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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

(ようやく)KATOのスマートコントローラを導入する

2024-12-19 05:35:40 | アクセサリー
 この秋1番の散財は多分これです。

 ものはKATOのスマートコントローラー。
 BlueToothを経由して手持ちのスマホでパワーパックのコントロールが可能になるアイテムです。

 実はこれはその存在を知ってからこのかた「いつかは買わなければならないアイテム」の筆頭でした。
 というのも一昨年にレイアウトを移設してルームの真ん中にレイアウトを設置して「どの方向からもレイアウトを眺められる」セッティングにしたのは良かったのですが、パワーパックの位置が固定されたままだったので普通に運転した時の死角が増えてしまったのです。

 特に昨年来緩曲線を配して、ゆったりした曲がりっぷりになった当レイアウト最大の見せ場が「パワーパックの反対側の死角に入ってしまい、運転しながら曲がりっぷりを堪能する事ができない」という致命的な弱点を抱えてしまっていました。

 これを解決するのはワイヤレスパワーユニットを使いウォークアラウンドの操作に移行するしかなかったのですがTOMIXのワイヤレスユニットは現在販売されていませんし、操作時のレスポンスに些か不満もありました。

 KATOからスマホ利用のコントローラが出ている事を知ったのはごく最近でしたが上記の事情もあってなかなか踏み切れなかったのです。ですが最近はこのコントローラも品薄らしいので「今買わないと難しくなる」と決断した次第です。

 本体はポイントコントローラと大して変わらない「スイッチだけの小箱」に過ぎません。
 購入後はスマホのアプリをインストールした後、これの電源を入れてスマホとペアリングさせれば準備は完了。

 スマホの画面上のコントローラはハイテク感はあるもののパワーパック感は希薄。
 スワイプで速度や前後進をコントロールするというのも何か頼りなさが漂います。

 ですが一旦動作させればレスポンスはワイヤレスコントローラよりも心持ち良い感じで微妙な速度調整も意外とやりやすい(でもパワーパックのダイレクト操作ほどではありませんが)フィールでした。

 何より運転時の自由度が飛躍的に高まったのがありがたいと同時に嬉しいものがあります。

 コントローラの登録は複数可能なので二つのパワーユニットを一つのコントローラで適宜切り替えながら操作するのは容易な様です(ただし同時に二つのパックは操作できない模様)

 それにしても「テツドウモケイまでスマホ(というかわたし的感覚では『携帯電話』)で操作する時代が来た」というのは一種衝撃的ではありますねw

レイアウトアクセサリーの入手品から

2024-12-17 20:30:30 | アクセサリー
 もう12月なのになおも続いている帰省の戦利品のはなしから。

 今回は故郷のショップのはなしです。
 実家の掃除用具を買いに近くのホームセンターを訪れた際、そこの2階にあるホビーコーナーに足を運びました。

 前にも紹介していますが、ここのホームセンターでは「なぜかNゲージのレイアウト用品だけがむやみに充実している」のが特徴なのですが、お値段が定価なのでよほどのアイテムでもなければ手を出すことは少なかったのです。

 ところが、そこのコーナーを覗いたら「ファーラーのストラクチャーが全品3割引」になっていました。
 数年前にトミーテックがファーラーの輸入を始めた関連もあったのかもしれませんが、以前からここのファーラーの充実度は異様なほどでして、どうかすると落合のホビセン並みかそれ以上かもしれないと思っていましたから。
 でもやっぱり田舎でこれを売り切るのは難しかった様で、実質的な在庫処分となった模様です(因みにほかのジオコレや津川、KATOのアイテムは対象外でした)

 値引きがあるなら何かないかな、と見て回りましたが、何分元の定価が高かっただけに「2万円の駅舎が1万4千円になっている」くらいでは手が出せませんでした。
 それでも鵜の目鷹の目で物色して見つけたのが「タウンアクセサリセット」

 KATOからも似たような仕様の日本風のセットが出ていますが、電話ボックスやベンチ、休憩所や幟旗などがセットになったものです。
 物がファーラーだけに欧州風の垢抜けたデザインが何といっても魅力。

 うちのレイアウトでいうなら「竹取坂駅の駅前広場」を飾るのにはぴったりな代物でした。
 早速財布を開き、この機会にとホームセンターでため込んでいたポイントもフルに使ったので何とか半額に近いところまでで済みました

