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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

KATOの「98式AV イングラム」

2022-04-10 05:45:38 | アクセサリー
 今回は鉄道模型ネタとは聊か異なる趣の記事ですが、鉄道模型メーカーの製品という事でご勘弁ください。

 2018年の初夏、あのKATOがロボットアニメの「機動警察パトレイバー」のキャラクターシリーズをNスケールでリリースという情報を得て仰天した事があります。
 当ブログでもその時の驚きと期待で1本記事を上げました(内容は以下のリンクをご覧ください)
パトレイバーとテツドウモケイのはなし

 その時には驚いたものですが、それ以後まるまる3年以上続報らしい続報が聞けず、そのまま自然消滅したのかなとか思っていました。
 それが今回の帰省中、大雪で実家に蟄居していたわたしの元に「パトレイバーの製品の正式リリース情報」が入って来たのですからまあ驚いたのなんのって(笑)

 第1弾は主役級ロボット(劇中では「レイバー」と呼称)2タイプ(尤も片方は敵役ですが)ですが今後順次ラインナップを充実させる方向との事です。
 本作はわたし個人としては第一作のプロモーションビデオを「今は亡きCD-V」で購入して以来の縁(その割にはプラモの類には手を出しませんでしたが)でしたので早速通販サイトで入手しました。

 さて、読者の皆様からするとロボットと言うとガンダムやマジンガーZの様な図体(身長20M以上、どうかするとウルトラマンよりでかい身長50M級の設定の物もざら)の物をまず連想される向きが多いと思いますが、本作のレイバーは「建機の延長線上にある人型土木機械」と言う設定なので実際のNスケールモデルは拍子抜けするほどに小さいものです。

 Nの列車と並べるとこの程度のものでしょうか。
 ですが、これでも人の目から見れば結構大きい事は以前紹介した「実物大モデル」でもわかります。

 造形はそれなりに細密なレベルですが、必要以上にテカテカした質感で損をしている印象です。
 Nスケールの自動車でももう少し艶を抑えた質感のものが多いですから、ジオラマやレイアウトでの使用を考えるなら次回以降は考慮して欲しいポイントと思いました。

 可動部は腕の上下くらいなもので、実質的に素立ちのポーズしか取れないのも難点(これについては思うことも結構ありますが)

 と、まあ第一弾としては気になるところもありますが、まずはリリース自体は素直に歓迎しています。と同時に今後のシリーズ展開によってはレイアウトビルダーの役に立つようなアイテムも期待できると思うのでわたし的には期待感が依然高いシリーズであります。


TOMIXの「限定品」の車輛ケース

2022-03-15 05:45:11 | アクセサリー
 先日のネタはRM MODELSの「中古モデル特集」のはなしでしたが、今回はそのこぼればなしです。
 本誌を買った直後、本屋の前の駐車場のクルマの中で本誌を斜め読みしていたのですが、

 「そういえば最近中古ショップ回っていないな」と思い当たりました。
 ここ最近のコロナ禍で遠出はもとより近場の中古ショップすら回っていなかったので、一種の禁断症状の様なもの(これってやばいんじゃ?)を感じ始めていたのです

 幸いその日は平日休だったので、昼間の田舎町なら人混みにもそう遭わないだろうとばかりに、帰途は近場の数軒のショップを巡った次第。
 中古モデルの特集を読んだ後で気分的にはワクワクしていましたが、いくら何でもそこからの帰りにレアものモデルとか、格安のヴィンテージモデル(まあ、ジャンクとも言いますが)にそう都合よく巡り合えるとは思えません。

 事実、最初の3軒くらいまでは前に行った時と品ぞろえも変わらず、私の琴線を刺激するような出物には当たりませんでした。

 「・・・まあ、こんなものか」
 いつもの事ですが近場の中古ショップで出物に当たる確率なんてのは知れたものですし、年に何回も通い詰めないとそうしたモデルに当たらない事もわかっている積りです(何しろ店の数自体が少ない田舎ですから)

 ですがほとんど期待しないで入った4軒目で(レア物かどうかは知りませんが)「限定品」と書かれたアイテムに出会えたのにはちょっと驚かされました。

 物はTOMIXの車両ケース、未使用品の様です。

 えっ?車両ケースに「限定品」ってどういうこと?

