2011年秋アニメ「HUNTER×HUNTER」第1話の感想文

2011-10-30 02:46:46 | 2011年秋アニメ関連

新作アニメが次々と始まっている中、異色として約10年ぶりにリニューアルした新番組アニメも存在します。今回はそんな新作として生まれ変わったアニメ「HUNTER×HUNTER」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Hunterhunter1Hunterhunter2「HUNTER×HUNTER」…週刊少年ジャンプで連載されている冨樫義博の漫画「HUNTER×HUNTER」の新作アニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。かつてアニメ化がされていましたがあの頃は1999年製でしかもフジテレビ系列日本アニメーション制作でしたが今回は2011年版になりしかも日本テレビ放映と、ほぼ完全に別物となりスタッフ及び声優も一新されています。今でも根強い人気を誇るこの作品、果たして新作になりどのような出来になったのかと気にしつつ第1話を視聴してみました。

そして始まるオープニングですが、妙にさわやかで王道冒険アニメといったかんじで第一印象は上々だったと思います。そして衝撃だったのがキャラクターデザインが吉松孝博!マッドハウス制作アニメで吉松孝博キャラデザとなると「TRIGUN」を思い出します。そのせいかレオリオがヴァッシュにしか見えませんでした。

Hunterhunter3Hunterhunter4Hunterhunter5Hunterhunter6しかし今回の新アニメシリーズ、原作と大きな違いが1つあり1話では主人公ゴンがハンターを目指すきっかけになった重要人物カイトとの出会いがカットされています。そのためゴンは最初から父親ジンがハンターとして活躍していることを知っていて「息子より大事なハンターという仕事をしてみたい」という理由からハンター試験を受けに行ってます。実際カイトとゴンが1話以降再会するのがグリードアイランド編が終わった後で相当先の話になる分、この判断は賢明だったかもしれません。

Hunterhunter7Hunterhunter8Hunterhunter9Hunterhunter10原作ストックが大量にある分サクサク話が進み1話が終わった時点ですでに港町にまで着いてしまいましたがその分テンポが良く、クラピカの過去やレオリオとの言い争いなど重要なポイントは押さえてあったため良くできていたと感じます。ゴンの声優をしていた藩めぐみは新人ながら少年ぽい演技がなかなかうまく、さりげなく親子で共演していたのも印象的でした。

作画はマッドハウス制作なだけあり安定していたし、この分なら戦闘などのアクションシーンも十分期待出来そうでした。主題歌も良く、オープニングの爽やかな印象とは裏腹にエンディングはヒソカが目立ちまくりで、Fear, and Loathing in Las Vegasの曲と共に光るシーンが見事でした。

総評

Hunterhunter111話の全体的な感想としては、原作が非常に面白い分どうなるかと思いましたが、さすがマッドハウス制作なだけあり良く出来ていて面白かったです。原作のストックも十分あるしマッドハウスは変なオリジナル展開を滅多に入れないため安心して視聴できそうでした。4クール以上確定のようだし日テレが本気で取り組んでいる様子もうかがえます。

1話の個人的評価としては、安定した面白さだったし作画も非常に良くこの先も十分期待出来そうだったので永久保存版のAランクです。