 で、その帰りに近くの商店街で開かれていた「よ市」を冷かしながら見つけたのが「Nゲージのアクセサリセット」
 「セット」とは言いますが、ファーラーのそれとは異なり「どこかの個人ユーザーが余ったアクセサリを纏め売りした」という雰囲気の一品でした。

 人形だけでも結構な数でしたし、よく見るとバイクやスクーター、軽トラやフォークリフト(形状から見てスクラッチ品?)も入っているのでレイアウト派には買い得感は高いです。

 同じくジャンク品でNOCHの樹木も100円前後であったので数本調達。

 前述のように今回の帰省では往路で大散財をやらかした後だったので故郷で格安品が拾えたのは有難かったです。

 アクセサリと言うと、こんなのも見つけました。
 往路のSAの売店で見つけたステッカー。

 「名字のシール」には違いないのですが字体と言い「喫茶」とか「カレー」という題材と言い、レイアウトの看板に使うには面白い代物ではないかと思います。でもなんでこんなのが高速のSAなんかに(謎)

ヘルパの「ルノートウィンゴ」

2024-11-28 05:51:39 | アクセサリー
 先日、メルセデスベンツSLKやBMW-Z3を紹介したヘルパのHOスケールミニカー。
 今回買ったもう1台は「ルノートウィンゴ」でした。

 これもわたしが好きな1台です。

 ホンダのTODAYと2代目シティを足して2で割った様な「ワイドなワンモーションフォルム」「一見丸目の様でいて実は変形ライトとなっている愛嬌とセンスの良さを併せ持ったフロントのデザイン」が持ち味のトウィンゴは90年代頃は日本でもそこそこみかけたフランス車でした(実際当時のルノーのエントリーカーだった)

 フランス車の場合、高級車やスポーツカーよりもエントリークラスの大衆車の方にフランスらしさを感じさせるものが多い(古くはシトロエン2CVを始めルノー4CV、時代が下がってシトロエンAXやプジョー205、ルノーカングーなど)ですがトウィンゴの発散する雰囲気はその中でもかなり濃厚な方です。

 加えてミニカーとしての嬉しい特徴が「キャンバストップ仕様」でしかも「全開モード」をモデル化している点。
 サンルーフの中でもキャンバストップは開口部がグラスルーフよりも広いので見た目の解放感が抜群!
 これを眺めるだけでもウキウキしてきます(笑)

 日本車でも90年代の一時期フォードフェスティバやトヨタスターレット、オートザムレビューなどのキャンバストップ車が設定されていましたが、高温多湿のくそ暑い夏が標準装備の日本の環境ではこの手のクルマは定着できませんでした(で、走る引きこもりみたいな密閉性ばかり高いオラオラ系ワイドボディ車が跳梁跋扈する・・・とw)

 ミニカーの造形はドイツ製のミニカーらしくかっちり感があってシャープな造形がこのモデルでも良く発揮されています。
 もう一つの欠点である「プラの成型色丸出しのボディ」も殊昔のフランス車に限って言えば欠点とは言い難いですし。
 
 何よりオープントップを通してのぞき込める「ポップなシート&内装」が嬉しいではありませんか(笑)

ヘルパのBMW Z3

2024-11-21 05:57:05 | アクセサリー

 今回はHOスケールのミニカーから
 先日紹介したメルセデスSLKと一緒に入庫したミニカーをば。

 物はヘルパのBMW‐Z3。

 この車もSLKと同様にコンパクトなボディサイズに凝縮感を感じさせるところがZ3の好きなところです(もっとも、そのせいでこちらもやっぱり2シーターですが)

 トミカより小さい1/87スケールの、しかもプラ製のミニカーですが手に持った時の軽さ、華奢さはどうしようもないものの細密感と造形のシャープさではひけを取りません。

 特にオープンカーの雰囲気を決める大事な要素であるシートと内装などの表現はトミカサイズのミニカーよりもしっかりしているくらいです。

トイズキャビンの新型アルファード&ヴェルファイア

2024-11-14 05:08:45 | アクセサリー
 今回はHOスケールミニカーの新作にして、先日入手したガチャから。

 昨年、ガチャでHOスケール(1/87)のトヨタアルファードとヴェルファイアが製品化された話をしたのですが、その後実車がモデルチェンジしたのに合わせてか、現行型のアルファードとヴェルファイアが同じトイズキャビンからリリースされました。