 最初は意味が解らなかったのですが、パッケージを引っ張り出してみて意味は解りました。

 初期のTOMIXは車両セットの収納に青色のブックケースが使われていました。
 これが今の物よりも頑丈そうな材質に加え、KATOのブックケース同様の開閉方法ながら「開閉用のスナップのベロが革製だったりと」高級感あふれる仕様でした。

 今回のアイテムはTOMIXの40周年記念に「あの頃の車両ケースの雰囲気を偲んでもらう」のが目的のモデルの様です。
 「C57らしきSLのイラストがいぶし銀で印刷されている」パッケージは確かに80年代のTOMIXの象徴でありました。


 ケースを開くとおまけのつもりなのか、これでもかという位に「TOMIX40周年一色のステッカー」が入っていましたが「これ、どう使えばいいんだろう?」と一瞬戸惑います。
 今はTOMIXも46周年くらいなのに(笑)

 まあ、中古モデルの特集雑誌を買った帰りに「限定品を中古ショップで拾って来る」というのも偶然のいたずらとしては良くできている気もします。
 それが「車両ケース」だったというのはわたし的には「分相応」なのかもしれませんw

KATOの「三菱FTO」

2021-12-29 05:26:34 | アクセサリー

 先日サブブログで「トミカにならなかったそいなみ車(そういえばいつの間にか見なくなってしまったクルマ)」のひとつとして三菱FTOを取り上げたことがありました。

 その際に「FTOのミニカーはKATOがHOスケールのものを出したっきりで、たまに出物でもあるととんでもない値付けになっている」とも書きました。
 もちろん、それを書いた時点で「FTOのミニカーにお目にかかることなどないだろう」とわたし自身思っていたのですが、まさかそれから二月も立たないうちにそれにお目にかかるとは。

 ここでおさらいしておきますと、三菱FTOというのは1994年に登場し、その年のカーオブザイヤーを獲得したGTカーです。
 セリカやシルビアを仮想敵として2リッターのV6エンジンや学習機能付きマニュアルモードATなどの先進装備を搭載。
 加えて他車にはない個性的かつアグレッシブなフォルムで一時期かなりの人気があった車です。

 ですが登場のタイミングがミニバンやSUVの人気に火が付き始めた時期と重なったため、後半は人気が失速しひっそりと生産を終えてしまった悲劇の車とも言えます。そのせいか当時はミニカー化の機会に中々恵まれず、KATOがミニカー市場への参入を期してリリースしたものが数少ない製品化となっていたものです。
(同時期、KATOは他にトヨタスープラや日産フェアレディなどを製品化しています。但し43分の1かHOスケールですが)

 先日立ち寄った中野の某店での出物で、その「KATOの FTO」を見つけたとき、「まさか!」の思いで一瞬固まりました(笑)
 お値段は3000円ちょっとで、最近の奥の落札相場より心持ち安い程度。
 ですが、この機会を逃すと後悔する様な気持ちになって、つい手を出してしまいました(汗)
 間違いなく今回の上京で1番の散財です。

 87分の1のHOスケールなので、一見貧弱に見えるくらい小さいのですが、そこはNゲージや16番で鳴らしたKATOの造形。
 曲面を駆使した、ぬめっとしたフォルムの造形はサイズを超えた存在感を見せます。このスケールで5穴のホイールもきちんと造形していますし、インテリアも色刺しのない黒一色ながらきちんと造形されています。
 (加えてドアミラーも別パーツ化ですよ、奥さん!)

 プラ製ミニカーにありがちな「重々しさの欠如」と言う欠点に対しては「シャシをダイカスト製にして落ち着かせる」というハイブリッド構成。
 総じて、サイズの割にはかなり手間を掛けたミニカーという印象で、同じメーカーのフェアレディよりも好感が持てます。

 唯一難を言わせてもらうなら、白のボディカラーがボディの抑揚を感じにくくさせている点で、写真に撮ると白飛びがひどく「白い塊」にしか見えなくなってしまう事でしょうか。

 それにしても
 このあまりにもアヴァンギャルドなデザインのFTOが似合う様なHOの日本風レイアウトというものは、わたしにはちょっと想像ができません(笑)

