光山鉄道管理局・アーカイブス

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モジュール・とあるホテルとその周辺の製作その7・モジュールの屋外撮影のはなし

2018-07-18 05:27:15 | モジュール4

 今回は先日グランシップに展示したモジュールに関連して

 撤収の翌日の朝、車に積んであったモジュールを降ろして家に運び込もうとしたのですが、月曜日の早朝、天気も悪くなし、風も吹いていない事に気づきました。
 そこで思いついたのが「この条件ならモジュールの屋外撮影ができる」という事です。

 モジュールは既に車に載っているので撮影地に持ち込むのも難しくありません。

 という訳で近所の公園にモジュールを持ちこみました。

 周囲の植生や石垣の関係でどうしても背景に樹木などが写り込んでしまうのですが、それでも自然光のもとでモジュールを見直すのは一種のリアリティを感じます。
 まして今回の物は「普通の風景を普通に作る」ことを目標にしていたものですから本来屋外撮影との相性は良いはずです。

 現地で早速モジュールを降ろして撮影開始。
 レイアウトコンペ以来久しぶりの「怪しげな撮影会」となりました。

 予想通りと言うか、自然光は七難隠すというか、手前みそながら屋内よりも風景のリアリティが格段に高まるのを感じました。
 これがエンドレスを中心に組んだ「レイアウト」だったら「レイアウト特有の情景のちまちま感」が前面に出てしまう所でしょうが、一枚のベースにひとつの風景を原則としたモジュールの場合、シーナリィ中心の構図が自然光と合わさる事で特撮映画のミニチュアに近いリアリティを出せると感じます。
 (この点は以前ミニカーブのエンドレスを組み込んだ棚幡線レイアウトを屋外撮影して痛感した所でもあります)


 特にレイアウトでこれ位の規模の物を組み込むのが難しい「微妙な勾配を付けた陸橋の一部」ではその効果が絶大でした。

 市販の4パーセント勾配の橋脚と高架橋辺りを使ったものだと自然光の下ではかなり嘘くさく見えた事と思います。
 と、まあそんな訳で屋外で撮影した事で自己満足の度合いが少し上がって、次の瞬間それとは正反対のラフな作りの粗に落ち込んでしまう私がいる、と。


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