 前にも書きましたが、HOスケールの日本車のミニカーは種類が少なく、最近は新作もほとんど無かったですから、今回のリリースはHOゲージャーには朗報ではないでしょうか。

 以前ほどの勢いは無くなってはいるものの、アル&ヴェルコンビは現代の風景には欠かせない車の一つですから。

 造形についてはまあお値段相応のレベルですが、アルファードとヴェルファイアでフロントエンドの造形をきちんと変えていますし、インテリアも別造形でシート周りの色も変えてあるのが高級感たっぷり。
 加えて先代モデルには無かったムーンルーフが装備されているのが目新しいですね。

 で、新旧のアルファードを並べてみると実車同様「新型の方が微妙にデカくなっている」のが再現されているのが面白かったりします。

 あのオラオラ顔と車自体のコンセプトは鉄道ファンには好き嫌いが分かれるものかもしれないですが、レイアウト派には悪くはないリリースだと思います。

ヘルパのメルセデスベンツSLK

2024-10-20 05:09:24 | アクセサリー
 今回はHOゲージスケールのミニカーのはなしです(16番に非ず)

 先日、久しぶりに覗いた行きつけの中古ショップにまたもや「ヘルパのHOスケールミニカー」が大量に並んでいました。

 それも何故か「メルセデスとBMWばっかり」で、「その半分くらいがオープンカー」という不思議な並びです。
 今気付いたのですが、日本車ではHO(16番)スケールのミニカーはカーコレ80を始め、車種は拡充しているのですが何故かオープンカーはモデル化されていません。

 それどころかサンルーフ装備の奴すらないのです。

 この辺り自家用車が元々富裕層や貴族の乗り物からスタートした欧州と、戦後急速にモータリゼーションが進んだ日本との文化的な差異が象徴されている感じもしますが、まあそれは置いておいて。

 それらの並びの中からわたしの琴線に触れるモデルを2,3台拾ってきました。

 今回紹介するのは、メルセデスベンツのSLK。恐らく90年代のモデルです。

 セダンとしては非常にまっとうな作られ方をしているのに、専らオーナーの柄が悪かったせいで「オラオラ車」の元祖と化している感のあったメルセデスの中でわたし個人が一番好きだったのが初代のSLKでした(二番目はわたしがかつて乗っていた初代A160)

 「メルセデス=図体がでかい」という一般常識(笑)に反して初代SLKはユーノスロードスターに毛の生えた様なサイズ(でも実際は3ナンバーですが)にメルセデスらしからぬ凝縮感と軽快さを打ち出したデザイン。

 ロードスター特有の「キャンバス屋根の対候性の悪さと屋根を閉めた時の後方視界の悪さ」をカバーするための「全自動バリオルーフ」という(当時としては)斬新な機構を引っ提げ、クーペとオープンカーのいいとこ取りをした様なスペシャリティカーでした。
 (なので「クーペボディでありながら2シーター」という初代シルビアみたいな立ち位置のクルマでもあります)

 わたし的には「偉そうには見えないけれど運転して楽しそう」なメルセデスとして記憶に残るとともに、もしお金があったら購入していたであろう1台でもあります。

 今回のミニカーの中にそのSLKが入っていたのですからこれは即買いです(笑)

 1/87のHOスケールでなので1/80の16番と比べると感覚的にはベンツなのに軽自動車に見えてしまうサイズなのですが、ヘルパらしく造形はシャープでインテリアの作り込みもスケールを考えると良好。
 真っ赤なボディカラーと相俟って「レイアウトのどこに置いても目立つ」という人徳を持ちます(笑)

 この間のA160と併せてHOスケールミニカーの中では(わたし的に)宝物になりそうな1台でした(お値段もトミカより安かったしw)
 今回は調子に乗ってHOスケールのオープンカーばっかり何台も買い込んでしまったのですが、それらについては次の機会に。

「レッカー車」と「馬」(笑)

2024-10-06 05:24:21 | アクセサリー


 今回も帰省から順番が前後して、先日の塩尻行きの折、中古ショップで入手した変わり種アイテムから。
 こういうのは現住地や故郷ではなかなか店頭に並びませんから見つけられた事自体が有難いです。