カーコレ80のクラウンピックアップ

2021-12-19 05:49:25 | アクセサリー

 久しぶりに80分の1ミニカーネタから。
 カーコレ80ではトヨタクラウンがいくつか出ているのですが、その中でも最も曲者のアイテムです。

 先日、TLVでハードトップ仕様が話題をさらっている(ミニカー界隈での話ですが)3代目MS50クラウンの「ピックアップ仕様」

 実はクラウンは初代から3代目まではラインナップの中にピックアップが設定されていました。サイズ的にのちのハイラックスに相当する大きさですから、日本車の種類が少なかった当時は、それなりに重宝された存在だったと思います。

 中でもMS50のそれは、クラウンで初めてパーソナル仕様のハードトップが設定された型と同じですから、垢抜け度も他のトラックやピックアップよりも高く、今見てもスタイリッシュなデザインだと思います。

 ミニカーの造形も16番スケールとしてはなかなか良く、セダン流のロングノーズに短いキャビンを組み合わせたプロポーションはサニトラよりもカッコよくすら見えるほどです。
 (日本車でこれに似ているのはスバルレオーネベースのピックアップとして北米に輸出されていた「ブラット」辺りでしょうか)

 ただ、ミニカーのカラーリングは「クラウンなのに堅気の感じが全くしないw群青色」モール類の「光りものの色刺し」も「酒屋や農家で使うことを考えていなさそう」ではあります。

 実際、わたしの子供の頃の記憶を手繰ってみても「MS50ピックアップの実物」をみた記憶があまりありません。お遊び用のパーソナルユースでピックアップが注目されはじめたのはこれよりも5年から10年後の話です。

ROCOのVWトラックから

2021-12-08 05:02:24 | アクセサリー

 先日見つけたHOスケールミニカーから。
 それにしても今年はHOスケールのミニカーの出物に本当によく当たります。何かに憑かれている?

 ROCOというと「ロコインターナショナル」ブランドの鉄道模型が有名ですが、ミニカーの方でも「ROCOミニチュアモデル」としてヴィキングに負けないくらいの出来のHOスケールミニカーを出しています。

 今回見つけたのもそのひとつ。
 VWのダブルキャブのトラックです。

 今気づいたのですが製品としてのミニカーモデルの小型トラックでダブルキャブの仕様というのは本当に少ないのです。
 実車の世界でも街で見かける小型トラックでダブルキャブのものは多く、しかも業務用の他、消防団の積載車など応用範囲が広いのです。

 本来ならこういうミニカーは国産車でももっと出て欲しいところなのですが、なかなかものを見ません。

 ミニカー自体の出来ですが、例によってプラ整形で塗装もされていないプラの地色丸出しの仕様なのですが、それだけに造形は非常にシャープでレイアウトのアクセサリに使う限りは殆どボロが出ません。

 今回のミニカーでは別パーツの幌も装備されている上に、幌を外してみたら荷台の上には「ディテールアップパーツのドアミラーが」
 また、荷台にはこのトラックがVW製である事を誇るかの様な「RRエンジンのフードが別パーツで表現されている」という至れり尽くせりぶりでした。

Nゲージのミニカー二題

2021-12-01 05:33:51 | アクセサリー
 先日入手したNスケールミニカーから。


 津川洋行製の「3輪消防車」
 今ではまず見かけませんし、昭和の時代でも昭和50年以降は殆どなくなっていたのではないか(田舎の消防団レベルならあるいはと言う気もしますが)と思われる3輪トラックベースの消防車。
 わたしが子供の時分でもこういう消防車は殆どなくなっていたように思います。

 ですが、モデルとしての雰囲気はなかなかに好ましい上に「サイズが適度に小さい」のが有難い。
 と言うのも、現在改修中のミニSLレイアウト「棚幡線」に鎮座しているジオコレの消防小屋には良く似合いそうだからです。

 実はそこの小屋には当初、トラックコレクション第7弾のいすゞTSDを使いたかったのですがどうしても小屋に収まり切れずに断念した経緯があるのです。今回の3輪消防車なら、どうにか収まりそうですし。

 同じショップで見つけたヴィーキングのトラック。
 トラックとしては別にどうという事のないデザインですが、同年式の日本車よりは確実に垢抜けたセンスがあります。
 特にキャブ周りは今どきのトラックと並べても引けを取らない感じすらします。

 現在の風景に持ち込んでもそう違和感はないだろうという気がしましたし、何といっても1台200円だったのが大きい(笑)

