2011年秋アニメ「Fate/Zero」第1話の感想文

2011-10-13 21:16:15 | 2011年秋アニメ関連

今期の秋アニメといえばやはりこの作品を無しにしては語れません。今回は2011年秋アニメの大本命と言われたこの作品「Fate/Zero」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Fatezero1Fatezero2「Fate/Zero」…TYPEMOON制作の18禁ゲーム「Fate/stay night」のスピンオフ小説「Fate/Zero」のアニメ化作品で、アニメ制作はufotableです。元々大人気作品なFate作品に加え小説版の執筆者は「魔法少女まどか☆マギカ」で圧倒的な支持を獲得した虚淵玄、しかもアニメ制作のufotableは「テイルズ オブ エクシリア」の作画で高い評価を受けていたため前人気は猛烈に高く秋アニメの本命中の本命と言われていました。

Fatezero3Fatezero4Fatezero5Fatezero6最初はドイツ・アインツベルン城から始まり続いてイタリア・トリノで聖杯戦争についての解説含め遠坂時臣と言峰綺礼の打ち合わせが行われていましたが、そこでの説明シーンで綺礼の父と遠坂時臣がぐるぐる回りながら説明しているシーンは、最初はあまり気になりませんでしたが改めて見てみるとかなりシュールでした。

Fatezero7Fatezero8Fatezero9Fatezero10続いて間桐雁夜が登場していましたが、ここのシーンで原作未読者の自分にとって初の違和感があり、「Fate/stay night」でヒロインの一人だった遠坂凜が子供時代でいましたが、さっき綺礼のシーンで聖杯戦争は60年周期とか言っていたような…初代の聖杯戦争は今回が終わってから数年後にまたすぐ始まったんでしょうか。

間桐の蟲のシーンはグロすぎのCG浮きまくりのかなり強烈なシーンだったので虫嫌いの人には相当なレベルだったかもしれません。ここでは間桐家の聖杯にまつわる事情及び説明があり、こちらにも聖杯が欲しい理由が明かされていました。

Fatezero11Fatezero12Fatezero13Fatezero14続いて登場したのがロンドンの時計塔でしたが、こちらで登場していたウェイバーは他の聖杯戦争の参加者に比べてずいぶんと参加した理由が軽いような印象を受けたため、やはりこのような作品ではこういう動機が軽そうな人物も欠かせなさそうです。しかしこういうキャラはどう見ても最後まで生き残らないような気がしてちょっと可哀想な気がしてしまいます。

Fatezero15Fatezero16Fatezero17Fatezero18今回の1話で参加が確定した聖杯戦争の参加者が紹介されたのはここまでで、後半はその5人の動向が語られていましたが、中でもセイバー陣営の衛宮切嗣とアサシン陣営の言峰綺礼がお互いを推測し合うシーンは非常に印象深かったです。思わず切嗣の隣にいたアイリのおっぱいに目が行ってしまいがちでしたが、この作品では女性キャラより圧倒的に男性キャラが多く魅力的な人物が揃っていて見応えは十分でした。

Fatezero19Fatezero20Fatezero21Fatezero221話ラストで行われた英霊召喚の儀式のシーンでの盛り上げ方もうまく、最後にセイバーが召喚されたときにはあの名言が!そしてその勢いのままオープニングが流れ映画のようにスタッフロールが流れていく演出はまさに映画でした。

作画は非常に良く人物はもちろん背景に至るまで相当作り込まれていました。久々に表舞台に出てきたufotableだけに気合いは十分です。作中のBGMも作品を盛り上げていたし、主題歌も格好良く自信作と言うだけのことはありました。

総評

Fatezero23Fatezero241話の全体的な感想としては、まるで映画のような1話でした。初回から1時間放送ということで相当な気合いが入っているのが分かるし作画においても文句は無かったです。あくまで今回の1話は設定などの説明といったかんじだったため本番は2話からといったところでしょうか。

1話の個人的評価としては、これから面白くなりそうな予感はしたし作画は素晴らしかったし、原作者の虚淵玄が脚本の監修もしているそうだからこれから十分期待できそうなので永久保存版のAランクです。

原作を知っていればもう間違いなく神作品なのかもしれませんが自分は原作を読んでいないので、初回は説明を理解するので精一杯でした。試写会では大絶賛だったらしいですが原作未読者の自分から見ると「お、なかなか面白そう。」くらいの印象でした。公式がちょっとハードル上げすぎな気がします。