 まずは津川洋行の昔のアイテムから
 その名も「馬」(笑)

 馬のフィギュア自体はジオコレとかジオタウンでも見かけますが、こちらは「人が乗っている馬」というところに惹かれました。
 馬単体だと単なる牧場風景くらいしか思いつきませんが、人が乗っているならもう少し使いではあります。
 (街中の乗馬クラブは大都市の中にもたまにありますし、昔の某刑事ドラマで「馬に乗って現場にやってきた刑事」なんてのもありましたから、まあ、後者は特殊すぎるシチュエーションですが)

 これくらいのインパクトがあれば多少造形がラフでも説得力はあります。

 もう一つはウッドランドシーニックスのミニカー
 ここの製品も殊、車に関する限りは他社にない使いでのあるアイテムが多いのですが、今回のは「レッカー車と旧車」

 車自体は昔のアメ車ですがレッカー車のキャラクター性が立っているのと牽引ロープなどを別体化した拘りもあって「ただ置いているだけでドラマを感じる」説得力があるアイテムです。ご丁寧に人形も2体ついていますし。

 こういうミニシーン的にミニカーを応用した製品化をするのはこのメーカーの強みの一つですね。
 まあ、今回は中古だったのでどうにか手の出せるお値段だったのですが・・・



カーコレ80のR30スカイラインパトカー

2024-09-04 05:59:14 | アクセサリー
 前回ハイエース郵便車を紹介したカーコレ80ネタですが一緒に入庫した奴がもう一つあります。

 物はR30スカイラインセダンのパトロールカー仕様。
 わたし的には「またパトカーか」とか思う時もあるのですがwそれでも見つけたのは有難い事には違いありません。

 ミニカーとしての造形については他のカーコレ80に準じたもので特に付け加えることが無いのですが、R30セダンのパトカーは80年代のパトカーの代名詞に見える位普及していました(特に地方なんかでは)

 それは実景だけのはなしではなく「西部警察」を始めとした80年代~90年代の刑事ものやアクション物の映画やテレビドラマでR30パトカーの劇用車が登場する確率は高くその意味でもなじみのある車種でもあります(何しろ「当時の巨大ロボットアニメにもR30のパトカーが登場していた」位ですからw)

 とはいえ、このモデルに関しては劇用車ではない、本物パトカーを志向しているらしく「ホイールがアルミでない鉄チン。しかもキャップ無し」というリアル重視の造形になっているところが凄い(笑)
 まあ、レイアウト上に西部警察ロケを再現しようなんてのもそうは居ないでしょうし(あ、わたしだ汗)


 とはいえ、スカイラインと言うクルマはモデルチェンジのたびにその時代時代に合わせたかのように当時のデザイントレンドを取り入れているので、1台だけレイアウトにポツンと配置しても(1960~90年代の間なら)その時代がある程度特定できるくらいの記号性を持っています。

 パトカーならばそれは猶更でしょう。

「3Dフルカラー出力フィギュア」

2024-08-31 05:11:13 | アクセサリー
 先日入手したアイテムから

 最近入荷しているTakedaというメーカーの「3Dフルカラー出力フィギュア」です。

 ここ最近はジオコレやジオタウンの人形類もお値段の高騰とコストパフォーマンスの点でバランスがとりにくい感じがしていますが、最近はサードパーティ製のアイテムが加わり、ジャンルとしては面白い傾向と思います。
 (確かKATOも同趣向の予定品をトレインフェスタで展示していましたが)

 今回の製品は3Dフォトグラメトリによるハイクオリティが売りとなっているそうで、店頭で実物を目に取ってみてその細密さに驚かされます。
 実際の人物を360°方向から撮影して合成加工し3D出力しているそうで相当近くから見ても造形に破綻がないのが特徴。

 1セット3300円ですが28体なのでコスト的にもザ人間と大差ありません。

 ただ、ここまで細密な人形ですから遠景用に配置しても勿体無い感じがします。
 これだったらレイアウトの配置によくある「コントロールボード手前に配置されたホーム上」とかに配置するのが向いている感じがします。

 あと気になるといえば、恐らくですが360°全方向から撮影する関係からか「激しいポージングのものが少ない」「ポージングが妙にちんまりしている」事。素立ちとか歩き始めとかのポーズが多く、大股で歩くとか走っているポーズが殆どありません。

