昨夜来のサーバートラブルで当ブログも半日以上閲覧も書き込みも出来ない状態でしたが、今はどうにか落ち着いているようです。
さて、今回は中古車の話です。
この間HidakamiさんのブログでKATOとTOMIXの185系を比較する話があり面白く拝見しておりました。
実は私の手持ちにもKATOの185系の200番台があり、これが諸般の事情(笑)から「KATOの車体にTOMIXの動力ユニットを組み合わせた」というふざけた代物だったりするのですが、このコンバートの折にKATOとTOMIXの微妙な違いを見つけて一人で面白がったものです。
ところがこのブログを読んで何日か後に近所の中古屋でマイクロエースのクハ185を見つけました。
1両だけでしたし、これまでだったらこういう中途半端な車両は買わないのですが安かったのと「鉄道博物館(みたいなの)」のモジュールを作った後なので「展示品のひとつ」として使おうと言う意図から手を出してしまいました。この手だと「展示車両」と称してどんな変な車両でも買ってしまいそうなので恐るべきモジュールを作ってしまった様な気が。
さて問題のクハ185ですがこれは今のマイクロエースではなく「しなのマイクロ」時代に同メーカー初のプラ車体の電車としてリリースされた純日本製です。これが出た直後位にアリイに吸収され「マイクロエース」ブランドとなるのですが90年代末にD51を皮切りに中国生産のモデルに移行するまでの間、日本製モデルは80年代末位までは細々と残っていたと記憶しています。
そういえば平成の初め頃でしたか、池袋駅東口前の路上でマイクロの車両セットが「路地販売」されていたのを見た事がありました。その当時は趣味の中断中でしたが鉄道模型も「バナナの叩き売り」レベルになったかと感慨深かった(笑)です。
KATOの185系と並べて見ました。左側がKATO、右が今回のクハです。
一見して印象的なのはモールドが深い事です。
雨樋もサボ受けも実に強い印象でよく見ると台車までもがKATOよりも深めにモールドされているのがわかります。
この間のKATO103系も後の物に比べてモールドが深めでそれが印象の強さにつながっていたのですがこのクハ185も同様の印象を持ちました。
KATOの場合は16番に比べて細密感に劣る印象を払拭したいと言う意図(実際そうかはわかりませんが)を感じましたがクハ185の場合、KATOやTOMIXが既に出したか、リリース間近だったタイミングなので他社に対する差別化としての造形の個性を見てとるのはうがち過ぎでしょうか。
同じ様な感じはエーダイのキハ58辺りからも伺えますが。
ただこのマイクロ185系、印象の強さが祟ってKATOやTOMIXと組ませるとそこだけ浮いてしまいそうな気もするのですが。
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こうしてみると各メーカーごとの個性ははっきりと出るものですね。
185系は最近マイクロからリリースがありましたが、写真を見た感じでは窓ガラスのへこみ具合等からしなの仕様の金型改修品の可能性がありますね。
しなのマイクロエースの185系が入線されましたね。
一見、作り的にはTOMIXの製品に似ている印象を受けました。
TOMIXもモールドが結構深く、KATO車と編成を組んでみたりしましたが、遠目ではわかり難いものの、やはり違和感を感じます。
しかしながら、TOMIXやマイクロのクハ(特に運転窓周辺)はワイド感があって、KATOより実車に近いイメージと感じ好感が持てます。