 今回の二台はセンス的には正反対な組み合わせですが、レイアウトの彩としてはなかなか役に立ちそうなコンビであります。

偉大なる凡庸の系譜・番外編 「KATOのトヨタクラウン」

2021-11-28 05:35:44 | アクセサリー
 久しぶりにわたしのNゲージ的な「偉大なる凡庸の系譜」ネタ。
 今回は番外編です。

 先日更新された、WEBマンガの「TEZMO SYNDOROME」の新作は第5話に初登場した麻里の同僚で鉄道模型に興味を持ち始めた「宮浦さん」が主人公の南 風奈から初心者向けのレクチャーを受けるという新展開。
 従来の「旧式Nゲージモデルのあるあるネタ」から「鉄道模型入門」にも舵を切り始めた模様です。

 で、今回私の興味を惹いたのが、風奈の以下のひとこと
 「誰しも同志がふえることは嬉しいものです。宮浦さんの門出を祝して、このクラウン6台セットをあげましょう」

 これについピッと来てしまいました。
 という訳で、今回の「偉大なる凡庸」は「KATOのトヨタクラウン(MS80)」です。

 TOMIXがナインスケール時代にク5000を製品化した時「Nゲージのパーツとしての日本型の乗用車」は未だ発売されていませんでした。
 なので当時は同ブランドのバックマン製自動車セット(コルベットもどきやキャディラックもどきが混じっている)で代用せざるを得ませんでした。
 後にTOMIXで最初のNスケールミニカーとして三菱ふそうバスやいすゞエルフトラックと共に日産セドリック(330)がリリースされましたが、ク5000の積み荷にも使えるとはいえ、本来の用途はレイアウトのアクセサリの性質の強いものだったと思います。

 それから暫くして明確に「ク5000の積み荷」というコンセプトでリリースされたのがKATOのトヨタクラウンです。
 構造は先行のTOMIXやドイツ製のウィキングのミニカーとよく似た「プラの地色丸出しのボディ造形」

 ですがTOMIXと異なり「タイヤがシャシと一体に造形されている」のがKATO製の特徴です。この為に「坂道に無造作に置いても下まで転がらない」という望外のメリットを持ちます(これは後に同様のコンセプトで最近出たY31セドリックやパルサーのミニカーとも共通した構造です)

 これが初登場してからかれこれ40年は経ちますか。登場当初は専門誌に掲載されるNゲージレイアウトのそこここにKATO製クラウンがTOMIXの他車種に混じって配置されているのをよく見かけたものです。

 ですが、それから40年の間に先行のTOMIXセドリックは早々と姿を消し、代わって登場したカーコレクションがそれまでとバージョンアップ感の強い塗装仕上げと、定期的に新車種が補充される体制でレイアウトビルダーの渇を癒すようになりました。更に細々とながら他社も参入してかつての様な「ガイシャばかり右往左往する日本風レイアウト」という光景が消滅した訳ですw

 しかしそれでもKATOのクラウンはMS80のままずっと生産が続けられ、今でも模型屋の店頭で売られているのを目にする事があります。
 KATO製のNスケールミニカーはその後少ないながらもラインナップを増やしている現状を思うと、同一車種がこれだけ長期に売られ、使われ続けてきた訳ですからこれは凄い事だと思います。

 わたし自身レイアウト用にクラウンは何度か買っていますが、それとは別に「中古のク5000を買うと(積み荷の)クラウンが6台付いて来る」事で補充される場合が結構あったりするからMS80のクラウンだけがやたらと増えているのが現状です(笑)

 40年以上前の車とは言え当時のクラウンはまるで「セダンのお手本」とでも言いたげなプレーンなフォルムを持ちます。流行によってデザインが変化しやすいスポーツカーやミニヴァンと異なり「公用車にも使われる定番セダン」のプロポーションは基本的に遠目で見たら違いが分かりにくいものです。まして10年やそこらの年式の違いなどは猶更目立ちません。
 ですから、特に車に興味を持たないレイアウトビルダーなんか(もちろんモジュール、パイクの製作者も含む)が手軽に使える「日本の乗用車パーツ」としてKATOのクラウンを使い続けている・・・