 この辺りも使い所を限定している印象に繋がっている感じがします。

 とはいえ、これらがこれから改善される可能性も高いでしょうから、そこは今後に期待というところでしょうか。


カーコレ80のハイエース郵便車

2024-08-14 05:10:45 | アクセサリー
 この冬に上京した折にカーコレ80が色々入手できた話をしたのですが、あれからその勢いが止まらないのに驚いています。

 今度は近所にオープンした中古ショップでの出物なのですが、これまた前回「現行型の出物を見ない」と書いてしまったカーコレ80の現行型ハイエースの出物に当たりました。

 ミニカーのフランス車といい「〇〇の出物を見ない」と書いた後にその〇〇の出物に当たるパターンが最近多いですが、本当に神様に感謝です。

 今回のハイエースは1/80の16番スケールですが、如何にもこのシリーズならではの曲者モデル。
 何と今ではあまり見る事がない「郵便車」の仕様でした。
 (都会はともかく現住地や故郷の様な田舎では長距離輸送のトラックか軽ワンボックスの配達車のどちらかしか見ない事が多いですから。あるいは集配用にならあるかもしれませんがそれはそれで「平日の昼間しか見ない」でしょうから)

 造形は予想通りというか期待通りというか実にしっかりしたものでプロポーションやフロンドエンドの造形に至るまで隙がありません。
 真っ赤に塗装されたボディも郵便車らしい質感を感じさせて好ましい仕上がりと思います。

 郵便車はそれこそどこに行っても見る事ができるクルマでありながら、いつでもコンスタントに買えるモデルがないのが惜しいです。
 Nスケールでももう少しモデルが出てくれるといいのですが。

日野ルノーとTMSのはなし(笑)

2024-07-10 05:14:34 | アクセサリー
 今回はミニカーのはなしですが鉄道模型と関係もない事はないという微妙なはなしです(笑)

 先日(例によって)中古モデルを入手した国産名車コレクションの「日野ルノー」
 字面だけだと単にメーカー名がふたつ並んでいるだけのように見えますが、これは1956年に日野自動車が発売したルノー4CVのノックダウン車です。
 ワーゲンビートルと同様のRRレイアウトでフォルムも何となく似ていますが、サイズはビートルより小さくそれでいて4ドアという利便性が買われ、日野自動車がルノーと提携して生産した車という事です(後に国産化される)


 当時の他車に比べて幾分クラシカルなデザインですが嫌味なところがなく、当時の風景によく馴染んでいたのではないでしょうか。
 ミニカーはノレヴの1/43スケールでモデルは国産化が進んだ後期型をプロトタイプにしています。

 ところでこのルノー4CVですが、鉄道模型絡みでもちょっとした思い出のあるクルマでした。

 子供の頃に大枚はたいて購入した鉄道模型本に機芸出版社の「レイアウト全書」というのがあるのですが、その中で「或るレイアウトの1日」と題したレイアウト訪問レポート記事がありました。作中では河村かずふさ氏と山崎喜陽氏がレイアウト内の人物になり切ってあちこちを逍遥するという一種の架空レポートなのですが、その冒頭で二人がレイアウトに乗り入れるのが「TMSのルノー」で、実際にレイアウト内に4CVのミニカーを配置して撮影するという凝り様を見せます。

 (機芸出版社「レイアウト全書」170Pより画像引用)
 初読の頃は子供の事ゆえ「フランスのクルマを社有車として使うなんてTMSはお金持ちだなあ」とか思っていましたが、その頃は日野からルノーが出ていたなんて知りませんでしたから勘違いも甚だしかったことになります(但し、当時は新車の日野ルノーでも当時のサラリーマンの年収2年分に匹敵するお値段。しかもそれでもクラウンやブルーバードよりも安いのが売りだったそうですから、庶民には高嶺の花だったのには違いありません)

 この写真に出てくる4CV のミニカーはHOゲージのレイアウトに乗り入れられるサイズだった様ですが、実際にノレヴから1/87の4CVのミニカーが出ていた様です。

ノレブのルノーカラベルのはなし

2024-06-20 05:08:35 | アクセサリー
 今回のはなしは鉄道よりもクルマの方に舵を切ったネタになっていますがご勘弁を。

 当ブログを始め、ミニカー専門のサブブログでもミニカーのネタを随分と紹介しているつもりだったのですが、先日記事を整理していて愕然としたことがあります。

 それは「よく見たらフランス車が殆どなかった」事。
 別にわたしがフランス車嫌いという訳では決してなく、それどころか過去に車の買い替えで二度ほどフランス車を候補に入れていた事があるくらいです。

