2014年春アニメ「ピンポン THE ANIMATION」第1話の感想文

2014-04-25 00:48:48 | 2014年春アニメ関連

今回はフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作「ピンポン THE ANIMATION」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Pinpon Pinpon1 Pinpon2 Pinpon3 「ピンポン THE ANIMATION」…週刊ビッグコミックスピリッツで連載されていた、松本大洋の漫画「ピンポン」のアニメ化作品で、アニメ制作はタツノコプロです。原作の知名度こそあまりありませんでしたが、監督が「四畳半神話大系」の湯浅政明だったことから一部での前人気は高い作品でした。

Pinpon4 Pinpon5 Pinpon6 Pinpon7 最初から良く分からない学校の卓球部からスタートし、主人公達は期待の1年生ということしか語られなくキャラクターの掘り下げはほぼ皆無でした。普通ならこの時点でつまらないアニメになりそうですが、この作品はひと味違っていました。

Pinpon8 Pinpon9 Pinpon10 Pinpon11 特に目を引くのが独特のカットインの演出です。コマ割りや文字を多用した演出は非常に斬新で目を奪われ、しかも音もリアルで卓球シーンに関しては文句無しの出来栄えでした。後半のウェンガとの対決シーンはドライブショットを使っていたことも分析していて面白かったです。

Pinpon12 Pinpon13 Pinpon14 Pinpon15 中盤で第1話のタイトルの意味が分かるシーンも面白く、細かいところで湯浅監督らしい演出や構成があり視聴していて飽きがこない内容でした。良くも悪くもノイタミナ作品らしいクセが強い作品に仕上がっていたように見えます。

作画は良好です。萌えとは全く無縁のクセの強い絵柄ですが逆に手間をかけているように見えました。鉛筆で描かれたようなタッチの数々が目を引きます。BGMはほとんど無いように感じましたが、卓球シーンで無音だったのは対決を際立たせる演出だったのかもしれません。主題歌はやや良かったです。

総評

1話の全体的な感想としては、正統派卓球アニメながら独特の演出がプラスされ面白い作品になっていました。クセが強い絵柄は人を選ぶかもしれませんが卓球シーンは迫力もあり見応え十分で、先も気になる終わり方だったので期待もできそうです。

1話の個人的評価としては、湯浅監督の作品なので期待度の高さに加え卓球アニメとしても面白そうだったので永久保存版のAランクです。これをどうまとめていくのか期待したいところでした。