 KATOのクラウンがこれまで続いて来たのには、案外そういう要因も大きかったのではないかと私は睨んでいます。
 (おまけに最近ではカーコレのお値段の高騰が顕著なために相対的にKATOのクラウンやパルサーに目が向いている要因もありそうですが)

 勿論、レイアウト用のパーツとしても「パトカー、タクシー、ファイアチーフはもとより教習車や営業車としても使えるリニアリティの高さも見逃せないポイントですが。

ザ・人間の「サバゲーの人々」

2021-11-06 05:16:59 | アクセサリー

 久しぶりのアクセサリネタから。
 ジオコレの「ザ・人間」の新製品に「サバゲーの人々」と言うのを見つけました。

 当ブログでもたびたび書いていることですが殊、海外の鉄道模型メーカーでは情景用の人形のバリエーションが異様なほどに幅広く「まさか、こんなのが製品化されているとは」と驚かされることもたびたびです。

 翻って日本では徐々に拡充は進んでいるものの流石に「まさか、こんなのが」と言うアイテムにはなかなかお目にかかれません(一部アニメ系を除く)

 今回の「サバゲーの人々」はまさにそうした「まさか系」のひとつでした(笑)
ジオコレでは先日来「ジオコレコンバット」と称する既製品のストラクチャーに戦場風のメイクを施したシリーズがスタートしていますし1/144のミリタリー系フィギュアも他社からちょこちょこ出ていますので本製品も最初は「ミリタリー系に転用する前提」のアイテムだと思っていました。

 ですが改めてみると何か違う。

 サバゲーですから軍服や戦闘服の人形があるのは当然なのですがよくみるとその中にミニスカ女子高生風のキャラが複数視認できるのです。
 なるほど「サバゲー」ね・・・と妙に納得しました。


 今回のアイテムは人形と別パーツで銃器のパーツもあるのでやろうと思えばエアガンのショップや銃砲店の店内に使えるかもしれません。

 わたしなら何体かを竹取坂の同人誌即売会場に紛れ込ませるところです(いや、全員そうするかな?)

バスコレの「ゆるキャン△ラッピングバス」

2021-10-13 05:46:39 | アクセサリー
先日入手したアイテムから。

今回のはなしの出だしは今年の5月、グランシップトレインフェスタの頃に遡ります(笑)
会場の設営を終えた後、一旦帰宅するために一部開通していた中部横断道を使って当時の入り口だった下部温泉ランプに差し掛かったとき。

夜中の8時前くらいですからヘッドライトを点けているとはいえ、周りが真っ暗なロケーションで車を走らせていたら突然ヘッドライトの中に「アニメのゆるキャン△の看板が道を塞ぐ様に立ちはだかる」のを見て一瞬焦りました。

よく見ると看板と思ったのは「ゆるキャン△のラッピングをしたバス」
下部温泉ランプの最寄りにある波高島の駅から出てきたところに当たった様でした。

正直言って「まさかこんな真夜中の山の中(と言って差し支えないロケーションです)でアニメのラッピングバスに当たるとは」というインパクトがわたしの心に強烈極まりない印象を与えたのです(笑)

その時はまあ、それで済んだのですがイベントの帰りに行きつけのショップに立ち寄ったら「その時のラッピングバスがバスコレで製品化」と聞いて二度びっくりさせられます。

前述のような強烈な印象を受けたばかりだったこともあり、その場で予約してしまう私がいます。
クラブのメンバーの間では「ガールズ&パンツァー」が人気で、そちらのバスコレも何人かのメンバーがその都度買われているのですが、その時でさえラッピングバスには手を出さなかったこのわたしがです(爆笑)

そのバスが先日ようやく入荷。
「あの時のラッピングバス」に模型として再会しました。

流石にこれ位拡大すると印刷の粗も見えますが、これは「小指サイズ」のモデル。
Nゲージスケールのモデルですから実際に手に取って見れば十分以上に奇麗に見えることを申し添えておきます。

むしろNゲージスケールバスの図体なんかわたしの小指並みなのに、ラッピングのイラストが鮮やかに再現されているのには正直舌を巻きます。
バスコレの常で実車の再現度も当然高く、そのままレイアウトに置いてもかなり周りが華やかになります。

何しろ波高島の山の中を走っているくらい(実車が身延町の町営バスと聞いて三度びっくりw)ですから都会から田舎までどの風景にも使えるというのがすごい話です。
この手のバスが走るのはアキバの近辺くらい(同じ田舎でもわたしの故郷にはこの手のバスがない)に思っていましたからこれだけでも結構新鮮でした。