 子供の頃からシトロエンのDSとかは好きでしたしルノーの5とかプジョー205辺りなどは今でも古さを感じないデザインに惹かれます。
 なのでうちのミニカー群の中にフランス車が少ないのは単なる偶然と思います。

 まあ、言い訳はそれくらいにして、
 先日HOスケールのミニカーを入手できたルノーカラベルを紹介します。

 1960年代の日本で「オープンのスポーツカー」として意外に目立っていたのがカラベルフロリードでした。
 RRのレイアウトゆえにラジエーターグリルのない独特なフロント周りを持つスペシャリティカーでしたが、あの頃の日本ではサイズ的に手頃でフランス車らしい小洒落た雰囲気を感じさせる1台。

 テレビドラマなんかでの露出も比較的多かったですから、車名は知らなくても写真でも見せれば「そうそう、こんなクルマ見た事がある!」と言い出す1960年代小僧は多いと思います(笑)

 今回入手したのはノレブから出ていたクローズドクーペのカラベルですが全体の雰囲気はコンバーチブルとほぼ同じ。強いて言えばクーペの方が若干速そうに見える位でしょうか。
 全体のフォルムはこの後に出た日野コンテッサのクーペにごく近い雰囲気があります。

 で、このミニカーでまず驚いているのがこれが43分の1でもなければ64分の1でもない「鉄道模型のHOゲージ準拠の87分の1モデル」である点です。
 というか前期の国際スケールのミニカーでカラベル自体、中々ミニカー(の出物)を見なかったからです。

 前にも書きましたがこのスケールは基本「HOゲージのレイアウト用品」として認識されている事が多く、ヴィキングやヘルパ、プライザーなどの専門メーカーもあるジャンルですがノレブがフランス車中心にこのスケールのミニカーをシリーズ化しているとは思いませんでした。
 
精密ジオラマ用のパーツゆえか造形の細密感では、より大きなスケールのモデルに劣るところはなくむしろ独特の凝縮感を感じさせてなかなか楽しいジャンルでもあります。

 ラインナップの中には思わずほしくなる車種もあったので、そろそろわたし的にフランス車旋風が吹き荒れそうな予感が(汗)

 因みにこのカラベルは先日のグランシップでもこっそりとモジュールに紛れ込ませていましたが、流石に気付く人はいなかった様です。
 (上の写真の手前の道路の真ん中辺を走っていますw)

カーコレ80のハイエースパトカー

2024-06-05 05:19:45 | アクセサリー
 先日紹介したカーコレ80のハイエースのバリエーションから。

 実は救急車と一緒に買ったのが同じハイエースの「事故処理車」(あるいはパトカー)でした。
 あの当時日産のキャブオールと共に「警察署の前にたむろしているワンボックスのパトカー」としてポピュラーな存在だったのもこのハイエースです。

 
 モデルは単なる救急車の色替えではなく屋根やバンパーの造形を作り分けていてなかなかリアルなモデルになっています。

 余談ですがわたしがカーコレ80に注目し始めたのは専らHOゲージを始めた2011年以降の事で、その時点でもカーコレ80の新製品は殆ど出なくなっていたと思います。
 関心を持つのが遅かったせいで、わたしがこれを集め始めた時には目ぼしい機種は店頭からほとんど消えていました。

 その後、中古ショップなどでちらほら出物が出る様になってから少しづつ増車を続けてきているのですが、

 気が付いてみたら「その大半がパトカー」になっていたのには参りました。
 今回のハイエースや同スケールの食玩なんかと併せたら「16番スケールの西部警察」みたいになっていて驚くやら笑うやら(汗)

 これは将来「HOのレイアウトでも始めた時には沿線に警察署を作れ」と言う何かのお告げなのでしょうか?

