2015年春アニメ「魔法少女リリカルなのはVivid」第1話の感想文

2015-06-13 21:10:52 | 2015年春アニメ関連

今回は息の長いシリーズになっている作品の4期「魔法少女リリカルなのはVivid」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

「魔法少女リリカルなのはVivid」…月刊コンプエースで連載されている、原作都築真紀、漫画藤真拓哉の漫画「魔法少女リリカルなのはVivid」のアニメ化作品で、アニメ制作はこれまでのセブン・アークスから代わりA-1Picturesです。初代から数えて実に4期目となります。

リリカルなのはシリーズといえば熱血魔法少女ものとして一時期非常に高い人気を誇っていて、リメイクされた劇場版も面白く人気作なところに納得でした。しかし3期でキャラを増やしすぎたことや作画崩壊などで人気が下火になり、しかも今回の4期は3期から8年と非常に年月が離れてしまっていること、そしてさらに追い打ちをかけていたのは「魔法少女まどかマギカ」の登場による魔法少女ものの新たな一面が開拓されたことでしょう。今では熱血魔法少女ものは一昔前というイメージがついてしまっていました。

それでも面白ければまた人気が再燃するかもしれないと期待はしましたが、正直なところ終始つまらなかったです。まずいきなりなのはが子持ちで成長しているというのが衝撃的です。しかもなぜそうなったかが全く語られません。しかも主人公の高町ヴィヴィオがオッドアイというのも時代を感じます。この古くささと、原作特有の絵柄が合わさって全体的に2000年前半アニメという印象が強かったです。

結局見ていて懐かしさを感じたのはなのはとフェイトの存在だけであとはほとんど新作といったかんじでした。変身シーンだけ妙に気合いが入っていましたが作品の特徴であった熱い展開は皆無で盛り上がりもなく、ラストで登場した謎の女にも特に興味は出ず、なんとも終わってしまった作品なんだなーと哀愁さえ感じるほどでした。

作画はイマイチです。今まで制作していたセブン・アークスは作画が怪しいので有名ではありましたが、今回制作したA-1Picturesもおそらく人員を割いていないのか最初から作画はショボく非常に不安定です。しかしBGMは良好で、変身シーンやなのはとの約束のシーンなど印象に残るBGMがあったのは良かったです。主題歌は歴代どおり水樹奈々と田村ゆかりが担当していましたがややイマイチだったのは残念です。

総評

1話の全体的な感想としては、3期以降一気につまらなくなった印象ですが、今回の4期で間が開きすぎたことでさらにつまらなくなっていました。キャラが誰が誰かほとんど思い出せなかったうえに説明もほとんど無く、3期と4期の間になにが起こったのかも語られず淡々と話が進んでいたため全く話についていけませんでした。

1話の個人的評価としては、目に見えてオワコン化していてつまらなかったので視聴打ち切り予定のCランクです。