そんな訳で、早速レイアウトのアクセントに使っています。

カーコレ80のクラウンタクシー(MS60)

2021-08-31 05:00:49 | アクセサリー

 今回はグランシップ土産のカーコレ80のミニカーから(笑)
 MS60クラウンのタクシー仕様です。

 オレンジ色と黄色の塗り分けのカラーリングは初期トミカでのクラウンタクシーのトレードマークでした。
 初期のトミカのラインナップでこのタクシー仕様はホンダTN360のペプシコーラのパネルバンと並んで「トミカの個性」を象徴していたと思います。

 トミカとしては3代目に当たるMS80位まではこのカラーリングのタクシーがリリースされていたはずです。

 今回のカーコレ80で「あの頃のトミカ」のカラーリングのクラウンタクシーが出たというのはなかなか意味慎重と思います。
 鉄道模型ファンとかミニカーコレクターとは別に「あの頃のトミカのクラウンタクシーを知っている層」も狙っていたのではないでしょうかw

 ただ、同じMS60でもトミカの初期型ではなくビッグマイナーチェンジした後の「金ピカ仕様の後期型」なのはご愛嬌と言えます。
 (わたしにとって何故か実車のクラウンタクシーは後期型の印象が強いのです。事によると後期型になってからタクシー仕様が売れ始めたのかもしれません)

 ミニカー自体は以前紹介したノーマルのセダンと違いはないので改めて書くようなこともありません。ただこのカラーリングはどこに置いても一目でタクシーと分かるだけにレイアウトのアクセサリとしても重宝する存在です。
(特定の会社を想定していないのでどこにでも置ける)

津川洋行の「ソフトくん N」

2021-08-04 05:40:53 | アクセサリー
 先日来運転会やらレイアウトの改修やらでしばらく走らせていなかった車両を試運転する機会が多いのですが、あまりに古いモデルだったりとかイベントでまとまった時間走らせたりしている事もあって本調子でない動力が増えています。特に車輪の汚れは顕著で1両1両クリーニングするのは手間が掛かるものです。

 まあ、これには梅雨時故の不純な天候(特に湿度の高さ)も関係していそうですが。

 そんな時に大いに活躍してくれているのが津川洋行の「ソフト君N」というアイテム。
 実はこれは運転会で他のメンバーがこれをよく使っているのを目にしており、かねてから注目していたものだったのですが店頭でなかなか見つけられずにいてやっと最近になって入手したものです。

 一見すると2列のスポンジが並んだだけの何かに見えますが、このスポンジが通電性で線路から取った電気でこの上に通電し動力車を空回りさせることで車輪の洗浄を行なうというものです。

 運転会の様に多くの動力車が行き交う場面だとこれが活躍する頻度も高く、線路のまめなクリーニング(これはクラブメンバーの人海戦術ですが)と合わせてレイアウトのコンディション維持では結構貢献しているものです。

 わたしも早速手持ちの車両で試してみましたが、車輪のクリーニングで活躍してくれるのとは別に模型のランナップ(モータの慣らし)用にも使えるアイテムである事に気づきました。

 特に海外モデルや年代ものの動力車で多いのですが、線路の上でいきなり通電してもギアの当たりや潤滑の関係でいきなり新品の様な走りの性能を発揮し難いものです。
 そんな車両をこのソフト君の上で何度か通電させると最初はガクガクしながら徐々に動き出し、しばらくするとモータの唸りと共に本調子を取り戻してくれます。

 線路の上で同じ事をやってもこれよりも時間がかかりますし何よりレールの汚れも招いてしまいそうです。その意味からも結構使えるアイテムとは言えると思います。

HOスケールの「オペルカデット」

2021-07-31 05:05:59 | アクセサリー
 先日来紹介している「グランシップ土産のHOスケールミニカー」から。
 この間紹介のセネターに続き今回もオペルの車です。


 オペルの大衆車タイプのカデット。

 日本ではなぜかパッとしないままで輸入が打ち切られているのですが、ドイツではワーゲンゴルフに次ぐ普及を誇るのがオペルの大衆車です。
 中でも歴代のカデットは世界規模で展開したグローバルカーでして3代目に当たるカデットCは「初代いすゞジェミニ」として日本でも生産、販売されていました。


