2010年冬アニメ第1話の感想文その6

2010-02-01 21:37:47 | 2010年冬アニメ関連

 今年の冬アニメの第1話ももうすぐ終盤。今回はローカル局で放送された「COBRA THE ANIMATION」「聖痕のクェイサー」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Cobra Cobra1 「COBRA THE ANIMATION」…寺沢武一の漫画「COBRA」の2作目となる新作アニメ作品で、アニメ制作はマジックバスです。自分は昔アニメ1作目を見ていたような気がしますが、コブラという名前とサイコガンだけは鮮明に覚えていました。そんな懐かしい作品が放送延期になりつつもいよいよ1月スタートということで個人的にもちょっと期待しつつ第1話を視聴してみました。

 久々に動くコブラを見ましたが、このアメリカぽいテイストのコブラの軽いノリにプテラノドンの形をした飛行機とかちょっとシュールなメカデザイン、そして無駄にエロイ美女の方々…まさにこれぞコブラといったかんじでした。そしていきなり登場のサイコガンも格好良く、さすがに30年前の作品なので多少…というか相当に古い印象こそ受けましたが面白かったです。

 コブラの声が1作目の野沢那智から内田直哉に変わっているため、実況とかではかなり非難されていましたが自分はその当時の声は全く覚えてなかったので気になりませんでした。そしてこうして改めてコブラを見ていると、葉巻くわえながらシャンパン飲んだり、美女の頼みはどうしても断れなかったり、「クリスマスに働いてるのはサンタくらいだぜ」といった独特の言い回しとか、こういう男らしいキャラが最近のアニメには圧倒的に不足していると思います。

 1話では太陽系を救う鍵となるアイテムを持ったまま海賊ギルドと一戦交えたりしながら問題の惑星にたどりついたところで終わっていましたので次回以降も楽しみです。そしてこの作品、放送局がBS-11だったので最後に恒例の実写コーナーがあったんですが…これは必要あったのか分かりません。ていうかこの2人誰?

Kueisa Kueisa1 「聖痕のクェイサー」…月刊チャンピオンREDで連載されている原作・吉野弘幸、作画・佐藤健悦の漫画「聖痕のクェイサー」のアニメ化作品で、アニメ制作はフッズエンタテインメントです。

放映開始前から監督がおっぱいについて熱く語っていて「この作品はおっぱいが全てです。」とまで言い切っていたこの作品、巷ではかなりエロいためアニメ化は不可能ぽい発言も見られたため一体どうやってアニメ化したのか気になるところではありました。

Kueisa2 Kueisa3 そして色々と期待しながら第1話を視聴してみたんですが…これは…エロいシーンは軒並みカットされていて何をしているのか全く分かりませんでした。大抵の萌えアニメで規制が入ると白い湯気とか霧とか黒いボカシとかで隠すのが通常ですが、この作品は止め絵とかで規制をかけていて、さらに本編の内容にまで規制をかけているから話の内容まで分からなくて第1話から意味不明な展開でした。とりあえずクェイサーと呼ばれる人間が何かと戦っているようで、ソーマと呼ばれる物質をおっぱいから吸収?するんでしょうか。

 最後はクェイサーのアレクサンドルが「お前の言葉では俺の心は震えない」とか「俺に近づく者には災いが降りかかる」といった中二発言のあとに燈のGカップおっぱい鷲づかみして「ハラショー」で終わり結局何がしたかったのか分かりませんでした。

 そして2話ではさらに規制がかかっていたそうでますます意味不明だったために地上波で流す意味があるのかとまで言われて、この作品は通称「規制痕のクェイサー」とか「聖痕のキセィサー」とまで呼ばれて散々な評判でした。

 そんな事態に憂慮したのか分かりませんが、当初制作側で予定していた有料の規制無しディレクターズカット版の配信を予定より前倒しにして放映することが決定され、それを視聴した紳士達によるとこんなの放映したら逮捕されるレベルだったそうです。自分もちょっと比較画像を拝見しましたが、素晴らしいほどにおっぱいに対するこだわりを感じました。

 最初から有料配信とBD・DVD売り上げで元を取ることを前提に作られている作品なせいか、ここまで開き直った作風だと逆に好感を持ったりもしました。少なくとも地上波放映版では内容が全く分からないため単なるキャラ萌えアニメとして見るならイケそうなかんじがします。

 この作品、内容は意味不明でしたがキャラクターの作画はかなり良くパンチラも有りエロに関しては今期で上位に入るほど素晴らしいのでそこだけは高評価だと思います。