえに素朴な魅力も感じられるのも確かです。
さてこれがジャンク並みに安かった理由はごく単純です。
「走らないから」
とはいえこれまでの経験から言ってこの手のモデルは動力系の構造がごく単純な事が多く、上手く行けばちょっとの調整で再び走行可能になる事が多いからです。
最悪でもギアかモータの交換で済むだろうと思い購入を決断しました。
一歩間違えると銭失いになるかもしれませんが、これだけ朴訥なモデルだと単なる飾り物にしても悪くはないでしょう。
(言い訳)
2
カラーリングは実車にはなかったと思う「金太郎塗装」ですがかつて工作ガイドブックの写真で見た様な「懐かしさ」と纏まりの良さが感じられて好きなモデルでした。
コンディションははっきり言ってジャンク同然ですが、この手のモデルは耐久性は結構あるので走らせる様に調整するのは容易と見て購入しました。
で、その帰りに天●堂で交換用のパンタやらカプラーやら買って帰ってきたのですが「交換パーツと車両本体がほぼ同額だった」所に如何にこのモデルが安かったかが伺われます。
帰宅後さっそく調整に入りました。
ですが線路に載せて通電しても反応なし。
動力系にトラブルがあると少し厄介ですがこの手のモデルの場合モーターに致命的なトラブルが無ければ大概走りは復活できるのでばらして調整します。
このモデルのモーターはシャシにねじ止めされていますがねじを緩めてモータのマウントを微調整してやると予想通り走り出しました。
モータの焼ける匂いを漂わせながら意外と元気のいい走りを見せます。
見た目のプロポーションがほとんど同じなのにプラレールのそれとは明らかに走りの質感が違う辺り模型屋さんの矜持を見る思いがしました。
パンタグラフはエンドウ製の奴ですが電車用なので厳密にはこのロコに似合うかどうか。
それでも元の奴がシューが欠落していた上に不自然に上に跳ね上がっていたので結構落ち着いた印象にすることはできました。
ベーカー式だったカプラーは変形がひどかったのとうちの貨車の大半がKATOカプラーなので片方をケーディーに交換しました。
オリジナルにはあった前面の飾り帯は剥落していたので新たに貼り付けます。
素材は「ジオコレの照明ユニットの遮光材だったアルミテープ。ナンバーがなかったので一続きに貼りましたがなんだか路線バスにでもありそうな印象に一変(笑)
とりあえず形としてはそこそこ落ち着きましたがボディの古ぼけっぷりはそのまんまです。