 今回入手したカデットは1991年まで生産されていた「Eタイプ」と呼ばれるものです。卵型のフォルムの3ドアHBは空力に優れたスタイリッシュさでVWゴルフに対峙していたモデルでした。

 ミニカーでもそのスタイリッシュさがきちんと再現されているのが嬉しい。
 相変わらず造形はシャープで丸っこいフォルムとの相性も抜群です(カーコレ80なんかで丸っこい造形をやらせると妙にぼってりしてしまう事が多い)
 ただ、中古で色が選べなかっただけに地味な黒しかなかったのが残念といえばいえますが。

 とはいえ、外見上ぱっとした個性が無いだけに「国籍を問わずレイアウトの風景に溶け込みやすい」のは確かだと思います。
 (実はこういうところもオペルの人徳の様なものだと思いますし)


 実車のカデットは次代から車名が「アストラ」に変更され21世紀初めまでヤナセで輸入されていました。現在でも本国ではモデルチェンジを繰り返していますが現行型も個性に欠けるもののスタイリッシュさは相変わらずなので今からでも輸入されないかなとか思ったりします。

 代車で乗った事のあるアストラはサイズ的に「ちょうどいい感」が感じられるいい車でしたし。

ヘルパのHOスケール「メルセデスベンツ300E」

2021-07-25 05:23:38 | アクセサリー
 先日のグランシップ土産のひとつのはなしです。

 物は先日のオペルセネターと同じヘルパのHOスケールミニカーですが、知名度はこっちの方がはるか上。

 メルセデスベンツ300E(W128)です。
 「300E」なんて固有名詞を持ち出すまでもなく1980年代当時、日本の街角で見かける「ベンツ」というと大概この形のメルセデスを連想する同世代人は多いと思います。
 あの当時は今以上に「ベンツ」のステイタスは非常に高いものがあり「社長さんか政治家でもないと乗れない車」「堅気には手の出ないクルマ」でありました。
(同時に「クルマは良いけど乗っている人が嫌い」という理由で某専門誌の「読者投票による嫌いなクルマベスト10外車部門で毎年1位をキープし続けたクルマ」でもありました)

 1980年代車に特有の量感に溢れるフォルムとボンネットからCピラーにかけてのシャープな側面の造形は当時一番「わかりやすいカッコよさ」を体現していた車だったと思います。
 ですから、欧州風のレイアウトに限らず日本風のシーナリィにもよく溶け込める車ではないかと思います。

 かねて書いているようにヘルパ辺りのHOスケールミニカーは硬質感のあるシャープな造形が身上。
 (そのかわりボディは無塗装でプラスチッキーなのですが)
 ヘッドランプとウィンカーの別パーツ化はもとよりボンネットの上の「オーナメント」まで造形している所はカーコレ80なんかでも見ない表現で気合いの入り方が違います。

 インテリアもステアリングホイールとシフトレバーが別パーツ、リアのデッキボードがフロントダッシュボードと別な色で成形されているなどこのサイズのミニカーとしてはかなり良くできていると思います。

 と、そこまではいいのですが。
 上の写真をご覧いただくとお分かりの様に87分の1のHOスケールの300Eを80分の1スケールのカーコレ80のクラウンと並べてみると一回りくらいクラウンの方が大きくなってしまうのが難です。

 これくらい大きさの差が出てしまう現実を見ると「HOスケールと16番スケールのサイズの違い」を気にしない訳に行かなくなってしまう私が居る訳で(まあ、模型の世界でも鉄道車両以外眼中にない向きにはどうでもいい事ではあると思うのですが)
 
 さて、この時期のメルセデスベンツには現在のCクラスに相当する「190E」と呼ばれる「5ナンバーのメルセデス」が存在しました。
 当時は「小ベンツ」とか「貧乏人のメルセデス」とか揶揄する向きも多かった車だったのですが普通の庶民にとっては「うちでも買えるメルセデス」という希望を与えてくれた存在ではありました

 実は190Eのスタイリングはサイズが小さいのを除けば300Eとほぼ同じ形。
 なので「小ベンツのつもりで日本型レイアウトに組み込む」事は不可能ではないと思います(実はそれでも80分の1のクラウンより小さいのですが)

