goo blog サービス終了のお知らせ 

光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

三菱パジェロと90年代レイアウト

2015-07-05 05:33:56 | アクセサリー
Nスケールが欲しいミニカーから

 今回は狂的とも言えた90年代クロカン四駆ブームの立役者、三菱パジェロのはなしです。
 パジェロ自体は今でも三菱のイメージリーダーのひとつとも言えますし、海外を中心にブランドイメージもそれなりにあるクルマです。

 ですがそれでも初代の後期から2代目に掛けての大ヒットは今考えても異常と言って良いレベルだったと思います。


 当時の四駆ときたらウレタンバンパーもモノコックシャシも、どうかするとフルタイムAWDもなし。
 当然四駆に入れたらちょっとした路地ですらタイトコーナーブレーキ現象が起こって曲がれない。
 床も高いから乗降性は最悪、居住性も同クラスのセダンより室内高が高い以外大したメリットもなし。
 単純に実用性だけ取ってみればカローラのバンよりひどいレベルでした。

 それでも四駆の持つワイルドなイメージだけであれだけの大ブームになったのだから凄いものです。
 
 (因みに私自身からして当時はテラノに乗っていましたが)
 パジェロの場合はパリーダカールラリーでの戦績の伴うイメージアップもかなり貢献したでしょう。

 とは言えだからと言ってパジェロ自体が悪いクルマだった訳ではなく三菱ジープの実質的な後継者としてかなり洗練度を高めてオーナーカーとして通用できるレベルに持って行ったのは凄いと思います。
 (大体、上述の四駆ブームが起こったのはパジェロがデビューしてから5年近く経ってからです。それまでの蓄積が無ければあのムーブメントが起こらなかったのも確かだと思いますし)
 
 トミカの初代パジェロも実車の登場に合わせてのリリースですが、モールドはシャープで実車の持つ垢抜けた印象を的確に再現した傑作と思います。
 新車デビュー当時に買ったトミカなだけに見た目に相当くたびれていますがそこはご勘弁を。
 
 むしろ後から出た2代目、3代目のミニカーの方が妙にぼってりした感じになってしまい初代よりピンとこなかったくらいです。


 いずれにしてもこのパジェロが徘徊しているレイアウトなら90年代初頭~中頃の空気は容易に再現できると思います。