 今ではカーコレ80自体が不人気なのか、今回の2台のお値段は「Nスケールのカーコレの3分の1」というバーゲン価格でした(笑)

カーコレ80のハイエース救急車

2024-05-15 05:21:38 | アクセサリー
 先日の上京で入手したアイテムから

 前回の時もお土産の中に16番スケール「カーコレ80」のミニカーがあったのですが、まさか今回も当たるとは思いませんでした(汗)

 物は初代ハイエースの救急車。

 今も実車の世界でもワンボックス車の中で突出した人気を誇るハイエースですが、現行型もカーコレ80で出ている筈なのにトンと出物に当たった事がありません。
 ひょっとしたらHOゲージャーのみならず、実車のファンが入手したまま手放していない可能性もありそうです。

 が、今回入手したのは1960年代末にデビューし80年頃まで売られていた初代ハイエースのモデルです。

 1970~80年代にかけて救急車と言えばクラウンかハイエースを連想する同世代人は多いと思います。

 (因みにあの頃の「クラウンの救急車」とは概ねこんなカッコのクルマです)

 リアルでなくても当時製作されたテレビの刑事ものや特撮ヒーローものなどの劇用車にもハイエースはよく登場していましたから、わたしよりもやや下の年代の人でも「テレビの画面でハイエースの救急車を観た人」は多いのではないでしょうか。

 今回入手したカーコレはマイナーチェンジで微妙に人相の悪くなった後期型をプロトタイプにしているようです。
 プロポーション、造形はともに十分合格点。
 あの頃のワンボックス車に共通していた「何となく不安定そうに見える華奢な足回り」まで表現されているのは印象面で同型のトミカより良いと思えるほどです。

 カーコレ80はHOゲージのレイアウトビルダーやジオラマモデラーにとって情景の一部として使える車種の選択がされているのが特徴ですが、このハイエース救急車などはその最たるものでしょう。
 もしHOのモデルをお持ちならクハ111辺りを置いた線路の際にこの救急車を配置するだけでも「1970年代の風景」をものした様な気分になれるのではないでしょうか?

「マイクロドールハウス」の「鉄道模型走行会」

2024-04-17 05:44:31 | アクセサリー
 昨年、ジオコレの「体育館」を入手したはなしをしましたが、わたしにとって実はあのキットでは体育館の方は付け足しというかオマケみたいなものでして

 本当の目的はそのインテリアに設定されていた「鉄道模型走行会」の方でした。
 お値段もかなり張る物でしたが帰省中で気が大きくなっていた(爆笑)事もあってつい張り込んでしまった次第です(大汗)

 このキットは元々ジオコレの「マイクロドールハウス」と呼ばれるシリーズのひとつで既存のストラクチャーにペーパーキットのインテリアを付属させたセット物でした。
 これまでにも農家の屋内、銭湯の中、体育館内のバザーなんかもキット化されておりなかなか面白い企画と思ったのですが、まさか「レイアウトの運転会」まで製品化されるとは思いませんでした。

 実はこれと同じ様なものを以前鉄道博物館のモジュール内に組み込んだ事があるのですが、何分不器用が服を着て歩いている様なわたしのことゆえ、不本意な出来になっています。
 ですがそれを置いておいても各パーツは折り畳み椅子をはじめ、テーブルや薄型モニタの台、パーテーションやホワイトボード、果ては模型運搬用のコンテナやのぼりの類までモデル化しているという優れもの。

 これを企画した人はうちのクラブの様なイベント運転会を相当に観察している様で運転会経験者のわたしから見ても「よくぞここまで」と思わせる出来になっています。

 しかも入っているのはモジュールの大レイアウトをはじめ中型レイアウトが一つにテーブルトップのレイアウトがふたつ。単なる運転会というよりも複数のクラブのプチ合同運転会に近い規模のイベントになっています。

 (余談ですがその中の中型レイアウトをよく見ると「週刊SL鉄道模型のレイアウト」そのまんまだったりして驚きました。尤もテーブル三つ分というサイズから見てHOくらいを想定しているようですが)

 ニーズがどれくらいあるのかはわかりませんが(そもそもジオコレの中でも相当にお値段が割高)レイアウトの中に鉄道模型の運転会を組み込んでみようかなと思っているユーザーがいるなら大いにお勧めできるアイテムだと思います(笑)

 とはいえ、これ単体での欠点は「ベースの建物の屋根を外して上から覗き込む」という進撃の巨人さながらの使い方しかできない点でした。
 せっかくここまで作り込んでいても眺め方が特殊過ぎる(せめて横から覗くカットモデルでなら面白かったのに)のは考え物です。