HOスケールの「オペルセネター」

2021-07-15 05:48:44 | アクセサリー
 先日のグランシップの折に静岡の中古ショップでHOスケールのミニカーの出物がいっぱい出ていたので調子に乗って何台か買いこんで来たのですが今回はそのうちの1台から。
 ヘルパから出ていたオペルセネターという4ドアセダンです。

 オペルが日本での販売を打ち切ってかなり経ちますからセネターなんて聞かされてもどんな車かイメージできる人は少ないと思います。
 実際これを売っていた静岡のポポンデッタでは車種表記もへったくれもなく、ただ単に「紺色の車」としか書いていませんでしたしw


 実車はBMWの5クラスやアウディの100辺りと同クラスのセダンとしてオペルが投入した上級セダンだったそうですが、日本では東邦モーターズやいすゞ自動車が少量輸入した程度で、後にヤナセに販売が移行した時に同クラスのオペルオメガに切り替えられる形でひっそりと姿を消したとの事です。

 長々と実車の紹介に費やしてしまいましたが、実はこのセネター、一度だけ私が乗った事がある車でした。
 以前メルセデスのAクラスに乗っていた時に補修時の代車として用意されたのがこのセネターだったのです。

 ですが当時のAクラスがメルセデス初のコンパクトカーだっただけに全長がヴィッツよりも短く車幅も5ナンバーサイズから2センチ広いだけ。
 それがいきなりオペルのでっかいセダンが代車に用意されたのですから当時の私も驚いたのなんのって。見た目に長さがAクラスの2倍近くありましたし。


 ディーラーからの帰宅路は車体感覚もステアリングフィールもまるで違う車で、何よりあの図体だけに路地に入る度にぶつけやしないかとヒヤヒヤものだった記憶があります。

 そんな思い出のある車だけに店頭でミニカーを見た時に「あっ!あの時の代車だ!!」とびっくりしたものです。

 他のモデルでも書いていますが、ドイツ製のHOスケールミニカーは車体がプラの地色であることを除けば造形はシャープで細密感も高く、意外に満足感の高いモデルが多いものです。
 殊セネターの様なマイナー系の車種だとそのメリットは大きいと思います。

 実車を知らなくても再現性が高いので「こう言う車も実在する」と言うことくらいはわかりますからw


 ちなみにAクラスの代車があそこまででかかったのはその時だけで、のちの車検や点検では同じオペルでもアストラやヴィータが回ってきましたからあの時ほどの違和感はなかったですが

 それにしても「テツドウモケイのイベントに出掛けてきてお土産がミニカーばっかり」というのも初めての体験でした(爆笑)

カーコレ80のMS60クラウン

2021-06-12 05:44:58 | アクセサリー
 先日のイベントの折に入手した16番スケールのミニカーから
 カーコレ80のMS60クラウンのセダンです。

 登場時にはあまりに未来的なデザインとそれ故に豪華さに欠ける雰囲気が嫌われて歴代クラウンの中では最大の失敗作とされるMS60クラウンですが、わたし個人としては歴代でベスト3に入る「好みのデザイン」の車でした。

 今では当たり前のボディ同色のバンパーや曲面の使い方が巧みなエッグシェルのボディデザイン、「未来的」な雰囲気のウィンカーの処理など見どころの多い車ですが、ミニカーはトミカやダイヤペットなどのダイカスト製と異なりプラ成形ゆえにフォルムの表現にぼってり感が無くすっきりとしていてこれより大スケールのミニカーに引けを取らない造形です。


 MS60は不人気ゆえに登場2年目くらいに「メッキパーツを増やしてキンキラキンのお下品デザイン」にマイナーチェンジしているのですが、今回のミニカーはそのお下品な後期型をモデル化しています。
 再現度が素晴らしいミニカーではありますが「お下品さの再現度も高かった」という点、ここは嬉しくもあり嬉しくもないポイントなのですが(笑)


 いまでは旧車のなかでも見かける機会が急速に減っているMS60だけに今回の入手は嬉しかったです。

 因みにこのクルマと並べて似合う鉄道車両というと登場間もない583系や485系辺りのデンシャではないかと個人的には思います。
 D51やEF57と並べるにはデザインが未来的すぎますし、シンカンセンと並べるには光り物が多すぎますしw